2014-10-27

建築・環境デザイン学科3年前期演習課題展「What is Entrance?」

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この度、建築・環境デザイン学科では、本館エントランスラウンジにて、

3年前期演習馬場スタジオ「芸工大のエントランスをリノベーション」の課題展を開催致します。

小さなスペースですが、学生の力作が集まっており、内容の濃い展示となりました。

 

芸工大の方だけではなく、一般の方も参加可能ですので、どうぞご覧ください。

 

 

 

 

 

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「What is Entrance?」

閑散とした空気。乱雑に置かれたオフィス家具。統一感のない空間…。

残念ながら、芸工大円エントランスホールの現状です。

 

そんなデッドスペースと化した空間を再構築すべく、

今回私たちは演習課題の一環としてリノベーションに取り組みました。

芸工大の玄関口であるエントランスホールの本来あるべき姿とは何か。

私たち一人一人の作品を通じ、皆様に考えて頂ければ幸いです。

 

 

会期 2014年10月27日(月)〜2014年10月31日(金)

 

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展示会場は17時以降、間接照明が灯されます。

なかなかいい雰囲気です。

 

インテリアの細かい部分までこだわって作っている作品たちは見ごたえがあります。

投票の方法は簡単です。どなたでもご参加ください。

 

普段過ごしている学内がこんな風に変わると思うとわくわくしますね。

パレット、間接照明、グラフィックデザイン…普段見れない建環の学生の顔が見れる展示です。

3年生馬場スタジオのみなさん、準備おつかれさまでした。

 

 

 

2014-06-26

風景のデッサン(TAレポート)

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第7週目 5月27日~29日

 

今週は、風景のデッサンです。

先週に引き続き、屋外に出て、自分で風景のモチーフを探すことから始めます。

単にきれいな風景を描くのではなく、自分の気になる景色、景観の成り立ちを意識し、環境がとのような構造になっているのかを観察することが目的です。

 

 

その風景の成り立ちを考察しながら、風景の意味を写し取ります。

皆、思い思いの場所、風景を考察し、個性と持ち味を身につけている様子が伺えました。

 

 

この演習で描くことを通じて、改めて身の回りを取り囲む環境を意識することが、今後の演習や課題の実践で、経験が発揮されるのではないでしょうか。

 

TAレポート 大学院2年 三浦晶恵

 

 

 

2014-06-12

屋外でのデッサン(TAレポート)

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第6週目 5月20日~22日

 

今週の課題は、屋外に出て樹木のデッサン。

 

先週までは決められたモチーフを全員で描いていましたが、今週は自分で描く対象を選び、どう画面に構成するか決めなければなりません。

 

屋外に出て、樹木を探す学生たち。

 

どこからどのように描くか考えつつ様々な視点から眺め、それぞれ「好きなところ」を見つけたようです。

 

 

樹木は、根、幹、枝により全体の骨格がなされていますが、葉によりその量感を感じ、描こうとすると非常にとらえることが難しい対象。

 

骨格をとらえるか、量感のフォルムからとらえるか、その樹木の特徴をとらえながら、じっくりと観察してみることが今回の課題でした。

 

 

講評会で並べられた絵からどこからとらえ何に注目したのか読み取ることができ、学生たち一人一人に観察する力が身についていることを表していました。

 

TAレポート 大学院1年 中川未咲

2014-06-02

人を描く(TAレポート)

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5週目 5月13日〜5月15日

 

 

 

今週の課題は人物クロッキーです。学生同士がモデルとなり、8分間ごとにローテーションで描いていきます。

 

 

骨格、肉体、それを支える重心、身体を覆う衣服の皺などから、人体の構造を意識し、短時間でかたちを捉え描写する練習です。

また、短時間でどれだけ集中して、手を動かし続けられるかという訓練でもあります。

 

 

最初は立ち位置から全体像を捉えるクロッキーでした。

皆、思う様にかたちを捉えきれず、頭と身体の比率が狂っていたり、時間をうまく配分出来ず、足だけ棒の様に描かれてしまっていたりしました。

 

 

しかし、回数を重ねるごとに手の動かし方や、アタリの取り方など、経験を積み重ね、最初は薄い線描写だったのが、たくさん描き込まれた面や影で表情を捉える描写になっていく過程が伺えました。

学生たちはこの3日間で、30人分もの人体構造の観察を経験しました。

 

TAレポート 大学院2年 三浦晶恵

2014-05-27

異なる「白」を表す(TAレポート)

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第4週目(5月7日~8日)の課題は、トイレットペーパー・包み紙・金属製のフォークのデッサン。

