肌寒い日が多くなりました。体調不良者が多くみられますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、18日の勉強会では
『味噌の試食会』
『冬の展示のカルタについて』
『夏季休業中の放課後農芸の活動報告』
『放課後農芸の方針』
……という、盛りだくさんの内容でした。
『味噌の試食会』
本チュートリアルで栽培している大豆を使用したお味噌をいただきました。
白飯にはもちろん、パンに塗っても美味しかったです。
来年に向けて、今年も味噌づくりのために大豆を栽培しています。
『冬の展示のカルタについて』
前回の勉強会でも説明していただいた、11月に行われる展示のカルタの説明です。
農芸での体験・学びをカルタに込めて来場者に報告します。
木版で制作するので、木版の柔らかな風合いが今回の展示にぴったりだと思います。
『夏季休業中の放課後農芸の活動報告』
昼ごはんカフェ、三瀬海岸、屠畜合宿……色々なことがありました。
それぞれ参加した活動ごとにチームに分かれて話し合い、模造紙にまとめました。
よりよい活動にするために、来年に向けての改善策や一言も報告します。
昼ごはんカフェ
それぞれの夏休み
芸工祭
屠畜合宿
海
今回の報告で使われた模造紙は冬の展示にも出品されるそうです。
農芸の活動に興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。
『放課後農芸の方針』
今回、新たに本チュートリアルの方針が決まりました。
“根源”と“循環” です。
農芸では命について考える機会が多いように思います。
今回掲げられたこの方針を意識して、今後の活動や生活も実りのあるものにしていきましょう。
記:美術科日本画コース1年 末次佑
夜には凍える風が吹いて、山形も肌寒くなってきました。
そんな今日この頃、みそ活の報告をいたします。
今年の3月に仕込んだ味噌ができました!
今年で2年目、自分たちで仕込んだ味噌とご対面です。
作業スペース周辺、味噌の匂いが充満していくと同時に、
歓喜の声が飛び交い、持参したおにぎりを取り出し…(さすがです
味見もしつつ、感動したあとで、みんなで味噌を分配しました。
大豆の煮汁に水を加えたものと加えてない2種類の味噌をつくりました。
900グラムと500グラム。
ひとり、約1.4キロぶんの味噌を持って帰りました。(カバンは重くなって、味噌の匂いが染み付きそうです…)
コミュニティデザイン学科 3年 冨田恭平
10月4日の勉強会内容は以下の通りです。
1、夏休みの感想
2、冬の展示について
3、農芸での味噌作りについて
まず最初に各自円になって夏休みやった事の報告をしました。
一人旅に行った人やダイエットをした方など各自良い夏休みを過ごせたようです。
夏休み報告の次は冬の展示について先輩から説明を受けました。
去年好評だった農芸の展示会を今年は新しい作品も加えてやるようです。
最後に農芸での味噌作りの話があり、各自解散となりました。
話が終わった後も会計の係の1年生をどうするだとか勉強会で話す内容を決める会議に1年生も参加してほしいとかだんだん農芸の運営が2年生から1年生に引き継がれようとしているのがわかります。
これから一年生が中心で動くことが増えていくといいですね。
記:グラフィックデザイン学科1年 石井栞奈
10/2(日)、前日に掘り起こした里芋を使用し、芋煮会を行いました。
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10/2(日)
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育てた野菜を外で調理し食べるという行為は、大変贅沢なことだと感じました。
記:芸術学部 文化財保存修復学科 2年 佐藤 純一
10月1日、畑の片付けと明日の芋煮の準備をしました。
今日は最近にしては気温も高く良い秋晴れで、久しぶりにいい汗をかきながらの作業でした。
まず、里芋の収穫です。
この山形でせっかく畑をやっているのだから、としっかり植えておいた里芋を掘り起こします。
明日は自分たちで作った里芋を使っての芋煮会です。
去年仕込んでおいた農芸味噌も登場するのだとか。いまからとても楽しみです。
そろそろ実りも緩やかになる時期。収穫が終われば畑をたたむ準備です。
最後は畑に耕運機を入れるようです。
支柱を抜き、耕運機のはに絡まないようにしっかりマルチを取り除きます。
畑を整えたら明日の芋煮の準備です。
里芋を水で洗い乾かします。
明日も晴れの予報です。
良い芋煮会日和であることを願います。
記 美術科洋画コース 2年 鎌田菜央
9月22日・23日に「食べる命の合宿」を行いました。
1日目
生き物を殺すことについてどう考えているか、
体験を通して何が得られると思うかなどひとりひとり思いを話しました。
・食べることにためらいはないけれど、自らの手で殺すことにはためらいがある。
・スーパーに売っている肉を見て、こんなに殺す必要があるのか?と思った。
・屠殺される動物は絶対に痛みは感じているはず。手際よく、なるべく苦しませないように。
・植物・虫・魚もみんな生きているということ。
・どれだけ今回の経験を忘れないでいられるか。
山川牧場・山川さんからのお話。
乳搾りも体験させてもらいました。
搾りたての牛乳は甘くてすっきりしていて美味しかった!
2日目
朝ごはん。手作りバターを食パンにぬって食べました。
あと2時間ほどの命。
スケッチをしたり写真に残したり・・思い思いに時間を過ごします。
〈 屠畜 〉
動物たちは必死にもがき抵抗します。
変に苦しませないように、しっかりと抑えなければいけません。
頭を下にして、血を抜く。
部位に分けていく作業
スーパーで普段私たちが目にしている肉の形になっていきます。
うさぎの皮はとってもふわふわ
お昼ごはん
とりそばとうさぎのソテー。命をいただく。
とりそばで乾杯!
最後のまとめ。
ひとりずつ屠殺を終えて感じたことを話しました。
・動物のもがき、本物の生き物らしさを感じた
・少しづつ美味しそう食べてみたいなという気持ちが出てきた。
・屠殺直前、殺される側の気持ちになってしまう。
・自らの手で屠畜したニワトリ、あまり美味しく感じられなかった。
・殺したとは思わなかった→自分の命にした、向かい合って食べてあげられた
私たちは、食べなければ生きていけません。
毎日命をもらって生きています。お肉に限らず、魚や野菜からも。
毎日スーパーに新しいお肉が並べられていくということは、
私たちの見えないところで毎日生き物が殺されているということです。
そんな当たり前のようなことも普段みんな忘れてしまっているような気がします。
今の世の中は、衛生面や行き過ぎた優しさで屠畜は隠されています。
いくら食べ物に感謝したくても、
死が見えないのだから心からありがたいと思うことは難しいことです。
多めに在庫確保をしなければいけなくて、結局余って捨てるなど 色々な問題はありますが、
一番の問題は、「見えない死」ではないかと思いました。
いまの気持ちを忘れないように、これからも命をいただこうと思います。
この「食べる命の合宿」に参加することができて本当に良かったです。
記:美術科工芸コース 1年 伊藤真理子