2010-05-29
オープンキャンパス2010(準備完了)
みなさまこんにちは。
副手の山田です。
5月末日になりました。
そうです。
とうとう、やってきましたオープンキャンパス2010。
誰もが芸工大の空気が体験できる特別な日。
学科教員のレクチャーや学生プレゼンなど、
日ごろ、建築・環境デザイン学科で行っていることが体験できます。
また、これまでの学生が作成した模型や課題作品。
すべてをさらけ出してます。
また、山形エコハウスも常時見学できますので、
ぜひ、足をお運びください。
世界最高水準の住宅が山形にあります!
以上、ほんの少しだけご紹介しましたが、
皆さん、来てください。
みてください。
そして、体験して下さい。
建築・環境デザイン学科では、
皆さんのご来場をお待ちしております。
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とにもかくにも、
建築・環境デザイン学科では、
前日のギリギリまで準備に追われて。
無事完了。
手伝ってくれた学生のみなさま。
お客様をお迎えできる準備ができました。
ありがとうございます。
ここで、ちょっとだけ見て欲しいのポイント!
そう・・・図書館前です。
ちょっと感動しますよ。
2010-05-26
学内コンペ開催!
こんにちは。
きのう知り合いの方に長ーいロールケーキをいただきました。
古川です。
60cmはありました。
末永くよろしくという気持ちをこめていただいたそうです。
そんな贈り物をできる大人になりたいです。
さて、雑貨店ラ・カーサを営む株式会社ニシムラさんとのコラボレーションで、
学内コンペを開催することとなりました。
実際に新規店舗にデザインが採用される可能性があります。
また、ラ・カーサでは現在人材を募集しており
プレゼンテーションの場がアピールの機会になります。
そして、
最優秀賞には10万円の賞金が!
ぅわおう!すてきですね。
現在要項は、研究支援室および各学科の準備室で配布しています。
また、6月3日(木)には、課題内容の説明会を開催します。
こんな機会はまたとないですから、ぜひふるってご応募ください。
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いま、各学年の課題が大詰めです。
今日もいろいろな締め切りがあり、
昨日の夜はとても長かったようですね…..
その様子を少し。
なにやら大きなものをつくっている1年生たちでした。
できあがりはまたレポートします。
(しむけんブログにもきっと載りますね。)
それではまた。
2010-05-19
2010年5月。ケン・カン動いてます。
先日、携帯電話を洗濯してしまった副手の山田です。
5月の連休があっという間に過ぎ去り、
建築・環境デザイン学科も「五月病」など感じる暇もないほど、新たな演習課題が進行中でございます。
新学年になってから1年生は初めて取り組む大学の演習体験。
そして2年生と3年生は、少しずつ高度な課題になっています。
ここで、各学年が取り組んでいる課題をご紹介。
【1年生】:イス(1/1)の制作
本年度からはじまった新しい演習課題です。
2010-05-18
リニューアルです!
こんにちは。
箸の先が繊細な形ですと、ご飯がおいしく感じられます。
古川です。
箸は大切だと実感です。
皆さんお気づきでしょうか。
ブログのデザインが変わりました。
実は、昨年密かに学科のパンフレットのリニューアルを進めていました。
そしてこの4月に晴れて完成しまして、
皆様の元にお届けできるようになりました。
また、このブログも、
パンフレットのビジュアルに合わせリニューアルいたしました。
そのパンフレットとはこちらです!
私たち建築・環境デザイン学科は、
「人間、社会、自然の関係を結び直すデザイン」の教育を目指しています。
山形には実に贅沢なフィールドがあります。
自然や、自然と共存する村や町、そこに生きる人々の暮らし。
光、空気、水、土、動植物、人々の生活、地縁、生業、文化、経済。
場所や人が、とても大きく私たちを受け入れてくれます。
そんな山形だからこそ、うわべの造形だけにとらわれない、
本当の意味のデザインが学べると思っています。
そしてそんな環境でしか学べない、
「人間、社会、自然の関係を結び直すデザイン」が、
今必要とされている、と思っています。
そんな思いを込めてつくったのが今回のパンフレット。
2枚目により詳しい内容があります。
ぜひご一読ください。
教師陣はとても真剣にこれからの山形のこと、
日本のこと、地球のことを考えています。
熱いです。
場所をつくる仕事を担っているわけですから、
あきらめるわけにはいかないのだと思います。
そういう意味では、ほんとうに恵まれた学び舎だと思います。
パンフレットを実際に手に取ってご覧いただきたいという方には、
郵送させていただきます。
env.info@aga.tuad.ac.jp まで、
お名前ご住所をご連絡ください。
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さてさて、5月30日(日)には、
オープンキャンパスがあります。
そこで今日は4年生たちとせっせとご案内の封入作業。
東北の、工業高校、建築系の専門科がある高校、
それから昨年きていただいた高校生のみなさま。
もうすぐご案内が届くと思います。
今回はエコハウス見学会を開催!
