2009-12-02
「巨木モデル」講評
こんにちは。
オセロを久しぶりにやったら、強くなっていました。
古川です。
単純だけど奥が深いゲームです。
どなたかか今度オセロしましょう。
今日は予告どおり、「巨木モデル」の講評の様子をお伝えします。
「巨木モデル」についてはこちら↓
http://gs.tuad.ac.jp/a+e/index.php?date=2009-10-22
去る11月18日に平田晃久さんを招いた講評会をおこないました。
とにかく巨木性のある住居をつくる、というとても抽象的な課題。
いままで出されたことのないような課題だったと思います。
巨木の中からどんな要素を抽出するのか、その要素をどのように建築化するか、
その2段階のハードルがあり、どちらも簡単ではなかったはず。
平田先生も最後におっしゃっていましたが、
そういう抽象的な概念をモデル化する、つまり具体的な形にする、
訓練のような課題でした。
形をつくるルールをデザインする正攻法な回答だけではなく、
物語をつくって空間化するような回答も多くみられました。
ひとりひとりが「巨木モデル」という課題にきちんと向き合い、
大いに悩みながらも、楽しんで答えを導き出していて、
だからこそひとつとして同じ回答はなく、
先生方も、私もとても楽しんでみることができた講評会でした。
3年生にとっては、
思考の引出しをひとつ増やすことができた、そして引出しの増やし方を身につけることができた
貴重な経験だったのではないでしょうか。
また来年も、切り口の違う課題、やりたいですね。
*****
さて、師走です。
今月はなんといっても、卒業研究の提出があります。
ざわざわする予感。
楽しみですね。
それから、ひとつお知らせです。
第10回以来ストップしていた「わたしたちの未来」のポットキャスト配信が、
明日からまた再開します。
大晦日まで、1日おきにリリースしていきます。
あなたのiTunesにもおひとついかがですか?
ちなみに、画面右の「記事カテゴリー」の
「FMラジオ番組「わたしたちの未来」配信」をクリックしていただくと、
過去の配信をまとめて見ることができます。
少し面倒ですが、画面をスクロールしてお探し下さい。
下にいけばいくほど古いものが見れます。
それではまた。
2009-11-16
全国卒業設計展示会
こんにちは。
牡蠣がおいしい季節ですね。
古川です。
金曜日の日記で、「ワンデイプロジェクト2009」について告知を行ったところ
志村先生から、昨年のワンデイプロジェクトの写真いただきました!
さっそくのせちゃいます。
昨年は茶室の課題。
藤森先生に出題者として来ていただきました。
これは何をしている場面でしょう?表彰?
2009-11-13
木造講評とワンデイプロジェクト
こんにちは。
カレーをつくろうと張り切ったら、
辛口のつもりが甘口を買っていました。
古川です。
ショックでした。
たくさんつくったので、毎日甘口カレーです。
今日は、昨日おこなわれた2年生の「木造住宅の設計」の講評会でした。
その模様をまずは写真でお見せします。
こんなかんじで、ずらっと並べた図面と模型を一人ずつ発表します。
先生たちも移動して詳しく見ます。
模型を使って詳しく説明。
質疑応答。
日もとっぷりくれました。
*****
それでは最後に告知を!
来週17日18日19日に、「ワンデイプロジェクト2009」をおこないます。
みなさんおつかれさまです。
2年生のみなさん、どうでしたか?
