2012-10-30

TUAD mixing! 2012「記憶の声 Voices of Memory」

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[お知らせ]
TUAD mixing! 2012 
記憶の声 Voices of Memory 原高史×Responsive Environment(西澤高男)
会期=10月22日[月]→11月8日[木]
会場=東北芸術工科大学 本館7階ギャラリー/本館前広場
(本館前広場でのインスタレーションは10月31日[水]まで)
休館日=10月28日、11月3日、4日 (日、祝日休)
主催=東北芸術工科大学
企画・お問い合わせ=美術館大学センター 
Tel 023-627-2091
Fax 023-627-2308

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スペシャル企画?「声:言葉のもつ力 〜ぼくたちの未来宣言」
日時=10月31日(水)18:00−20:00(申込不要)
会場=本館7階ギャラリー
別会場=本館408
(会場が満席の場合は別会場にてU-streamで視聴できます)
ゲスト=山川健一(作家、本学文芸学科長)、竹内昌義(建築家、本学建築・環境デザイン学科長)
アーティスト=原高史、西澤高男
※USTREAM配信あります
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スペシャル企画?
「記憶と風景 〜忘れられない風景について」
日時=11月8日(木曜日) 18:30-20:00(申込不要)
会場=本館7階ギャラリー
別会場=本館201
(会場が満席の場合は、別会場にてU-streamで拝聴できます)
ゲスト=五十嵐太郎(建築史家、東北大学教授)、根岸吉太郎(映画監督、本学大学長)
アーティスト=原高史、西澤高男
※USTREAM配信もあります。
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□ Artist
原高史|Takafumi Hara
現代美術家。東北芸術工科大学デザイン工学部グラフィック学科准教授。1968年東京生まれ。1992多摩美術大学大学院絵画学科油画専攻修了。200−2002年ドイツ・ベルリン滞在。平面作品の他、ワークショップやプロジェクト型のアート活動を国内外で幅広く展開している。歴史的建造物の窓にその土地固有の記憶や、人々の思い出にまつわるパネルを展開していく窓プロジェクト《Signs of Memory》は、人と人との対話から生まれるアートである。今回は7階で平面作品(新作)を出品するほか、白い椅子を使った屋外でのプロジェクト型インスタレーションを展開する。
http://takafumihara.jp/

西澤高男|Takao Nishizawa
建築家・メディアアーティスト。
東北芸術工科大学デザイン工学部 建築・環境デザイン学科准教授。1971年東京生まれ。1995年横浜国立大学大学院工学研究科計画建設学専攻修了建築設計事所”buildinglandscape”、及びメディアアートユニット”Responsive Environment” 共同主宰。
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□Responsive Environment
空間に関わる様々な領域をクロスオーヴァーするコラボレーションにより、空間表現を行うユニットである。1993年の結成以来、様々なパフォーマンス、インスタレーションや建築に関わる作品の制作、プロジェクトの発表を行ってきた。2004年より本学プロダクトデザイン学科専任講師の酒井聡もメンバーとして加入。松島紅葉ライトアップ、車座 −Post Peak Oil Orchestra−(谷川俊太郎/覚和歌子 詩の演出)、東京カテドラル聖マリア大聖堂マルチメディア空間パフォーマンスなど、照明装置を使ったインスタレーション多数。

2012-08-19

3年生 近自然工法 2009年

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課題概要

「千歳山公園」は千歳山の麓の、秋庭山、雷神山に挟まれた傾斜地に位置し、周囲には数々の自社が建ち、加えて、後背の平清水は古来窯場の集まる陶里として知られ、千歳山と合わせて都市計画法による風致地区に定められており、緑濃い屋敷町の趣を残し、自然と親交の一大拠点と目せる場所生を有したところです。しかし他方では、地区を貫く恥川のコンクリート護岸築造など、当の場所性の遺失が建年される面もあり、こうした場所性を理解し、その本質的継承・進展に寄与するデザイン解を導くことを目標としています。

 

最優秀賞

意識の昇る公園を目指して
野呂光平、工藤裕太

対象地一帯は、縄文時代より「端山信仰」の舞台となった。死者の霊が公園の背後に控える千歳山へと昇り、子孫を見守るというもの。それ故、千歳山は人々にとって特別な意味を持ってきた。ところが現在はそのような場所性が、宅地化や国道開発によって薄れつつある。そこで、人々に千歳山への意識を想起させる公園を、大地を構成する流紋岩の「みち」によって構想した。染井吉野の下を潜るみち。平清水焼の窯に使われていた赤レンガによる切り通しのみち。千歳山の植生を構成する赤松の下を潜るみち。それ故、千歳山は人々にとって特別な意味を持ってきた。ところが現在はそのような場所性が、宅地化や国道開発によって薄れつつある。そこで、人々に千歳山への意識を想起させる公園を、大地を構成する流紋岩の「みち」によって構想した。