 

モチーフのかたちとらえながら画面構成を考え、さらに柔らかいの素材の質感を表現することがねらいです。

 

 

白い布、トイレットペーパー、包み紙。

 

同じ「白」でも素材や質感が異なるため、モチーフの質感の表現を描きわけることが重要なポイントです。

 

また、金属製のフォークは角度によって見えるかたちは様々。

 

異なる白の表現と、かたちを捉えにくいフォークに苦戦している様子が伺えました。

 

講評会では、先生方からトイレットペーパーの芯や、包み紙の裏移りについて指摘を受けた学生たち。

 

 

見落としている部分を知り、まだまだモチーフの観察が足りないということに気付かされたのではないのでしょうか。

 

 

TAレポート 大学院1年 中川未咲

 

 

2014-05-19

木片とガラス(TAレポート)

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3週目 4月29日〜5月1日

 

 

今週はワイングラスとガラスコップの透明なモチーフのデッサンに挑戦です。

 

 

直方体の木片と、円形のワイングラスとガラスコップの形をよく観察することと、

この二つの関係性を把握して空間を表現する練習です。

 

 

 

今回のモチーフは、正確に形を測り取らないと、形の狂いが明確に分かってしまう難しい課題です。

何度も絵とモチーフを見比べなければならないのですが、まだ慣れない生徒が多いようです。

 

 

 

講評で、先生に形について指摘を受けた生徒たちは、改めて、ワイングラスの形の機能性や、

直方体とは違った円形の形の描き方について、はっとすることの多い様子でした。

 

 

TAレポート 大学院2年生 三浦 晶恵

 

 

2014-05-08

かたちと材質をとらえる(TAレポート)

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第二週目の課題は、コンクリートブロックと木片のデッサン。

 

先週の目標である、かたちをとらえることに加えて、材質、画面構成、モノとモノ・床面との関係が大きなポイントです。

 

2つの異なる材質と、複数のモチーフをしっかりと観察。

 

面に対して平行・垂直に描くことは難しく、何度も微調整していました。

 

始めは、恐る恐る鉛筆を動かしながら描いていましたが、2週目となると少し自信がついてきた様子。

 

多くの学生が画面いっぱいにモチーフを構成していました。

 

 

最終日の講評会では前に絵を並べるだけでなく、特に気を付けた点を一人ずつ発表。

 

真剣な表情で絵を見比べている姿に、一人一人の表現の違いから学ぼうとする気持ちが表れていました。

 

TAレポート 大学院1年生 中川未咲

 

 

2014-04-23

建築環境で美術デッサン?!(TAレポート)

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建築・環境デザイン学科では、意外な事にデッサン初体験者がほとんどです。

 

 

今回、初めてパネルに水張りをしてデッサンをするという学生たちは、描くことに最初は戸惑っていました。

 

けれど、集中して取り組むこと、じっくり観察することで、絵を描くことの楽しさを掴んできている様子が伺えました。

 

 

そして面白いのが、モチーフはコンクリートブロック一つであったのに対して、学生1年46人それぞれの印象が残る、

 

個性的な表現の絵が並んだことでした。

 

 

今後前期は1週間に1枚ずつ時間をかけたデッサンを積み重ねていくので、経験やセンスによる上手い下手に左右されず、

 

個性的な表現をしていくことを覚えていって欲しいと思いました。

 

 

TAレポート 大学院2年生 三浦 晶恵

2013-10-24

2・3年生 中間発表

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10月も残り一週間。季節の変わり目です。山形は冬に向けて、刻々と寒さが増しています。

 

11月のジュリーに向けて、2・3年生の作品も形が見えてきました。

毎日それぞれの制作に没頭している学生たち、今週は中間発表が行われています。

 

 

 

馬場スタジオでは、「カフェのリノベーション」の設計課題の発表がありました。

この課題では、デンマークからの留学生も参加しているので、

学生たちが英語でコミュニケーションを取っている姿もみられます。

 

 

 

2年生の住宅設計の中間発表では、特別講師のかた3名をお呼びして講評を頂きました。

70名近い学生が連続で行う発表は、中間でありながらそれぞれの個性が表現されていました。

 

来週は4年生の卒業研究中間発表が行われます。

3回目の発表となるので、どんな風に作品が仕上がってきているのか楽しみです。

 

 

 

 

 

2013-10-17

3年生授業風景~可変性のあるギャラリー~

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台風から一転、晴れ晴れとした天気ですが、風の冷たさが厳しい冬の訪れを感じさせます。

学生のみなさんは芋煮会等でそれぞれに山形の短い秋を楽しんでいるようです。

 

昨日は全学休講という事もあり、普段よりも一層賑やかに感じる建築・環境デザイン学科のギャラリーです。

写真は志村スタジオの中間発表の風景。課題は「設計のための地球環境条件解読の実践」です。

皆さん熱心に発表しています。

 

 

 

 

そして、注目すべきところは

施設改修により、ピンナップボードになった北側の壁です。

ボードをプッシュピンで留めてプレゼンする事ができます。便利、かつ見易い!

