こんにちは、放課後農芸です
気温が暖かくなってきて初夏の訪れを感じられるような季節になって参りました。皆さんはどうお過ごしでしょうか。
さて、5月の16日に行われた勉強会ですが、今回は『みそ会』と題して我々が昨年度に作成したみその、主に値段について考える会を行いました。
みそ作りの活動に関わった時間が多い順からグループに分けられ、まずは「自分ならこのみそをどれくらいの値段で売るか?」「自分ならこのみそをどれくらいの値段で買うか?」について考えました。
結果はこんな感じに!
主に作業に沢山関わった人たち(表左側)の方が、高い値段をつけている傾向にありますが、これはみそ作りの活動に対して並々ならぬ愛情と努力を捧げた結果です。「プライスレス」、というのは我々の活動を支えてくれた人へお礼の気持ちを込めて渡す、というものでみんなで頑張った想いに値段をつける訳にはいかない、というとても素敵な考え方でした。
表右側のグループはみそ作りに参加していない消費者側の目線の方々ですが、こちらは非常に論理的な意見が出ていました。果たして、今回こちらのグループに所属していた方々が今年のみそ作りに参加した結果、意見は変わるのでしょうか……??
次に、「300円のみそで利益をあげるには?」について考えました。
「品種改良をして大豆の大量生産を狙う」「機械化を進めて人件費を削る」などの意見が多く出る中、「円高で原材料を輸入する」「個人ブランドにする」などという筆者にとって目から鱗のような意見も…!「輸送費を抑えるために生産、加工、売り場を同一の敷地で行う」という意見なども出ました。
最後に、今回のゲストとしてお招きした明子さんから、為になるお話を沢山聴かせて頂きました。明子さんは10年以上みそ作りの活動を共に行い、我々を愛情深く見守って支えてくださっており、今年のみそ作りでも大変お世話になりました。この場で御礼申し上げます…!!
今回のみそ会の紹介は以上になりますが、このみそ作りという活動は、お米、麹、お塩、ガスに至ってもさまざまな人の協力、「てまひま」があって成り立っています。多くの人が集まってみそ作りをした経験は、何事にも変え難い貴重な経験となることでしょう。この活動に関わってくださる全ての人に敬意とお礼の気持ちを忘れず、今後も放課後農芸の一メンバーとして活動していきたいと思った会になりました。
長々とお付き合いありがとうございました!昼夜の寒暖差が激しいので皆さんもご自愛ください!!
デザイン工学部 建築・環境デザイン学科2年 髙橋愛依