たぶん今までで一番といっていいくらい大変だったと思います。
どんな住宅にしたいかというところから考え始めて、
平面、立面、断面、模型を行ったり来たりしながら空間を決めて、
おまけに木造の軸組み(柱梁)を成り立たせなくてはいけない。
これが完璧にできたらいますぐ設計のアルバイトできますっていうくらい、
ヘビーな課題だと思います。
きちんと真面目に木造住宅を勉強して取り組んだ人、
建築的なコンセプトから考え始めた人、
両方の取り組み方がみてとれましたが、
一番強かったのはそのどちらもやりきっていた人です。
建築として実現したいポイントがはっきりしていて、それを空間に具体化できていながら、
きちんと構造的にも解けている。
そんな住宅が先生をうならせていました。
はじめての課題で時間の使い方をうまくコントロールできず、
納得できない結果になってしまった人もいると思います。
でもきっとこれで、ひととおりの流れがつかめましたよね。
それは次回に生かせます。
私からちょっとだけお小言を言うと、
これから先、「締切」はどんなときでも絶対です。
もし間に合わなかったら、
受け取ってもらえなくても何も文句は言えないのです。
だから、もちろん遅れないことが一番ですが、
もし万が一遅れてしまったなら「受け取ってもらって当然」ではないですから
きちんとお願いする気持ちで出しに来てください。
たぶんこれから、少しずつ成長していってくれると思いますが、
そういう、相手や場面に応じてコミュニケーション方法をわきまえることは、
人としてとても大切なことです。
ワンデイプロジェクトとは、学年の垣根を越えて競い合う、
一日勝負のアイディアコンペです。
1年生から大学院生まで、誰でも参加できます。
A2用紙1枚に表現したプレゼンを、無記名でピンナップして、
学科の先生全員で審査します。
最優秀、優秀、入選のほか、学生の投票による学生賞、
各先生の推薦による教員賞があります。
すべての賞に賞品がでます。(豪華!)
そして毎年ゲストを呼んで、課題を出題してもらうのですが、
今年のゲストは、昨年度本学科から芸大の建築に移られた
元倉真琴先生です!!
参考に昨年の様子をお見せしようと思ったのですが、写真がないので、
たまたま見つけた一昨年の受賞作品をご紹介します。
「食べること、飲むことを楽しむかたち」
大学のキャンパス内に食べたり飲んだりする場をデザインしてください、
という出題です。
学生のみなさんふるってご参加ください。
様子はこちらでレポートします。
お楽しみに。
それではまた。
2009-11-09
こつこつDVD
こんにちは。
髪を切りました。
古川です。
磯野家の次女のような髪型になりました。
そして今、磯野家について調べてて知りました。
私、マスオと同い歳です・・・
マスオの歳でワカメの髪型って・・・
ところで古川は、地味な仕事が割と好きです。
とくに煩雑だったものをわかりやすく整理したり、
皆がやらないといけないと思いつつ、
ずっとほったらかしている仕事が好きです。
完了したとき、すっきりするからで、
完全に自己満足の世界です。
最近始めた地味な仕事は、記録映像のDVD化です。
準備室には、過去学科で主催したさまざまな講演会の、
映像記録が保管されていますが、すべてDVテープ。
興味をそそる映像タイトルがたくさんあっても、
カメラのちっちゃい液晶でしか、見返すことはできませんでした。
その量が結構なものです。
結構たくさん有名な方にきていただいています。
建築家だけでも、
ドミニク・ぺロー氏
伊東豊雄氏
藤森照信氏
原広司氏
隈研吾氏
青木淳氏
富永譲氏
妹島和世氏
内藤廣氏
坂本一成氏
山本理顕氏
東孝光氏
手塚貴晴氏
ヨコミゾマコト氏
などなど
そうそうたる顔ぶれ。
もちろんまちづくりや、ランドスケープ、構造などの先生にも、
たくさんきていただいています。
これを見られないのはもったいない、
ということで、
こんなかんじでDVD化。
やはり・・・時間がかかりますね。
DVDに焼く時間を入れると一本4時間くらい。
一日1本を目標にこつこつやろうと思います。
見たい学生は、準備室でいつでも見れます。
また、DVDの貸出など、
必要に応じて順次システムを考えていきますので、
相談してください。
あ、それから、優先的にDVD化してほしい講演会の
リクエストも受け付けます。
とりあえず今現在のHD読み込み済みタイトルは、
ヘルマン・カウフマン氏講演会
平田晃久氏レクチャー
黒川雅之氏レクチャー
古谷誠章氏講演会
です。
新作タイトル続々追加予定!
お楽しみに。
*****
余談ですが、そのビデオテープの山の中に
私が2年生と3年生のときの講評会のらしきタイトルが。
他に講評会が映っていそうなテープなんてないのに、
なぜそこだけ?残っている?
なにか目に見えない力を感じながら、
・・・・こわいような、でも見たいような。
それではまた。
2009-11-06
最近の実習棟は・・・
こんにちは。
「俺、無難な幸せ手に入れたい。」
古川です。
巨木モデルの課題に取り組んでいる学生たちは、
最近みんな悶々しています。
みんなで話していると、
すぐに宇宙の話になってしまうようです。
そして最終的には「幸せ」の話に。
・・・・巨木は?