 

[講評]
日常的な生活空間の一部となった当地に地区本来の精神性を回復しようと構想し、材料・工法・構造・造形について緻密に検討をしつつ、創造性と具体性を兼ね備えた質の高い提案を作成した。自身の志向に適う表現手段を開発できたことも評価する。(廣瀬俊介)

 

優秀賞

人と公園を結ぶ建築、人と場所を結ぶ公園
上原由吏江

[講評]
地形、潜在的植生についてよく調べ、地区の人々の生活についてよく考えながら、土地の可能性を総合的に引き出して周辺の暮らし手の日常を豊かにし得る提案を作成した。確かにこの場に合うと同意できる感性的着想と、これを具体化する方法を明確に提案した。自身の志向に適う表現手段を開発できたことも評価する。(廣瀬俊介)

 

人と公園を結ぶ建築、人と場所を結ぶ公園

菅野彩菜

[講評]
確かにこの場に合うと同意できる感性的着想と、これを具体化する方法を明確に提案した。自身の志向に適う表現手段を開発できたことも評価する。(廣瀬俊介)

2012-08-18

3年生 サスティナブル・コミュニティ 2009年

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最優秀賞

食とエネルギーから取り組む農山村における持続可能な地域づくり
後藤東 志村ちあき 佐々木愛奈

[講評]
地域住民の生活を表情豊かにとらえ、実現も可能な親近感のある提案を行うことで、地域に自信と希望を与えた。

 

優秀賞

山元エコビレッジ構想 -ここにあるもの、使わなきゃ損!!―
齋藤亜衣 照井真衣 玉津愛弓

[講評]
地域の資源となるテーマを絞り込み、深く掘り下げることで、具体的で地域にとっても有用な提案を行った。

2012-08-17

CSRデザイン&ランドスケープ株式会社

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高校生のころ美術部で油絵に励む日々だった私にとって生まれ育った地域にできた憧れの大学でした。在学時は以前から興味があったランドスケイプの専攻し、演習課題で取り組んだ「農村計画」や「街区公園の設計」など現場を歩き回って取り組んだことは特に印象に残っており、いまの仕事に通じています。現在の職場は、主にランドスケイプの設計、施工、植栽管理があります。この仕事の魅力は、仕事に携わった人、利用する人など様々な人が豊かな気持ちが持てることです。大学で学んだことを活かして、これからもランドスケイプに携わりつづけたいと思っています。

2012-08-17

3年生 コミュニティの計画 2009年

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最優秀賞

コミュニティの計画
榮利佳

 

優秀賞

コミュニティの計画
齋藤亜衣

 

コミュニティの計画
布川裕晃

コミュニティの計画
小屋野広美

2012-08-17

渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所/豊橋技術科学大学

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旅や設計課題、友人との議論、セルフビルドやまちづくり関する課外活動などに打ち込んでいた在学時代。建築、構造、まちづくりなど様々な分野の先生方がいるので、よく話や相談ができる環境がありました。現在の仕事は、建築およびランドスケイプの企画提案・設計・現場監理などです。仕事では依頼者さん、職人さんなど様々な人々が関わっている中で自分と思いがシンクロするときは、やっていてよかったと思えます。美しい街、美しい風景をつくるため、これからも建築のみならず周囲の環境をデザインする仕事に関わっていきたいです。

2012-08-16

3年生 近自然工法 2009年

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課題概要

本演習の目標は、環境(ここでは河川と周辺)をかたちづくる要素の間の関係をとらえる目を養い、自然災害への意識を高め、生態学的な環境デザインの基礎技術として欠かせない近自然工法(およびわが国の伝統的治水術)を学び、河床勾配や法面が複合されての空間把握を通して立体感覚を磨くことです。これらを充たした上で、地域の自然、歴史、社会、暮らしを結ぶ場のあり方を提言すると共に、具体像を示します。

 

優秀賞

近自然工法
後藤東

[講評]
現場発生石による平面アーチ構造の応用をもって河床の補強を図るアイデアが、力学的にも生態学的にも優れていた。また、環境条件調査結果の視覚伝達表現、図面、模型の何れとも完成度が高く、群を抜く成果を作り上げたことを高く評価する。

 

奨励賞

近自然工法
佐々木愛奈

[講評]
河川空間から周辺、そして演習地上下流の地域植生を中心とした環境条件調査が丁寧に行われ、実地に即した提案が作成された。また、ことに美しく彩色された図面表現が秀逸であった。

 

