こんにちは。
副手です。
いよいよ3編にわたってお伝えしてきた、研修旅行記事も最終回となりました。
どんな物語も終わりが肝心。
気を引き締めて、記事を書くこととしましょう。
最終日。
最初に訪れたのは、本間美術館。
学芸員さんにお話しを聞いた後は、それぞれに見学。
美術館隣にある、名勝でもある庭園の方にも行きました。
素敵なお庭でした。こんな庭のあるお家に住めたら毎日楽しいでしょうねぇ。
副手が庭をぷらぷら歩いていると、気づいてくれました。いえい。
涼みながら、どんな会話をしているのでしょうか。
庭の木々の間から、みんなの様子をじっと見つめます。
※副手は決して怪しい人じゃありません。
次に訪れたのは昔人面魚で有名になった、善宝寺。
一時期すごいブームになったそうですが、ご存知でしょうか?
まずは、本堂の見学をさせて頂くことに。
・・の前に、こちらの階段をのぼらねば、本堂へは辿り着けません。ひぇ~
竜宮城を模して作られたという内装は、とても美しかったです。
写真でお見せできないのが残念。
その代わりに?
この装飾彫刻群をご覧ください。
一度は見ていただきたいほどの精巧さです。
軽やかであり、艶めかしい仕上がりには、心奪われます。
また、現在うちの学科では、こちらの五百羅漢の調査、修復に携わっています。
その関係もあって、特別に普段は入れない、五百羅漢のある建物内部も見学させていただきました。
中には無数の彫刻があります。
数は把握していないそうですが、百はゆうに超えるでしょう。
中には損傷の激しいものもあり、作業も難しそうでした。
10年がかりの仕事になるらしいので、1年生もいずれ在学中に関わることになるだろう、というお話です。
みんなが次に善宝寺を訪れる時は、修復家としてかな?
また、辛いニュースですが、善宝寺は油まき事件で被害にあったお寺の一つです。
文化財の保存修復に携わる我々にとっては、とても悲しく、憤りを感じる事件です。
こちらがその現場。
油の種類の特定は、科学的な調査が必要ですが、臭いも手掛かりになります。
油がどこまで、染みこんでいるかにもよりますが、何度か通って処置していくしかないそうです。
最後に、集合写真をぱちり。
さて、お次は致道博物館へ。
ん?写真見切れてる?
なにぶん副手はぴちぴちの一眼レフビギナーなもので・・ご容赦ください。
ガイドさんにお話しをお聞きした後は、自由散策。
いくつもの建物に分かれており、とても充実した展示がされています。
1日位かけて、ゆっくり見たかったです。
今度またプライベートで来るとしましょう。
さて、研修旅行最後の締めくくり。
いざ鶴岡カトリック教会へ。
はい、安定の見切れ写真です。
鶴岡カトリック教会といえば・・・
そう、日本で唯一の黒いマリア像。
そしてこちらは、数年前に藤原先生が主となって、修復された像でもあります。
藤原先生は、大学に赴任される前にも個人的に見学しに来たことがあったそうで、
縁の深い建物だそうです。
まるで、外国に居るみたいな画ですね。
写真だと分からないのですが、こちらの教会は畳です。
保護の対象となっている建物なので、改修できず、昔のまま畳敷きなんだそう。
さて、鶴岡カトリック教会に別れを告げ、大学へ戻ります。
大きなけがはなく、無事に到着できました。
みなさんお疲れ様でした。
また、研修旅行中お世話になった関係者の皆様に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
以上で、長々となりましたが、研修旅行の記事を終えたいと思います。
最後までおつきあいくださった心優しい読者の皆さま、ありがとうございました。
次こそはかっこいい写真をお見せできるように、
カメラの方の勉強を、副手の夏休みの宿題として頑張りたいと思います。
では、みなさまごきげんよう。さようなら。
1年生へ・・・
研修旅行はいかがでしたか?
