2014-12-11
建築・環境施工演習(TAレポート) 四週目
四週目の授業では、粗朶柵の完成を目指して作業を行っていきました。それぞれの班がその場所から読み取った人や水の流れなどを踏まえながら、柵にどのような意味や役割を持たせ形としていくのか、班員全員で相談し協力し合い作業を行っている様子が伺えました。
この班は支柱にかける粗朶の本数や間隔を調整しているようです。造ったものを通してこの場所を訪れる人にどのような印象を与えていくのかを考えながら調整を行っているようでした。
他にも、周辺の樹木や刈り込みの高さに合わせて柵の高さを調整していたり、雨水を誘導するための排水溝を造っている班もあり、作業場所の環境を班ごとに読み取っていました。
柵に使用する粗朶となる枝は、作業場所内の樹木を間伐したものを利用しています。
材の入手と同時に間伐した木材や刈った草の整理を行っていました。現場での材料の入手や最終的に空間を整える上で大切となる整理整頓を実際の活動の中で体感していたようでした。
来週はいよいよ製作した柵の完成と現場での発表です。
作業を始める前と後でどのような変化が現れてくるのでしょうか。
TAレポート 大学院1年 大谷祥太郎