2021-12-24

2021年度後期の様子

  • home
  • tuad
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
  • YouTuve

今年も気がつけば残りわずかとなりました。
今週で今年の演習は終了し冬休みに入ります。

急ぎ足になりますが
2021年の後期の様子をお伝えしたいと思います。

 

○1年生 図学製図とCAD演習
後期は建築の基本、図学製図とCADを習得します。
図学製図では コリント式 という建築様式の柱頭を模写していきます。
細かい飾りの模様や影をひとつひとつ丁寧に描いていきます。

 

CAD演習では今後設計していく中で必要不可欠なCADを使い、まずは図面の模写を行います。
描いた平面図をもとに3Dを立ち上げ、パースを作成させるところまでが演習です。


はじめて使うCADソフトに苦戦しながらも、今後の演習で表現力の幅を広げるため
みなさん真剣に取り組んでいました。

 

○2年生 住宅の設計
前期のタイニーハウスからレベルアップし、住宅を設計しました。
割り当てられた敷地内に、各自で設定した家族が暮らす住宅を設計します。


最終発表では個性が溢れた住宅が出そろいました。

引き続き、設計した住宅のランドスケイプを考える演習が始まっています。

建物の中だけではなく、外とのつながりも考えながら
どんな住宅が完成するか楽しみです。

 

○3年生 構造デザイン
後期の前半では特別講師の木下先生をお招きし、
構造からデザインする、子供の遊戯施設の設計をしました。
今期からの新しい課題です。
「構造」というと苦手意識がある学生も多いようでしたが、
それぞれ考えた空間の実現にさせるため
木下先生、竹内先生、山畑先生、馬場先生との毎週のエスキスを積み重ね
力の加わり方を理解し、複雑な構造模型に取り掛かりました。

○3年生 ドイツ・山形の都市分析とサスティナブルプランニング
本学科OBでドイツに拠点を構える永井先生、アーヘン工科大学のヤン・ポリフカ先生と
ドイツと山形をZoomで繋ぎご指導いただきました。

衰退している七日町周辺を対象とし、ドイツの実践的な都市計画を踏まえ
山形の都市計画を考えました。

○4年生 卒業研究
12月23日に卒業研究の最終発表を行い、
1年かけてじっくりと進めてきた研究の成果を発表しました。
設計を選択した学生は、建築やランドスケイプのデザインを考え
山形や地元を対象敷地とした制作を行います。

論文では、エネルギーやまちづくり、都市計画などの分野に着目し
綿密な調査や、新しい企画の提案を行いました。


今年はペットボトルから素材を作成したり、VRを使った鏡の研究など
様々な試みがみられました。

連日遅くまで大学でに残り、発表開始時間ギリギリまで作業をしていた4年生。
みさなん本当にお疲れ様でした。

卒業研究はこれで終了しましたが、2月に行う賞決め審査会や
卒業展示に向けて、さらにブラッシュアップを行います。
卒業研究や卒展に向けての準備の様子は、下記のSNSでも配信しています。
ぜひチェックしてみてください。

〈学科公式SNS〉
Instagram
Twitter
Facebook

〈2021建築・環境デザイン学科卒業展示〉
Instagram

2021-08-19

2021年度前期の授業が終了いたしました。

  • home
  • tuad
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
  • YouTuve

前期の授業が終了し、夏休みに入りました。
お盆は気温がぐっと下がり、雨や曇りが続き梅雨に逆戻りしてしまったかと思えば、
また猛暑が来るようで…コロナ対策以外にも体調管理が怠れません。

今回のブログでは、少々長くなりますが
前期の様子をお伝えしていきたいと思います。

 

〇建築・環境基礎演習(1年生前期前半)
初めに取り組むのは建築パースの基礎であるデッサンです。
経験者も初めての学生もみんな一緒に1から基礎を学びました。
まずは鉛筆の削り方から。


デッサンが終わると立体造形に取り掛かります。


どんな模型が出来上がったのでしょうか。

 

〇フィールドワーク入門(2年前期後半)
普段生活している自室や大学の校舎、街など小さな空間から大きな空間まで様々な方法で
計測し図面に起こしていくことで、スケール感覚を身に付けていきます。
今回は、コロナ禍で学外には行けないため、大学の校舎を測量しました。
連窓ばかりで建物が単調だからつまらないかな…と不安でしたが、


普段見過ごしている学科棟の細かいところを知れたり、


立ち入り禁止の図書館上の屋上に入ることができたりと
思いの外、学生たちは楽しそうに作業に取り組んでいました。

 

〇エコタウンの設計(3年前期前半)
七日町の中心に持続可能なエコタウンを設計する課題です。
蟻塚学建築設計事務の蟻塚先生にご教授いただきました。


2年生の時の課題からは課題の内容が大きくレベルアップしましたが


どの作品も力作ぞろいでした。

 

〇農村計画(3年前期後半)
農村計画では白鷹町にて現地調査を行いました。
現地の方の話を伺うだけではなく、どんな暮らしをしているのか
実際に畑を拝見させていただきました。


