2006-12-04
茅葺きの村で
十年来、空家となった茅葺きの民家を使わせてもらっている。学生達はここで寝泊まりしたり自炊したりする。その間やってきたことをちょっと披露しよう。まず、農村の、それもかつての伝統的な暮し体験。雪下ろし、草刈り、茅刈り、差茅、炭焼き、そばの栽培とそば打ち。そして夏には街灯がないから天の川や流れ星がはっきり見えて、夜明け前にはヒグラシの大合唱が聞かれる。村づくりの手伝いとしては、峠越えの道しるべ制作や、村の人達といっしょに汗を流した石積みの水路づくり。もちろん研究もやっていて、村の風景、民家や、茅葺きに関する研究、そして村の将来計画策定。でも最も貴重なのは、村の人との交流だろう。参加希望、歓迎です。