今日は、ここ最近の演習課題の様子をダイジェストでおおくります。
まずは、3年生のポートフォリオの演習。
提出したポートフォリオを展示して、
みんなで見ています。
そのあと、一人ずつ先生にプレゼンテーション。
これは2年生の木造住宅の設計の、エスキース風景。
大賑わいの実習棟からお届けしました。
それではまた。
やってますね。
こんな模型ができてました。
3年生も2年生も、そろそろ追い込みの時期。
つかれてるときはどうしても風邪ひきやすいので、
最低限の食事と睡眠は
かかさないようにしてくださいね。
応援してます。
*****
最後に本日の実習棟から。
準備室にも相談の学生がたくさんきます。
こちらは宇宙の話をする渡部先生と3年生。
2009-10-30
黒川雅之氏レクチャー報告
こんにちは。
最近準備室のテレビが地デジ化しました。
古川です。
自宅のテレビはブラウン管のテレビデオです。
もちろんアナログな上に室内アンテナ。
化石ですね。
今日は今週の水曜日におこなわれた
黒川雅之さんの学生向けレクチャーの様子をお伝えします。
当日は直前に告知にもかかわらず建築・環境とプロダクト合わせて
80名ほどの学生が集まりました。
レクチャーは終始学生の質問に黒川さんが答えるという形式。
質問をした学生に語りかけるように、熱心に話してくださいました。
質問をする学生たち。10名ほどの学生が質問をしました。
身振りを加えて熱くメッセージを伝えてくださる黒川さん。
黒川さんは近年、
自分がいままでストックしてきた経験や知識を、
若い人にどんどん放出して与えていきたい、
そんな熱意を感じていらっしゃるとのこと。
そのお人柄から人生哲学や心意気のようなものを、
たくさん教えていただいた1時間だったと思います。
質問形式でのレクチャーというのが、とても良くて、
質問が数珠つなぎにつながって発展したり、
ときどき笑いがおこったり、
このあと201に移動して講演会が開催されたわけですが、
それとはまた別のとてもスリリングな雰囲気が、
新鮮だったと思います。
参加したみなさん、いかがでしたか?
*****
最後に本日の実習棟から。
竹内ゼミの3年生たちが、全員でコンペやってるみたいです。
この代のゼミ生たちは
全員で議論できる、いい雰囲気があるので、
OGとしてはよろこばしい限り。
いいねいいね。
と思っていつもみてます。
がんばれ。
それでは、また来週。
風邪などひかぬよう、お気をつけて。
2009-10-26
益田文和氏講演
こんにちは。
最近、髪型がラフランスに似てる、と言われました。
古川です。
髪を切らなければ、と危機感が増しました。
さて、さきほど益田文和さんの講演会をきいてきました。
益田さんは、日本で環境問題がメジャーになる以前から
30年近くサスティナブルデザインに関わってきた方です。
製品が消費者の手に渡った後のことや、
製品や消費者の背後に広がる都市や社会のことを考えて、
デザインや発言をされてきた方、という印象を受けました。
建築はその物理的な大きさや使われる年月の長さから、
やはり都市や社会の状況と切り離してデザインすることはできません。
プロダクトは従来、より個人の感覚や身体に沿ってデザインされるものだと思いますが、
しかし、サスティナブルデザインを考えると、
都市や社会全体の大きな循環を考えてデザインする、
もしくは都市や社会のあるべき姿をメッセージとして伝えるデザインが、
必要とされている、ということを感じました。
プロダクトは物のスケールは小さいですが、流通、という量の武器があるとも思いました。
上の写真は、講演の後半で紹介された
彼はインドネシアの村で、若い人材を使い苗木を植え木を育てるシステムをつくりました。
そして木材を買い取り、ラジオをつくる労働者を雇います。
かわいい木のラジオで、循環可能な素材でつくられていることに加えて、
一連のシステムがこのラジオのデザインであり。
あるメッセージ性を持っていること。
それがサスティナブルなプロダクトデザインなのかもしれない、と思いました。
何か、建築にもいいヒントになるような、
そんな予感を感じながら帰ってきました。
*****
さて、明日は、
黒川雅之さんについて少しご紹介しようと思います。
お楽しみに。
2009-10-23
中間発表のつづきと告知
こんにちは。
寒くなると旅に出たくなります。
古川です。
一人で東欧あたりに行きたい気分です。
暗いですね。
今日は昨日の4年生の中間発表の続きを。
面白いの、いろいろありました。
今年の卒業研究の提出は、昨年までより1か月ほど早い12月15日です!