学校の中だけでは分かり得ないことにたくさん出会えたことと思います。
今年の1年生はとても元気で、明るく、副手は一緒に旅をしていて楽しかったです。
この研修旅行が、みなさんにとって素敵な思い出となりますように。
また後期に元気な顔を見せてくださいね。
副手です。
こんにちは。
今日は、研修旅行part1の続編です。
研修旅行2日目。
最初に訪れたのは、新潟県埋蔵文化財センター。
学芸員さんに連れられて、保存処理の現場を見せていただきました。
自由時間では、館内の展示を見学。
縄文時代の出土品がたくさん展示されていました。
旅のおなじみキャラ看板。
こういうベタな写真を撮るの楽しいですねぇ。
藤原先生ver
なんと、中右先生verも。ありがとうございます!
こちらでも、卒業生の方が学芸員をされています。
立体ゼミ出身の方で、まさか自分が鉄道資料の学芸員になるとは思っていなかったとおっしゃっていました。
みなさんも、想像していない道に進むことがあるかもしれませんね。
副手も副手になるとは思っていませんでした(実体験)
さあ、みなさんはそういう岐路に立った時、どっちに進むのでしょう?
さてここでも、お馴染み看板写真。教員ver
うちの先生達はノリが良いですね。素敵です!
集合写真もパチリと決めて、次の見学地へ。
さて、お次は乙宝寺。
ご住職の方に、お話を聞いた後は、宝物殿の見学と散策。
藤原先生は何かを見つけたようです。
華麗にジャンプをきめた後は2日目の宿へ。
宿へ向かう道すがら、途中休憩。
きれいな夕日に心奪われます。これ、NO加工ですからね~
そんな夕日を背に、何故か我々の間で、ジャンプが流行りだす。
青春やなぁ・・と、しみじみする副手でした。
宿に着いて少しゆっくりした後は、楽しい楽しいお夕食の時間。
宿からは花火も見えました。みんな見たよね?
さて、こんな感じで2日目も終わりました。
残すは最終日!
part3へつづく・・・・・はず。
こんにちは。
副手です。
今日は、1年生の研修旅行の様子をお伝えします。
2泊3日、福島~新潟~鶴岡の旅。
朝、大学に7:30集合でしたが、一人も遅刻もすることなく出発できました。
「興奮して眠れませんでした。」という挨拶を受けながら、続々とバスに乗り込む姿を見つめます。
大丈夫、一番興奮していたのはきっと副手です。
朝早かったので、バス移動時は眠りこけるのかと思いきや、とてもうるさ賑やかでした。
福島県立博物館より旅は始まりました。
学芸員さんに、博物館のバックヤードを案内していただきました。
1年生は、こういうバックヤードに入るのは初めての子がほとんどで、皆興味深そうに見学や、
積極的に質問をしていました。
保存処理の現場も見せていただいたりと、文化財の学生にとっては、今後に繋がるよい刺激となったのではないでしょうか。
お昼を食べた後は、喜多方市美術館へ。
こちらでは、文化財保存修復学科の卒業生の方が学芸員をされています。
「あらしのよるに」で有名なあべ弘士さんの絵本原画展が開催されていて、
とても可愛らしくて温かな絵柄は、見ていてほんわかします。
こちらの展示では、「クロコダイルとイルカ」という素敵な絵本に出会いました。
ぜひ、ハンカチをご用意の上、読んでみてください。
学芸員さんと先生の写真。
学芸員を目指す学生が多いので、こういう風に自分の学科のOBの方が働いている姿を見ることは、
夢が少しリアルに感じられる良い機会になったのではないでしょうか?
お次は、新宮熊野神社・長床。
立派な注連縄ですね。
ガイドの方から貴重なお話をお聞きした後は、境内を散策。
こちらの建物は昔女人禁制だったそうです。
柱には何度か接ぎなおした跡がありました。
そんなこんなで、旅の1日目は終わりましたとさ。
part2に続く・・・(きっと)
ライカマイクロシステムズ社のHPの事例紹介コーナーに、文化財保存修復学科の藤原徹教授と米村祥央准教授が掲載されました。記事は下記URLからご覧いただけます。
>ライカマイクロシステムズ エクスペリエンスラボ
Case Studies
http://xlab.leica-microsystems.com/database_cat/industry/
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