こちらでは納屋の中を見せて頂いたり


敷地内に湧き水があるお宅も。


現地の方々のご協力のもと学生たちは様々なことを感じ取れたのではないかと思います。
※コロナ感染予防対策を万全に行い、訪問しております。

 

〇卒業研究前期最終発表(4年生)
中間発表では研究の概要についてのみでしたが
最終発表では、より具体的に研究を進め
設計、論文ともに内容の濃い発表になりました。

連日遅くまで学校に残り作業をしていた4年生、お疲れ様でした。

 

前期は6月に本学でコロナ感染者が確認され、2週間の閉鎖期間がありました。
急遽始まったオンライン授業でしたが、昨年の経験もあり
スムーズに授業を進めることができたのではないかと思います。
閉鎖期間を経てこれまで以上に、学内のコロナ対策も厳しくなりました。
またオンライン授業に戻らないよう、後期も万全な対策をしていきたいと思います。

 

2021-04-08

ご入学おめでとうございます。

  • home
  • tuad
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
  • YouTuve

4月5日、令和3年度 東北芸術工科大学 大学院・学部入学式が執り行われました。


今年度は山形では珍しく、桜の開花の中での入学式。

建築環境デザイン学科では新たに1名の大学院生と、54名の学部生を迎え新年度のスタートです。

入学式を無事に終え、学科ガイダンスを受ける新1年生はとても緊張した面持ちでした。
昨年度は入学式がなくなってしまったため、皆さんと対面で歓迎できたこととても嬉しく思います。

コロナ禍ではありますが、これからの学生生活でたくさんの学びが得られるよう、
教職員一同サポートしていきたいと思います。

また、今年度より佐藤充先生にご教授いただくこととなりました。

佐藤先生は建築・環境デザイン学科の卒業生で、これまで演習課題等で
特別講師としてお世話になっておりました。

新入学生のみなさん、入学おめでとうございます。
佐藤先生、どうぞよろしくお願いいたします。]]>

2021-02-15

2020年度 卒業/修了研究・制作展が終了しました

  • home
  • tuad
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
  • YouTuve

2021年2月14日(日)をもちまして、開催した卒業/修了研究・制作展は終了いたしました。
ご来場いただいた皆さま、そしてYouTubeでも動画をご覧いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

今回は残念ながらご来場いただけなかった方も多くいらっしゃると思いますので
会場の様子を少しだけお伝えします。


天井の透け感のある布と柔らかい明かりが特徴的で、こだわりが強さが感じられる会場構成です。


本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため来場制限がありましたが、その分ゆったりとご観覧いただいている様子が見られました。

YouTubeで配信した作品紹介動画も、多くの方に楽しんでいただけたようで、大変嬉しく思います。
この情勢でデザインやアートに触れる機会が減った分、この機会に栄養補給をする方も多かったのではないでしょうか。

卒展は主に学生が主体となって運営しますが、学年ごとに個性も違うため、卒展の雰囲気も毎年違って面白いです。
来年度の卒展も楽しみですね。

2021-02-09

2020年度 卒業/修了研究・制作展のご案内

  • home
  • tuad
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
  • YouTuve

東北芸術工科大学では、本日2月9日(火)より2020年度卒業/修了研究・制作展が開催されています。
本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来場制限がございます。
詳細は本学の卒展特設サイトをご確認ください。

建築・環境デザイン学科では、社会の課題に真正面から立ち向かった作品や、時代の空気を読みながら課題解決に挑んだ提案など、それぞれの個性が光る作品が展示されています。
会場にお越しいただける方はぜひご覧ください。

*来場が難しい方へ
建築・環境デザイン学科では、作品紹介動画をYouTube「建築・環境チャンネル」にて卒展期間限定で公開中です!
制作者本人によるプレゼンの他、教員による対談形式の作品紹介もございます。
●作品紹介動画再生リスト:https://youtube.com/playlist?list=PLhs2ykqEuNOH_PJyTk5YjBw6ype_4ZM-L
●公開期間:2021/2/9〜2/14 ※卒展開催期間限定の公開となります。
※制作者本人の希望により、動画上で紹介していない作品もございます。3月19日に東北芸術工科大学HPで公開予定の、卒展作品・研究を掲載したWEBカタログ「卒展WEB図録」には、ほとんどの作品が掲載される予定です。そちらもぜひご覧ください。

もちろんご来場いただける方にも、ぜひご視聴いただきたい動画になっております。
作品についてより理解を深めていただけると思いますので、ぜひご覧ください。

会場でも、ご自宅でも、卒展を楽しんでいただけたら幸いです。

<東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展>
開催日時:2021年2月9日(火)〜14日(日)10:00-17:00
     2月9日(火)、10日(水)のみ一般公開
建築・環境デザイン学科会場:デザイン工学実習棟A 2F]]>