おお。ということは。
クリスマスも、年末年始も、
休めるってことじゃないですか。
みんな、楽しいこと想像して、がんばろう。
あと2か月、です。。
*****
さて、最後に告知をふたつ。
【1】
デザイン哲学研究所主催講演
益田文和氏「サスティナブルデザインの今日と明日」
10月26日(月)15:40〜17:00
本館407講義室
入場無料
黒川雅之氏は、黒川紀章氏の実弟で、
建築家であり、家具やプロダクトも数多く手掛けています。
MoMaをはじめさまざまな美術館の永久保存作品にも、
多数の作品が選ばれています。
ぜひ、ご聴講ください。
また、講演会は17:30〜ですが、
15:00〜実習等A2階ギャラリーで、
建築・環境、プロダクトの学生を対象とした、
対話形式のレクチャーをおこないます。
自由にいろいろなことを質問できる場ですので、
学生はぜひ参加してください。
*****
夜はとても冷え込みますので、
みなさま暖かくしてお過ごしください。
また来週です。
益田さんは、インダストリアルデザイナーとして
さまざまなデザイン開発に携わっています。
また、国際的なエコデザイナーのネットワークの代表などをつとめ、
サスティナブルデザインに深く関わっている方でもあります。
ぜひ、ご聴講ください。
【2】
デザイン哲学研究所主催講演
黒川雅之氏「日本の建築の中に未来を見つける」
10月28日(水)17:10〜18:30
本館201講義室
入場無料
2009-10-22
平田晃久氏レクチャー報告など
こんにちは。
最近おかゆしか食べていません。
古川です。
また、風邪ひきました。
インフルエンザではありませんでしたが、
大学内ではインフルエンザの発症例があったようです。
みなさんもお気を付けください。
さて、きのうは、たいへん大忙しの一日でした。
まずは、2年生の「木造住宅の設計」の課題。
毎年建築家の先生に特別講師として来ていただいています。
2年生はこれから「木造住宅の設計」という課題で初めて本格的に住宅を設計します。
その課題のエスキス(設計途中のアイディアにアドバイスをもらうこと)を担当していただきます。
左から田中先生、菊地先生、小野先生です。
次に、3年生の短期課題の特別講師、平田晃久さんのレクチャーです。
地形や木や生き物といった自然をお手本として、
そこから要素を抽出し再解釈し、ロジックが組み立てられていることが、
とてもよく伝わるお話でした。
学生にとっても刺激的なレクチャーだったと思います。
そして平田さんが持ってきてくれた課題は「巨木モデル」。
とてもおもしろいので、課題説明文を転載します。
*****
課題:巨木モデル
数百年、時には数千年の樹齢を持つ巨木。
その存在には人を圧倒するものがある。それだけではなく、そこにはある安心感とか説得力のようなものが漂う。
建築は、巨木のような存在になりえないだろうか。
そういう問いかけに答える建築のあり方を、「巨木モデル」と仮に呼んでみる。
これは難しい問いだ。というのも、巨木というものは本来あらゆるモデル化を拒むかのように超然と存在しているからだ。
とはいえ、それでもあえてそこからなにかを抽出することはできる。
たとえば巨木は、内側からできた外形をもつ。それは、自分自身の生成原理を広げるようにして、いわば内側からできている。しかし同時にシンボリックな姿、外側からの見えをもっている。
巨木はそれ自身の純粋な生成原理だけでは説明しきれないさまざまな出来事を反映した、いびつな姿をしている。たとえば雷が落ちて一部が死んでいるとか、くぼみから別の植物が生えているとか。言い換えるならそれは他とからみあう何かなのである。
「巨木」をどのようにモデル化できるか。まずはそれを考えてみてほしい。
そしてそういう特性を備えた住宅を構想してほしい。「巨木モデル」としての住居。
不可能な問いを鮮やかに乗り越える、生き生きとした提案を期待している。
平田晃久
*****
さて、どんな巨木モデルが出てくるか、楽しみですね。
そして、最後に4年生の卒業研究中間発表。
午後8時。長い一日がおわりました。