ツアー形式で詳しくご説明いたします。
ぜひ足をお運びください。
こちらで内容を見ていただけます。
2010-04-28
どうもはじめまして 新しい副手です。
こんにちは
新しく建築・環境デザイン学科の副手になった山田です。
この度、このブログにちょくちょく参加させていただきます。
よろしくお願いします。
ここで、ちょっと私の自己紹介。
この度、縁があって副手として建築・環境デザイン学科に勤務することになりました。
実は第9期の卒業生です。しかも、大学院まででてます。
(みなさん、はじめましてお久しぶりです)
ちょうど、今から4年まえに山形での学生生活から離れて、東京にある会社に勤めていました。
大学の中も、いろいろと変化していて、
前に見た風景とは違ったところがありますね。
僕がいたころは、「環境デザイン学科」の時代で、
名前が「建築・環境」っている名前になる前の時代ですから、ちょっぴり違和感も。
いろいろと、年月を経て学ぶべきことってあるんです。
ちなみに、今日は学食の「鶏そば」を5年ぶり位に食べて変わらない味にちょっと感動しました。
(脳が味を覚えていたのでしょうかね)
それも今日の学びです。
そんな小さな「学び」の積み重ねが楽しさにつなげていけるようにすることが目標です。
よろしくお願いします。
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山形も「さくら」の季節。
あいにくの雨が続いていますが、
彩鮮やかな「桃色」・「ピンク」・・・・「桜色」
花より団子。
最近は、「団子より花になってきたかなぁ」
っていってみたい願望のこの頃です。
2010-04-22
エコハウス完成会見。
こんにちは。
冷たい雨が降っています。
古川です。
学科の新歓がお花見なんだそうですが(来週の月曜日)
真冬かっていうくらい、もこもこで行ってくださいね。
笑えるくらい寒いですから。
今日はエコハウス完成の報道会見でした。
その模様をどうぞ。
2010-04-20
会場の訂正です。
!昨日の情報に間違いがありました!
八束はじめさんの講演会は407講義室ではなく、
ただしくは201講義室での開催です。
申し訳ありません。
お詫びして訂正いたします。
2010-04-19
最近の様子とイベント告知!
こんにちは。
山形は土曜日に、雪が積もりました。
古川です。
朝起きて、窓の外を二度見していまいました。
「あ、雪・・・・・え!雪!?」です。
異常気象ですね。不穏です。
今日は最近のいろんな写真を載せます。
まずは今年も元気にyamacanメンバー。
こちらは1年生。
準備室は喧噪から逃れたいときに最適な場所、だそうです。
演習も始まりました。
3年生では、今年からの新しい課題「エコ・ビレッジの構想」がスタート。
以下課題書から抜粋です。
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膨張し続ける都市、都市化と過疎化する地域、これらは接点をもちながら持続不可能なものとして進行している。とくにエネルギー問題と食糧問題が今後深刻化する可能性が高く、その中でどんな未来が訪れるのか。こうした問題意識の中で20年後の将来を見据えながら、新しい価値観のもとで都市と農山村のあり方と私達のライフスタイルを考える。
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上山市の山村集落をフィールドに、
集落の廃棄物・資源の流れや、
農家と消費者のかかわりなどを調査したうえで、
持続可能な社会のシナリオを提案します。
課題説明の様子。
こちらは3年生のもう一つの課題。
小学校の設計のための敷地調査。
(3年生のこの時期の課題は建築系・環境系のどちらかを自由に選択します。)
第四小学校の建て替えを想定した課題なので、
小学校というのはどういうものか、
その空気感を思い出す意味も含めて、
第四小学校の校内を自由に見学させていただきました。
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最後のごあいさつがわりに告知を2本。
2010-04-10
新入生キャンプ
こんにちは。
今の髪型を、いろんな方に良いと言っていただきます。
古川です。
母にも、過去最高の髪型だと言われましたが、
ロロのチャボさん(美容師さん)は二度と全く同じ髪型にはできない、
とのことです。
魂の即興ヘアーカットです。
今日は、去る7日に新入生たちと行った、
新入生キャンプの様子をお伝えします。
バス2台に乗りこんで、遠足気分で大学を出発!
一路朝日町へと向かいます。
ついたのはエコミュージアムコアセンタ―創遊館です。
反対側はガラス張りの建物然とした様子ですが、
山側は地面がめくれてその下が建物になっているような、
不思議な光景です。
以前こちらで教えていらした元倉先生の設計です。
まずはレクチャールームで、
NPO法人朝日町エコミュージアム協会の、安藤さんに説明していただきました。
ここは、町全体をミュージアムと考える朝日町の、そのコアとなる建物です。
ミュージアムのアーカイブがあり、ホールがあり、会議室や、町役場の一部、図書館などがあります。
そして、自由に見学&スケッチタイム。
そして宿泊場所、朝日自然観に移動。
みんなで夜ごはん。
その後、教員が一人一人スライドショーで自己紹介です。
この自己紹介が長い長い!
