2009-10-26
益田文和氏講演
こんにちは。
最近、髪型がラフランスに似てる、と言われました。
古川です。
髪を切らなければ、と危機感が増しました。
さて、さきほど益田文和さんの講演会をきいてきました。
益田さんは、日本で環境問題がメジャーになる以前から
30年近くサスティナブルデザインに関わってきた方です。
製品が消費者の手に渡った後のことや、
製品や消費者の背後に広がる都市や社会のことを考えて、
デザインや発言をされてきた方、という印象を受けました。
建築はその物理的な大きさや使われる年月の長さから、
やはり都市や社会の状況と切り離してデザインすることはできません。
プロダクトは従来、より個人の感覚や身体に沿ってデザインされるものだと思いますが、
しかし、サスティナブルデザインを考えると、
都市や社会全体の大きな循環を考えてデザインする、
もしくは都市や社会のあるべき姿をメッセージとして伝えるデザインが、
必要とされている、ということを感じました。
プロダクトは物のスケールは小さいですが、流通、という量の武器があるとも思いました。
上の写真は、講演の後半で紹介された
彼はインドネシアの村で、若い人材を使い苗木を植え木を育てるシステムをつくりました。
そして木材を買い取り、ラジオをつくる労働者を雇います。
かわいい木のラジオで、循環可能な素材でつくられていることに加えて、
一連のシステムがこのラジオのデザインであり。
あるメッセージ性を持っていること。
それがサスティナブルなプロダクトデザインなのかもしれない、と思いました。
何か、建築にもいいヒントになるような、
そんな予感を感じながら帰ってきました。
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さて、明日は、
黒川雅之さんについて少しご紹介しようと思います。
お楽しみに。