2021-02-02

2020年度後期後半演習が終了しました -3年生演習の紹介-

  • home
  • tuad
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
  • YouTuve

前回の投稿から引き続き、今回は3年生後期後半演習のご紹介です。
3年生の演習は選択制になります。

●3年生 建築設計演習6「図書館の機能を擁した複合施設」
近年、図書館は本を貸し出すだけの場所から、生涯教育や交流、地域活動等の拠点としての役割を担う場所へと変革を遂げています。
この課題ではまちの現状を読み解きながら、地域社会の核となるような図書館の機能を擁した複合施設を設計します。

↑スーパージュリーでの発表の様子。


前半の建築設計演習5「ポストコロナの建築」で、大規模な建築の設計に慣れたせいか、非常に密度がある模型が揃いました。


↑1/21 最終講評会の様子。
本演習では特別講師として、建築家の栃澤麻利氏(SALHAUS共同代表)をお招きしました。
長時間にもかかわらず、一人一人最後まで熱心にご指導いただきました。

●3年生 環境計画演習6「ランドスケイプ総合デザイン」
都市郊外〜中山間地域を対象として、地域のランドスケイプの成り立ち、その魅力や価値を読み解き、各自でテーマを設定します。
テーマに基づいて現地調査や文献調査を行い、対象地のランドスケイプを後世に引き継ぐ総合的なデザインを行います。

↑スーパージュリーでの発表の様子。


それぞれ模型や絵図で、提案を表現しました。


↑1/21 最終講評会の様子。
本演習では特別講師として、環境デザイナーで本学非常勤講師でもある、廣瀬俊介先生(風土形成事務所主宰)をお招きしました。
先生の細やかな視点と丁寧な指導で、学生も多くの気づきを得られたと思います。

3年生最後の演習が終了し、来年度からは4年生として、卒業研究に挑みます。
演習のように課題が決められているわけではなく、自分自身でテーマを決めて取り組みます。
建築や環境、地域社会に対してどのように問題定義し、解決するか。
今まで取り組んできた演習で、その能力は養われてきたのではないでしょうか。

皆さんの今後の成長にますます期待します!

2021-02-01

2020年度後期後半演習が終了しました -2年生演習の紹介-

  • home
  • tuad
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
  • YouTuve

あっという間に2月ですね。
後期の授業も本日で終了し、残すは集中講義と補講のみとなりました。

建築・環境デザイン学科では、先週1/27(水)に後期後半演習のスーパージュリーを行いました。
演習の紹介と合わせて、当日の様子をお伝えします。
今回は2年生の演習です!

●2年生 建築設計演習2「住宅の設計」・環境計画演習2「住宅のランドスケイプデザイン」
後期の前半から、最初の3週で敷地環境の読み解き、次の7週で住宅の設計、最後に残りの4週で、設計した住宅の外構をデザインしました。
環境計画演習2(3週)→建築設計演習2(7週)→環境計画演習2(4週)と、2つの演習を連動させることで、内と外、両方の住環境について考えます。
今回のスーパージュリーでは、それぞれの演習から優秀作品を数点選抜して発表を行いました。


建築設計演習2「住宅の設計」では、大学近くの敷地を対象に、4人の家族のための住宅を設計します。
敷地の状況や気候条件、暮らし方、眺望などを考えながら設計していきます。

↑12/26 「住宅の設計」最終講評会の様子。
特別講師に東北で活躍する建築家である、菊池佳晴先生(菊池佳晴建築設計事務所)、佐藤充先生(一級建築士事務所 SATO+)、本木大介先生(本木大介建築設計事務所)を特別講師としてお招きし、毎週丁寧なエスキスをしていただきました。



環境計画演習2「住宅のランドスケイプデザイン」については、こちらの記事もご覧ください。
住宅の設計終了後、住宅の設計前に行った周辺調査を元に、具体的に外構のデザインを考えていきます。
また、住宅街区全体を貫く遊歩道(共用空間)のデザインも合わせて検討していきます。
ただ単に気持ちよく過ごせる庭を考えるのではなく、周辺に住む住民との関わり方も意識することになります。

4人の家族が快適に過ごせる住環境にすることは勿論ですが、地域や環境との関係性も考えることができる、
とても充実した演習だったと思います。

さて、次回は3年生の演習をご紹介します。お楽しみに!

2021-01-07

2021年 新年のご挨拶

  • home
  • tuad
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
  • YouTuve

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

昨年は新型コロナウイルスの影響により、
授業がリモートになったり、イベントがオンラインでの開催になったりなど、怒濤の1年ではありましたが
運営の際は多くの方々にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。

東北芸術工科大学では、1/5より授業が開始しました。
全国的に感染が拡大している状況ではありますが、引き続き感染予防対策をしながら授業を運営しております。


また、大雪も懸念されていますね。山形も吹雪いております。(写真からは伝わりにくいですが、風が強すぎて雪が映りません!)
今冬はかなり冷え込みますね。皆さんも体調に気をつけてお過ごしください。