一人5分のルールだったのに、15分くらいやる先生もいたりして・・・
すっかり1年生たちは睡魔のえじき。
しかしこの後、容赦なくグループディスカッションと全員自己紹介に流れ込んだわけです。
(写真がない!?すみません。ばたばたでへとへとでした。)
終了後は各自お風呂に入って、各自コテージへ。
長い夜は更けていきました・・・
翌日。
廃校になった旧立木小学校の見学です。
ご存じの方も多いと思いますが、
芸工大の卒業生アーティストがアトリエとして使用。
かもしか隊なる企画チームも発足して、いろいろなことをやっています。
まずは説明。
その後、見学&スケッチタイム。
バスの運転手さんに、
「あっちに福寿草があったから、写真撮ってよ。」と言われ、一緒に見に行くと、
「おれ山育ちだからさあ、うれしくなっちゃった。」と運転手さん。
朝日町にももうすぐ春がきます。
そんなこんなで、全行程を終了。
大学で一年生を待ち構える健康診断に向けて、
バスは帰路につきました。
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履修登録をしに来るから居てくれと1年生が言うので
休日出勤したのに誰もこない・・・
こんなときこそブログ更新☆
しかしこれで、怒涛のガイダンス週間をなんとか乗り切りました。
まだまだ落ち着くことはなさそうですが、
とりあえず一息。
それではまた。
2010-03-31
卒業研究 生物相パズル
私は、山形県山形市谷柏地区を対象地として卒業研究を行ってきた。平成9年の高速道路開通や水路のコンクリートU字溝化に伴う生物相の変化を考慮した上で、現在の生息生物を調査し、改善の余地がある点は改善案を提案することにより、将来、人間が現状以上に自然に対して優位に立ち、生態系の中で人間と他の生物との繋がりが断たれることがないよう、人間と自然のバランスを保つことを目的とした研究である。提案としては、谷柏地区に現在生息している生物の保全と、減少しつつある生物が増えたり、生物があまり見られなかった場所で生物が現れたりといった、生物相が豊かになるような生息空間のネットワーク、生態回廊を構想している。
2010-03-30
卒業研究 大江町の過疎集落に関する研究 ― 過疎集落の現状と今後の対応策
研究視点
近年、全国的に過疎化や高齢化などの問題で共同体としての機能が低下した『限界集落』が増加しており、私の地元大江町にもある。大江町は山形県村山地区にある人口9000人ほどの町で、山間部にかつては養蚕などを生業とした集落が数多く存在したが、現在はほとんど残っていない。現存する集落も限界集落やそれに近い状況だ。
この過疎化の問題に対し、集落住民にとってより良い対応策を考えることが重要だ。そのため、現在は住民のいない『消滅集落』の消滅に至った要因から今後の過疎への対応を考察する研究を行った。
研究内容
調査として、過疎化の要因と今後の課題や集落の現状把握、集落を去る要因や過疎による問題、土地利用の変移を明らかにすることを目的に11の消滅集落と3つの限界集落に対し現地踏査、聞き取り調査を実施した。
調査の結果、過疎化の要因として集落内で収益が上がらない「成り立たない生活」や、そのことから集落外に収益を求める「集落内に仕事が無い」、子供の減少による「教育の問題」などが複合的に重なり合っていることが見えてきた。
問題点として、限界集落や消滅集落の人達が抱える問題は、全体的に高齢化や跡取り不足のような人的問題と、そのことから起こる現在は誰も利用していない休耕地や耕作放棄地のような土地の維持の問題がある。本研究ではまず、土地の維持の問題を今後どのように行っていくかを検討した。
検討作業をし、過疎の要因は多様であることからまずは共通の課題である『土地の維持』を設定した。土地を維持するため様々な状況をシミュレーションするフローチャートを作り、土地の維持を今後も行っていけるA~Gの7つの具体策を考えた。
このフローチャートのように皆が共通の目的を持ち、その対応を行うことがそれぞれの事情や状況にあった対応や今後の過疎集落全体における過疎への対応へと繋がる足がかりとなるのではないかと考える。
シミュレーションフローチャート
2010-03-29
卒業研究 淡い画
人が建築を経験することは、空間と出会い、体で感じること。「ここの場所いいな。」と感じる瞬間、懐かしさと重なってはじめて自分を取り巻く空間を意識する。実に個人的な感覚であるが、人間の記憶にある原風景はきっと人類みな繋がっていて、個人を越え同じ空間の下で共感することは可能ではないかと考えた。「淡い」という生あたたかい感覚は、次に続くことばをほのかに染めて薄く色付づける。まるで母親の胎内で繰り返される呼吸のように。幾度も織りなす円と曲線の景色は、記憶をひとつひとつ紐解きながら穏やかな線の構成で、筆で描くように表現した。共感の輪が広がっていくことを願いながら。
[講評]
曲面で囲まれた連続した空間で住宅を考えたいというのが、この設計の出発点である。それは四角く囲まれたハードな壁に対する痛烈なアンチテーゼなのであるが、立体に展開しようと考えた途端、建築的な制約が自由な計画をいかに不自由なものにしようと襲いかかってくる。しかし、作者はそれを竹という地域的なイメージの強い材料を駆使して、軽く造ってしまった。この軽さが本作品の最大の特徴であり、居住空間のこれまで追求がされてこなかった可能性を示唆するものである。(竹内昌義)