2008-12-21
最上町のイベント
助手の渡部桂さんが中心となって、サスティナブルタウン10の提言で協同している最上町で、間伐材でつくったキャンドルスタンドをつかって、エコイベントが行われました。木をつかっていろいろなことができるひとつの実験なのですが、むずかしいことではなく、キャンドルをつかって、それを眺めながら、電気の大切さや木でできるいろいろなことに思い馳せまし
2008-12-13
Cultivate/CAt の建築
本館7階のギャラリーで、CAtの建築展が始まりました。
それに合わせて、小嶋一浩さんと赤松佳珠子さんの講演会が行われました。
その建物は、だれも行ったことのないような西アジアだったり、ベトナムだったり、ちょっと想像しにくいところですが、いろいろな小学校をつくってきた彼らのやり方が、さまざまな条件にあわせて、変化し進化しているのがよくわかりました。
展覧会は24日までやっています。ぜひ、ギャラリーに足をお運び下さい。
2008-12-03
山形R不動産始動
山形R不動産のプレスリリースがありました。実はこのプロジェクト、かなり前から準備が進んでいました。暑い夏、学生たちが山形市内をめぐり、空き物件をさがしたりそのデータをつくったり、いろいろな活動をしていたのです。そこで驚いたのが、空き物件の数。とても多くの物件が空いています。ただ空き物件を載せるのではあまり意味がないのです。そこで、馬場さんたちは、これらをどう生かせるかに注目して、そのアイデアをのせつつ、ホームページをつくることにしました。ですから、いろいろなアイデアは応用可能です。
今回、旅館を下宿に改築する案などは、そのままどこかで使えそうです。学生たちは、リアルな物件をどう改修かに思いを馳せ、いろいろな提案を考えています。
山形R不動産では、本当に安い物件を工夫次第でどう使えばうまく活かすことができるかと言うところがポイント。お金をかけず、知恵をしぼって、いままでとは全くちがった方法を模索します。そこには、柔軟な思考と継続性が必要なんですが、おそらく、馬場施先生、楽しみながら学生と一緒に乗り越えていかれると思います。
先日、TV局がたくさん来て、夕方のニュースに映ったので、発表していた学生はお母さんから「あんたテレビに映ってたわ。」って電話をもらったそうです。(笑)いずれにしても、すこしずつ動き出します。
2008-12-02
授業
今日は建築デザイン概論の授業。建築家から見たサスティナブルの話しをしました。
ポイントは、
1、化石エネルギーをつかわない脱石油社会をめざすこと。
2、再生可能エネルギーは太陽、風力、水力、バイオマス。だからといってバイオエタノールはよくない。
3、建築は断熱が大事。でも、自然とふれあうことがとても大事などなど。
エコってなんだかすこしわかりやすくなったと思いませんか。
2008-11-28
東北のサスティナブルタウンのための10の提言
建築・環境デザイン学科では、ワーキンググループをつくって、どうしたらサスティナブル(持続可能な)社会が実現できるか検討を進めていました。その結果、できたのがこの10の提言。現在、使っている石油や石炭などの化石エネルギーではない、再生可能なエネルギーをつかうことを前提とした社会に向けての提言です。このなかでもっとも大きな問題はいかに私たちが、かわっていけるかということ。そのためのしくみづくりや住民の合意形成なども視野に入れていきます。
今回、この作業を通じてわかったのが、一般の住宅や会社などで使われるエネルギーが、意外と多いということ。なんとかするには、断熱をしなければいけません。(逆にいうとちゃんと断熱すればよいともいえます。)そういうことを、カード一つ一つのテーマとして考えていきたいと思っています。
また、これは学校の教材としても使えます。(もちろん、私たちの3年生の演習でも使います。)カードそれぞれに担当を決め、そのカードのトピックに応じて、実際の政策や活動をチェックし、対策を練ります。それを繰り返すだけで、まちはどんどんサスティナブルになっていくのです。
いろいろな場所や組織でもすでにやっているかもしれませんが、まだまだ不十分です。道のりは長いのです。ただ、これはつらい道のりのではありません。新しい工夫が生まれたり、新しい産業が生まれるような物なのです。
エネルギーの中心が、石炭から石油に、それから自然エネルギーに移っていく過渡期なのです。それを学校から社会に問いかけるかたちで進めていきたいと思います。
興味のある方がいらしたら、ぜひ、アクセスください。社会人の方、お役所にお勤めの方、学生の方、いずれも歓迎です。
東北芸術工科大学 広報室 023-627-2246