2012-08-16

長井市役所

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在学時には、興味があったまちづくり、都市計画を勉強も兼ねて、仲間と一緒に山形市周辺のさまざまな地域や集落に行っていたのがいい思い出です。卒業研究は、生まれ育った地域における子供の郷土愛を育てる学習プランを研究しました。現在の仕事は、長井市役所での建築確認申請の受付、住宅の耐震化の推進、景観まちづくりなどをしています。これは大学で学んできた「まちづくり」が非常に役に立っていて、非常にやりがいを感じています。。

2012-07-22

オープンキャンパス2 建築・環境デザイン学科内容

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学科紹介「建築・環境デザイン学科はこんなところ」
日時:両日 11:10〜11:30/13:10〜13:30(午前午後とも同内容)
会場:本館1階 建築・環境ブース
建築・環境デザイン学科で学ぶのは、今の日本、そしてこれからの世界に求められていることそのものです。建築・環境デザイン学科での学びについて学科長が分かりやすくご説明します。

リレーレクチャー「建築と環境デザインの世界」
日時:両日 11:30〜12:30・13:30-14:30(随時参加可)
会場:本館1階 建築・環境ブース
学科教員が、建築・インテリア・まちづくり・風景など幅広い分野についてのミニ講義をリレー形式で行います。短い時間で良くわかる面白い講義ばかりです!お気軽にご参加ください!

見学ツアー「未来の建築・エコハウス」
日時:両日 10:30〜16:00(随時参加可)
会場:図書館前駐車場スタート
大学敷地内に実際に建てた未来の住宅「山形エコハウス」。実際に見て触れて体験してみませんか?併せて、これからの建築の有り方についてもご紹介します!

建築模型を作ってみよう
日時:両日 10:30〜16:00(随時参加可)
会場:デザイン工学実習棟A 2階ギャラリー/エコハウス
簡単な建築模型作りを体験してみませんか?完成品はメモスタンドにもなる優れもの!作った模型はお土産にお持ち帰りください!

演習課題作品展
日時:両日 10:30〜16:00
会場:デザイン工学実習棟A 2階ギャラリー/本館1階 建築・環境ブース
各学年の演習課題作品をご紹介!課題についての説明も行います。

新しい東北のまちづくり「東北復興とエコタウン」
日時:両日 10:30〜16:00
会場:本館1階 建築・環境ブース
これからの東北、そして日本に求められるエネルギー、建築や都市、そして私たちの暮らしについてのビジョンを提示します。

2012-07-02

仙台R計画 竹内昌義と馬場正尊が語る都市のリノベーション(トーク​イベント)

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【トーク​イベントのお知らせ】
仙台R計画 竹内昌義と馬場正尊が語る都市のリノベーション
日時:2012年7月22日(日)14:00〜15:3​0(開場13:30)
会場:せんだいメディアテーク1階 オープンスクエア
定員:200名(入場無料/予約不要)
出演:竹内昌義 建築家/東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科教授
馬場正尊 建築家/東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科准教授

人口減少が進む一方で、新しい建築の過剰供給が続いてい​る現在の日本。スクラップ&ビルドの時代は終わり、既存​の建物をどう活かすのかが、重要な問題になっています。​そうした中、建物の味を活かしながら空間を大胆に生まれ​変わらせる「リノベーション」が、住まいの選び方や都市​の機能を大きく変えています。

東京の東エリア、東日本橋や馬喰町界隈では、古い倉庫や​オフィスがアートギャラリーやショップに変わり、人の流​れが変わりました。山形でも学生や「山形R不動産」など​によって蔵や旅館がカフェやシェアハウスとして生まれ変​わり、若者が中心市街地で暮らし始めています。

仙台市でも2011年、東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科が「街中に住まう」をテーマに、​マンションのリノベーション事業「Sendai Renovation Style」を産学連携としてスタートさせました。
今回は、世界的な建築ユニット「みかんぐみ」の竹内昌義​と「東京R不動産」の馬場正尊の2人が、これまで手掛け​たリノベーション物件の事例や仙台での可能性を紹介。古​い建物をお持ちの方や、これから住まいを探す人、街の再​生か活性を考える人、デザインを学ぶ人に向けて、仙台と​いう都市のリサイクルや、これからのライフスタイルにつ​いて考えるトークショーです。お気軽にご来場ください。

主催:東北芸術工科大学
せんだいメディアテーク※定員は200名です。先着順で​、満席の場合は立ち見となります。
お問合せ:東北芸術工科大学 広報室
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
TEL:023-627-2246

講師紹介

竹内昌義
1962年神奈川県生まれ。東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科教授。1995年にみかんぐみ共​同設立。代表作に「Shibuya AX」、「愛・地球博トヨタグループ館」、「伊那東小学​校」、「Y150はじまりの森」、「マルヤガーデンズリ​ノベーション」など。著作に「団地再生計画/みかんぐみ​のリノベーションカタログ」、「別冊みかんぐみ1」、「​別冊みかんぐみ2」、「脱ファスト風土化宣言」、「未来​の住宅」、「原発と建築家」など。

