こんにちは。放課後農芸です。
今回は、味噌づくり当日の様子をお伝えします。
この日は、あいにくのお天気でした。しかし、大切に育ててきた大豆が多くの方々に支えられながら味噌になっていく初日ということで、ワクワクが止まりません。雨の降るなか、畑にテントを張り、準備万端です!
大豆の選別や材料調達、そして味噌づくりの全てを手ほどきしていただいている明子さんに今年もお世話になりました。
まずは、前日から水につけておいた大豆を、じっくり柔らかくなるまで煮ていきます。親指と薬指で潰すことができるくらい柔らかくなるまでの2〜3時間、灰汁を取りながら、沸騰しすぎないように火加減を調整していきます。
その間に、「深瀬善兵衛商店」さんにお願いしていた麹を受け取りにいきました。白米と玄米から作る2種類の麹です。試食してみたら、特に玄米の麹が口の中で広がり、とても美味しかったです。
大豆が煮えたら体育館に移動して、冷めないうちにひたすら大豆を挽いていきます。餅つき用の臼と杵、すりこぎ、うどんのように袋に入れて踏んだりと、とにかくみんなでマッシュしていきました。
豆の形がなくなるまで潰したら重さを測り、冷まします。その間に、麹と塩を大豆の重さに合わせて、使用する量を用意します。
冷めた大豆、麹、塩、そして去年の味噌を少し入れ、よく混ぜます。この時に、白米の麹と玄米の麹の2種類に分けて味噌を作っていきます。
まだ少し温かい大豆と粒々で冷たい麹、ちょっと手に染みる塩の触感が、味噌を作っている!という実感になりました。
そして、いよいよ味噌を樽に詰めていきます。空気が入るとカビてしまうため、おにぎりのように丸めて、樽の中に叩き入れることで隙間を無くしていきます。叩き入れた時の音がとても心地よかったです。
樽に味噌を入れたら、淵に塩をまぶし、重石を乗せます。ここからは熟成した味噌になる秋頃まで、様子を見ながらひたすら待ちます。
明子さんの手ほどきのおかげで、今年も順調に仕込むことができました。ありがとうございました!
私は、大豆を植えるところから味噌づくりまでを初めて経験しました。畑づくりだけでなく、味噌づくりを通して、農芸メンバーはもちろん、たくさんの地域の方々と出会い、多くの学びを得ることができました。また、農芸の味噌づくりを多くの方々が温かく見守ってくださっていることを知りました。このような環境で味噌づくりができたことは、私にとって貴重でとても素敵な体験でした。本当にありがとうございました。
今年仕込んだ味噌も、きっと美味しい味噌になって私たちを笑顔にし、来年へと繋いでいってくれるのだと思います。
芸術学部 美術科日本画コース2年 神作茉弥
こんにちは。放課後農芸です。
今年は、色白の美人豆がたくさんあり、味噌づくりの期待が高まりました。
さて、今回は味噌づくり第二部です。
味噌づくりのための材料を買いに、毎年お世話になっている「橋本農園」さんと、「深瀬善兵衛商店」さんに農芸メンバーで伺いました。
まずは、白米と玄米を買いに「橋本農園」さんに伺いました。橋本さんには、米づくりの流れや肥料である「くん炭」についてお話ししていただきました。農薬を使わずにお米を作っている橋本農園さんでは、鶏や猫がのびのびと暮らしていました。
そして、「橋本農園」さんのお米を麹にしてもらうために、「深瀬善兵衛商店」さんに伺いました。「深瀬善兵衛商店」さんでは尚子さんに、麹について説明していただき、どのようにお米が麹になっていくのかを知りました。麹は生きていて、「作る」というより「育てる」という言葉がぴったりだと思いました。また、学生生活や、お店とデザインの関係性についてなど、様々なことについてお話ししていただき、とても勉強になりました。
また、塩は「塩や勝じ」さんで買わせていただき、庄内浜の昆布塩をいただきました。味噌づくり当日に使うガスとコンロは堤さんにお届けしていただきました。
最後に、「樽石大学」に水汲みに行き、その水で大豆を一晩漬けておきます。
ついに、味噌づくりのための材料を揃えることができました。
このように、芸工大の畑からたくさんの方々とのつながりが生まれていることを体感できました。今年も多くの方々に支えられ見守っていただきながら、山形の産物で味噌づくりを始めることができます!ありがとうございます!
芸術学部 美術科日本画コース2年 神作茉弥
みなさんこんにちは。
最近は、ぼちぼち暖かくなり始めサクラやコブシの花も咲いて全身で春を感じてます。
今回の内容は、味噌作りの始めの部分です。
まずは去年の11月7日に収穫した大豆を干すところから始まります。
脚立に紐をつけて干してきます。
次に、今年の2月17.18日で干していた豆の鞘から豆を一房ずつ丁寧に採っていきます。
こんなに取れました!
そして、同月の22.24日に採った豆をいい豆とクソ豆に分けていきます。
がんばってますね〜
ここまで全ての工程を、手作業でしてきました。
正直、手は痛いし、めんどくさいしでやな事も多かったですが農芸メンバーと集まって、黙々と作業をする様子は安心するような、どこか懐かしい感じがしました。
今の人の世は、科学の世で機械化!効率化!といった忙しない時代ですが、こんな時代だからこそ、あえて全て一から手作業でするのがいいのかもしれないですね、、、
今回はみそ活(1)なので次に2と3が追加されます。
芸術学部 美術科版画コース2年 橋本祥一