2014-06-02
人を描く(TAレポート)
5週目 5月13日〜5月15日
今週の課題は人物クロッキーです。学生同士がモデルとなり、8分間ごとにローテーションで描いていきます。
骨格、肉体、それを支える重心、身体を覆う衣服の皺などから、人体の構造を意識し、短時間でかたちを捉え描写する練習です。
また、短時間でどれだけ集中して、手を動かし続けられるかという訓練でもあります。
最初は立ち位置から全体像を捉えるクロッキーでした。
皆、思う様にかたちを捉えきれず、頭と身体の比率が狂っていたり、時間をうまく配分出来ず、足だけ棒の様に描かれてしまっていたりしました。
しかし、回数を重ねるごとに手の動かし方や、アタリの取り方など、経験を積み重ね、最初は薄い線描写だったのが、たくさん描き込まれた面や影で表情を捉える描写になっていく過程が伺えました。
学生たちはこの3日間で、30人分もの人体構造の観察を経験しました。
TAレポート 大学院2年 三浦晶恵