2006-12-04
景観シミュレーション
山形の中心、七日町通りの突き当たりに旧県庁が保存修復されてしばらくして、高層マンションの計画が伝えられました。どうも旧県庁の上に聳えて見えるらしいのです。ある場所(視点場)からどっちが高く見えるかは計算でわかります。でもどんなふうに見えるのか正確な景観を再現すれば、どうしたら良いかも話し易くなります。マンションが実際に建つ前に、仮想現実を作って皆で検討する方法は、まちつくりや町並形成にとって有力な方法です。学生の協力で作成された上のようなイメージが多くの関係者の前でプレゼンテーションされた結果、マンションは階数を低くして旧県庁の上に見えないように建設されました。