馬場正尊
1968年佐賀県生まれ。東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科准教授。2002年、Open Aを設立し建築設計、都市計画、執筆ほか、メディアや不​動産などを横断しながら活動。都市の空地を発見するサイ​ト「東京R不動産」を運営。代表作に、「TABLOID​」、「房総半島の連棟」、「勝ちどきTHE NATURAL SHOE STOREオフィス&ストック」、など。著作に「R the Transformers 都市をリサイクル」、「新しい郊外の家 RELAX REAL ESTATE LIBRARY」など。

仙台R計画 竹内昌義と馬場正尊が語る都市のリノベーション
http://www.tuad.ac.jp/​newsevents/headline/​rproject/

2012-06-08

環境的未来型「復興の現場から考える-創造的復興は本当に可能か」小野田泰明講演会

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環境的未来型2012 小野田泰明 講演会
「復興の現場から考える-創造的復興は本当に可能か」

建築・環境デザイン学科では、環境的未来型2012 小野田泰明氏講演会「復興の現場から考える-創造的復興は本当に可能か」を開催いたします。
2011年3月11日以降、建築家による復興支援ネットワーク『アーキエイド』の中心メンバーの一人として、精力的に被災地内外での活動を続ける小野田泰明氏に、創造的復興について講演していただきます。ぜひこの機会にご聴講下さい。
HP:http://archiaid.org/

■開催内容
会 場 東北芸術工科大学 本館 407講義室
入 場 入場無料(定員250名)
日 時 平成24年6月15日(金)
18::00〜20:00
問合せ 東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科 準備室
Tel 023-627-2189 Mail env.info@aga.tuad.ac.jp
主 催 東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科

プロフィール 小野田泰明
1963年 金沢市生まれ。専門は建築計画。
1986年 東北大学工学部建築学科卒業。
1986年 同助手、1993年同博士(工学)取得、1997年同助教授に就任、現在に至る。
1998〜99年 UCLA 客員研究員。
建築計画者として参画したプロジェクトはせんだいメディアテーク(伊東豊雄設計・2001年)。建築作品は仙台市営荒井集合住宅(2004年)、苓北町民ホール(2002年)(以上、阿部仁史氏と共同)伊那東小学校(2008年)(みかんぐみと共同)他。 共著に『空間管理社会』(新曜社・2006年)『プロジェクト・ブック』(彰国社・2005年)『オルタナティブ・モダン』(TNプローブ・2005年)、他。東北大学総長教育賞(2006年)日本建築学会賞(作品・2003年)(共同受賞)、日本建築学会奨励賞(論文・1996年)など受賞。

東日本大震災以降、建築家による復興支援ネットワーク「アーキエイド」の中心メンバーとして活動。

2012-06-06

坪井宏嗣(建築構造エンジニア)講演会−建物の”骨格”のはなし−

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坪井宏嗣(建築構造エンジニア)講演会−建物の”骨格”のはなし−

建築・環境デザイン学科では建築構造エンジニアの坪井宏嗣氏をお招きして講演会を開催します。

日 時 : 2012年6月7日(木)開場14:30 開始15:00−16:50
会 場 : 東北芸術工科大学 本館407講義室(250席)
参 加 : 無料(学生、一般) ※先着順になります。
講演者 : 坪井宏嗣(坪井宏嗣構造設計事務所)
テーマ : −建物の”骨格”のはなし−
趣旨
画や彫塑の上手な方は、骨格を意識して創作を行っているはずです。
人間の骨格の場合は、ファッションモデルは普通の人と骨格から全く違いますし、プリマドンナは祖父母の代から骨盤が違っています。
身体を扱う人々にとって骨格は先天的な要素の強い部分ですが、建築の場合はそこからデザインが可能で、このことはとても影響が大きく、デザインを行う上で大きなチャンスだと思っています。
また、自然の猛威に常にさらされる建築は、どんなに美しいものであっても物理的な耐久性や社会的な制約に適応できなければ後世には残りません。
こういった観点から近作の現場を紹介しながら、構造について考える契機を皆さんに与えられればと考えています。

プロフィール 坪井宏嗣(つぼいひろつぐ)
1976年 山形県生まれ
2001年 東京大学工学部建築学科卒業
2003年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了
2003年 佐藤淳構造設計事務所勤務
2006年 坪井宏嗣構造設計事務所設立

問合せ
東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科 準備室
Tel 023−627−2189
Fax 023−627−2144
Mail env.info@aga.tuad.ac.jp