2008-11-18
ワンデイプロジェクト
その名の通り、一日のプロジェクトです。朝、課題が提出され一日かけて2年生から大学院生まで参加します。提出物も小さいので、技術よりもひらめき勝負のコンペです。
藤森先生の課題は『茶室』
みんなが畳の茶室をつくることに、藤森先生は「こんなに伝統というものが残っているなんて」と先生はびっくりしておられました。もうすこし、お茶を飲むとかリラックスするとか、そういう部分の案もあればよいなと思いました。
そのなかで小ささを追求していったら、こうなったという留学生チーム「ミリアム、マリア、エリザ」の案が優勝。本当に小さくて、頭を突っ込んでお茶を飲むのです。見てください。こんなに小さいんです。動いたら、揺れそうですね。
優勝の副賞に、藤森さんの作品集をもらっていました。
彼らはデンマーク王立アカデミーの学生。交換留学制度で来ています。
うちの大学からも行きます。今度はその内容を書きましょう。
2008-11-14
取手アートプロジェクト
取手アートプロジェクトに、公募展で選ばれたアーティストに混ざって、建築・環境デザイン学科の学生も参加しました。
アートプロジェクト自体が井野団地という団地で行われました。団地の人に声をかけて、本を集めてもらい木漏れ日のなかで読書のできる屋外図書館をつくりました。名付けて《いのとしょ》。屋根にはビニルハウスで使われるビニルをつかった屋根が、木からぶら下げられました。
2008-11-11
課題発表
いよいよ課題の発表です。
藤森先生の講評はとてもあたたかいものでした。ひとりひとりににそれぞれのコメントを頂きました。ときどき、学生の製図の上に、こうしたらよいよ。といろいろ描いて頂きました。
歴史家としての、いろいろな体験談を交えつつ、細かい表現に対するこだわりや判断は切れ味のよいデザイナーのものでした。
2008-11-08
課題製作真っ最中
今回の3年生の課題を担当してくださるのは、客員教授の藤森先生。課題の内容は「九の間」(ここのま)を持つ住宅です。3年生にとってはやさしい課題ですが、藤森さんがどんな切り口で評価してくれるのかまったく想像がつきません。馬場先生、山畑先生や私が中間発表は見たのですが、そのときの指導が的確かどうかは、藤森さんが来てくれて初めてわかります。
でも、ものすごく歴史にも詳しいし、いろいろ設計していらっしゃるので、いろいろな指摘が、、、あるかも、楽しみです。
学生は緊張しているらしく、課題の仕上げもはやいようです。
2008-11-01
東北R計画
ちょっと、まえの話しになりますが、せんだいメディアテークでシンポジウムが行われました。テーマは「東北R計画」。Rはいろいろな意味がありますが、rebirth(リバース・生まれ変わる)とかrenovation(リノベーション・再生する、元気づける)とか、いまあるものを利用しつつ、次につなげていこうとするRです。
自然豊かな東北ならではの藤森さんの建築や東京R不動産の紹介などおもしろい話しでした。私は、耐震改修のリノベーションの話しをしました。地震に対する耐性が弱いビルを、構造を直しつつ、デザインの力でよみがえらせようとするものです。
一番びっくりしたのは藤森さんの発言です。
藤森さんはなにか、一年かけて、東北でつくりたいとのお話。学校のなかに藤森さんの建築ができるのかもしれません。本当に楽しみになってきました。
2008-10-21
花屋さんのコンペ
仙台の市場のなかにある花屋さんが新しいお店を出すのに、東北芸工大生のフレッシュな意見を求めていらっしゃって、それを選ぶためのコンペティションがありました。
学生のデザインがひょっとすると、現実の花屋さんになるかもしれません。応募作品11案。いろいろな案がありました。土が固まった物や、ガラスの透明感を活かしたもの。業態それ自体を変えてしまうようなもの。ひとつの花屋さんのための案がたくさん集まりました。花屋さんにとってもいろいろな刺激になったそうです。
一等は大学院2年生の渡部さんの案。四季それぞれにお店が変わっていくという案。とても楽しそうなおみせだと思いました。
それを小さな冊子にしてプレゼンテーションしてくれました。
2008-10-09
建築・環境デザイン学科のブログができました。
ついに東北芸術工科大学 デザイン工学部 建築・環境デザイン学科のブログができました。
これから、建築・環境デザイン学科で行われるいろいろな取り組みやイベントのこと、学生生活のこと、いろいろとりあげていきたいと思います。
よろしくお願いします。
もし、質問とかわからないことがあれば、どんどんコメントを書き込んでください。