2009-10-07
カウフマン氏講演ご報告
こんにちは。
今日、古くなったスイカを庭に埋めました。
古川です。
たくさんスイカが生えてきますように。
ヘルマン・カウフマンさんの講演会が昨日無事終了し、
ひと段落ついた準備室。
やっとブログが更新できますので、さっそくご報告です。
ヘルマン・カウフマン講演「WOOD WORKS」は大盛況のうちに終了しました。
多くて150名くらいかしら。。。と勝手に予測していたのですが、
250名を越す動員でした。
建築・環境の学生ももちろんたくさん来てくれましたが、
地元の建築事務所や工務店の方々。
役所でまちづくりに携わっている方々。
他大学の学生の方々。
卒業生たち。
(ブログみてくれている方が多いみたいで。ありがとうございます。)
そして近くに住む一般の方々。
さまざまな方と、
この密度の濃い時間を共有することができました。
お聞きいただいたみなさま、いかがだったでしょうか。
感想をおきかせいただけたら嬉しいです。
撮影しそびれましたが、
建築の写真だけでなく調査や分析のスライドもたくさんありました。
以下、個人的な感想です。
私は、カウフマンさんの話に夢中になっていて、
2時間がとても短く感じました。
カウフマンさんは
優しく紳士的なオーラにあふれたとても自然体な方です。
でも講演で話された言葉は完結で力強く、熱がこもっていました。
知らず知らずのうちに言葉に聴き入ってしまう、
とても影響力のある人物だと思いました。
そして、馬場先生も質問の際言っていましたが、
自然に負荷をかけない、という考え方が
建築の隅々まで貫かれていることに、感動を覚えました。
それは、ファッションとしてのエコではなく、
人間が生物学的に無理をしない生き方をするべきだ、という、
根本的で包括的な哲学から、枝葉を持って派生したものです。
金銭的にどんなに非合理的でも、その信念は1ミリも揺るがないというかんじで、
素直にかっこいいなあと思いました。
「建築家が建設業界のさまざまな職種をひっぱっていくべき」
「希望にかなう建材がないのだったら、新しい建材を開発するように働きかけるべき」
そういう理想をこんなに堂々と語れるからこそ、
この人はこれまで、
たくさんの企業や人を動かしてくることができたのだろうなあと、
そう思いました。
「お金ないからなぁ。法律あるし。」
とかいいわけしたくないですね。
カウフマンさんの話を聞いてそんなふうに、
人間的な部分でおおきなインパクトをもらいました。
聴けてよかった。
さて、講演会終了後は先生たちと学生数名と、
オビハチで懇親会です。