 

 

サブタイトル~可変性のあるギャラリー~という事で、隣では三浦スタジオの皆さんが 大江町の1500分の1の地図を広げて、マッピングをしていました。

 

相当大きな地図ですが、地図情報を皆で分担して書き出しているようです。こちらも真剣な眼差し。

 

建築・環境デザイン学科のギャラリーでは日々イベントや、演習のエスキス・ジュリー等たくさんのシーンがあります。

 

 

大きな窓からの光で、ほとんど日中は電気を使わなくても良いくらいです。

 

次回は、反対側のホワイトボードの壁を紹介したいと思います。

 

 

 

 

お楽しみに。

 

 

2012-08-19

3年生 近自然工法 2009年

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課題概要

「千歳山公園」は千歳山の麓の、秋庭山、雷神山に挟まれた傾斜地に位置し、周囲には数々の自社が建ち、加えて、後背の平清水は古来窯場の集まる陶里として知られ、千歳山と合わせて都市計画法による風致地区に定められており、緑濃い屋敷町の趣を残し、自然と親交の一大拠点と目せる場所生を有したところです。しかし他方では、地区を貫く恥川のコンクリート護岸築造など、当の場所性の遺失が建年される面もあり、こうした場所性を理解し、その本質的継承・進展に寄与するデザイン解を導くことを目標としています。

 

最優秀賞

意識の昇る公園を目指して
野呂光平、工藤裕太

対象地一帯は、縄文時代より「端山信仰」の舞台となった。死者の霊が公園の背後に控える千歳山へと昇り、子孫を見守るというもの。それ故、千歳山は人々にとって特別な意味を持ってきた。ところが現在はそのような場所性が、宅地化や国道開発によって薄れつつある。そこで、人々に千歳山への意識を想起させる公園を、大地を構成する流紋岩の「みち」によって構想した。染井吉野の下を潜るみち。平清水焼の窯に使われていた赤レンガによる切り通しのみち。千歳山の植生を構成する赤松の下を潜るみち。それ故、千歳山は人々にとって特別な意味を持ってきた。ところが現在はそのような場所性が、宅地化や国道開発によって薄れつつある。そこで、人々に千歳山への意識を想起させる公園を、大地を構成する流紋岩の「みち」によって構想した。

 

[講評]
日常的な生活空間の一部となった当地に地区本来の精神性を回復しようと構想し、材料・工法・構造・造形について緻密に検討をしつつ、創造性と具体性を兼ね備えた質の高い提案を作成した。自身の志向に適う表現手段を開発できたことも評価する。(廣瀬俊介)

 

優秀賞

人と公園を結ぶ建築、人と場所を結ぶ公園
上原由吏江

[講評]
地形、潜在的植生についてよく調べ、地区の人々の生活についてよく考えながら、土地の可能性を総合的に引き出して周辺の暮らし手の日常を豊かにし得る提案を作成した。確かにこの場に合うと同意できる感性的着想と、これを具体化する方法を明確に提案した。自身の志向に適う表現手段を開発できたことも評価する。(廣瀬俊介)

 

人と公園を結ぶ建築、人と場所を結ぶ公園

菅野彩菜

[講評]
確かにこの場に合うと同意できる感性的着想と、これを具体化する方法を明確に提案した。自身の志向に適う表現手段を開発できたことも評価する。(廣瀬俊介)

2012-08-18

3年生 サスティナブル・コミュニティ 2009年

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最優秀賞

食とエネルギーから取り組む農山村における持続可能な地域づくり
後藤東 志村ちあき 佐々木愛奈

[講評]
地域住民の生活を表情豊かにとらえ、実現も可能な親近感のある提案を行うことで、地域に自信と希望を与えた。

 

優秀賞

山元エコビレッジ構想 -ここにあるもの、使わなきゃ損!!―
齋藤亜衣 照井真衣 玉津愛弓

[講評]
地域の資源となるテーマを絞り込み、深く掘り下げることで、具体的で地域にとっても有用な提案を行った。