*****
今回の中間発表は、前回より少し長い一人4分の発表時間。
2日に分けて行います。
明日は2日目の様子、ご報告します。
お楽しみに。
2009-10-16
ウェルカムパーティー
こんにちは。
ホットカーペットの上に横になり、
毛布をかけるとあったかいです。
古川です。
天国ですね。
今日は留学生イーダとフィリップの歓迎会の模様。
3年生、4年生、院生、先生、総勢22名の宴です。
建築・環境デザイン学科は、
デンマーク王立アカデミーと交換留学をおこなっています。
ほぼ毎年、留学生がきます。
また、こちらの大学からデンマークへの留学もできます。
今年デンマークからやってきた留学生は、イーダとフィリップです。
二人は院生室に机を構え、3年生の課題に参加する予定。
楽しみですね。
*****
来週は、4年生の卒研中間発表会や、
平田さんのレクチャーなどイベント目白押し。
総力取材したいと思います。
それではまた。
2009-10-09
ゼミ旅行(主にリノベ建築ツアー)
こんにちは。
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
古川です。
さて、今日は馬場ゼミのゼミ旅行の写真をもらったので、
のせてしまいます。
竹内ゼミとはまた違った雰囲気を、
感じていただけるかもしれません。
彼らは、関西-四国へ。
直島、犬島、大阪、高松。
おもにリノベーションめぐりの旅のようです。
とにかく、絵がさわやかです。
海だからかな。
それでは、ざーっとのせます。
以上です。
楽しげですね。夏っぽいです。
思えば、四国とか中部って、
海外よりも行く機会少ないかもしれないです。
一度はゆっくり旅してみたいと、
写真をみてしみじみ思いました。
*****
今日はいまからアジアハウスに行ってきます。
また、その模様もご紹介しますので、
ぜひお楽しみに。
かしこ
2009-10-01
ポートフォリオ(演習課題)
こんにちは。
週替定食を週に2回も食べてしまいました。
古川です。
麻婆豆腐、おいしかったです。
さて、今期から演習で新しい試みが始まりました。
3年生の演習「ポートフォリオ/自分の表現を発見する」です。
以下、馬場先生の課題書から引用します。
*****
■ 出題の背景
●自分のポートフォリオを制作することを通し、以下のことを発見・習得して欲しい。
*自分にあった表現
*それを表現するための技術
*相手に自分の考えていることを伝える手法
●この演習は、単にポートフォリオをつくるものではない。その制作、実践を通して「表現の技術」を「自分なりに習得・発見」することが重要である。
●今まで2年半でつくってきた作品、演習やゼミでの活動、その他プロジェクト、コンペ、サークル活動でもいい。自分がつくったことを、一冊の作品としてまとめ、自分にあった表現を行う。
*****
自分なりの表現をみつける演習であると同時に、
これから始まる就職活動に必須となるポートフォリオつくる機会でもあるわけです。
これを2週間で。
3年生へ
ちゃんとやろうと思ったらすごく大変な課題です。
でも、ポートフォリオっていつかやろうと思ってるとずるずるのびて、
結局は就職活動ぎりぎりになってしまい、急いで作ると良いものができないもの。
演習できちんと時間をとってもらえるのは、むしろとてもありがたいことだと思います。
3週間、時間をもらったと思って、
集中して作業してみてください。
おぼえようと思っているソフトも「時間がないから今回はだめだ」とあきらめず、
触っていれば最低限のことはできるようになるので、
とにかくやってみてください。
馬場先生が参考にと、ご自身のポートフォリオを持ってきてくださいました。
かれこれ17年前のもの。
Macが100万円くらいした時代だから、もちろんワープロの文字と写真の切り貼りで、
Illustratorでちょちょっとクリックしたらすぐ華やかにできる、今の環境とはずいぶん違いますが、
でも基本的な全体の構成や、編集の仕方、ちょっとしたアイディアなどは、
以前も今も良いものは変わらないと思いますので、
ぜひ参考にしてください。
さらっと紹介します。