はじまりは種から。
野菜を「買う」のではなく、「つくる」ことで「いただきます」に込める気持ちも変わってきます。
泥まみれになって土を耕し、小さな芽を見て感動する。
夏の盛り、手が追いつかないほど伸びてくる雑草。
手間をかけた分だけ、その味は栄養となり吸収されていくようでした。
旬の味は美味しいうえに、生命力があります。
そして、夏の終わりにつれ徐々に力の弱くなっていく姿を見ているうちに、今まで意識することもなく一年を通して手に入った野菜は不自然に思えて買わなくなっていました。
季節に寄り添い、自然の恵みを享受する。
畑しごとは、食べるために働く、本当の意味で生きるためのしごとです。
記:テキスタイルコース 玉手りか