山形では桜が見頃を迎えました。
大学の裏にある悠創の丘では、満開の桜が美しく咲いています。
さて、4月23日の勉強会では今年行う企画のプレゼンと植える野菜の案出しを行いました。
まずは勉強会や今後の活動でやりたいことのプレゼン大会。各自用意してきたパワーポイントを見ながら様々な案を出しました。「お米について」の勉強会や、学祭に向けた新たな取り組みなど盛りだくさん。
続いて今年植える野菜の案出しです。グループになり自分が育てたい野菜をたくさん書き出していきます。
次に書き出した野菜について、育て方や時期など詳しく調べていきます。全員で話し合い、本当に育てられるのか考えます。
全部で50あまりの野菜が出ました。
新入生に好きな野菜を1つずつ、赤丸で囲んでもらいました。黄色い丸で囲んであるものは去年も育てた野菜になります。
新しく育てる野菜や、珍しい野菜があってワクワクしますね。
そして去年は上手くいかなかった野菜も。今年こそ収穫できるよう、リベンジです。
次回の活動は5月6日、畑を耕します。
美味しい野菜を作るためにはまず土作りから!
グラフィックデザイン学科2年 佐藤花音
山形では桜が咲き始め、少しずつではありますが、温かくなってきました。
それでも朝と夕方の気温が大きく違い、毎日の服装に迷う毎日が続いています。
さて、放課後農芸では4月16日に、新入生オリエンテーションを開催いたしました!
11日の新入生説明会にたくさんの方が聞きに来ていただいた上に、
オリエンテーションもにぎやかな場になりました。
はじめにひとりひとり自己紹介を行った後、放課後農芸の3年生の先輩が作ってくださったパワポで
放課後農芸についてや1年の流れなどを説明していただきました。
笑い声が上がる場面もあり、楽しく聞いていただけたのではないかなと思います。
今年は例年よりも東北出身の子が多い印象でしたが、学科は例年通り様々でした。
今年の活動も、学科を超えた交流の場になりそうです。
最後に、新入生との親睦を深めるためにゲームを行いました。
自分を〇〇に例えると?いう質問に対しての答えを書き、理由を聞き合うというものです。
お題はキャラクターや調味料など、難しいものが多かったですが、
グループごとにたくさん会話が生まれていました。
今回、司会をさせていただき、緊張して始まる前から落ち着かずそわそわしていました。
しかし、先輩方のおかげで最後はいつも通り話すことができ、
先輩方は偉大だなあと深く感じました。
この1年で私もそんな先輩方に近づけたらいいなと思います。
また、今後の活動でより多くの新入生と交流を深めていきたいです。
文化財保存修復学科 2年 今野アリス
2日目はいよいよ本番、味噌作り。
今年採れた大豆の総重量は20.16kg。使える豆は17.76kgと大収穫でした。
味噌作りで大変お世話になっている田中さんの説明を聞いて味噌作りに取り掛かります。1日目にも来てくださり、色々お話できてとても楽しかったです。
大豆からは、まるでメレンゲのような大量のアクが出ます。3時間アクが出なくなるまで、薬指と親指で潰せるくらいの柔らかさになるまでじぃ〜っくり煮ます。
その間に蕎麦も作ります。蕎麦粉も小麦も山形のものを使用します。
この蕎麦打ちがかなり大変でした。全然粒が揃わないしなかなかまとまらない!と大人陣が苦労してると、ちびっ子くんの方が上手に蕎麦打ち出来ていて、小さな先生になってみんなに指導してくれていました。その光景に学生も大人もにっこり、ほのぼの。
1日目に寄ったお蕎麦やさんで蕎麦の太さを学んだ柳川先生のお蕎麦もかなり細く切られていましたが、先輩のお蕎麦も負けないくらい細く切られていて田中さんに「今日作った中で最高傑作」と褒められていました。ちなみに私は生が好きです…。小麦の生ってお腹壊しちゃうんですけど、やめられないんですよね。美味しくて。
休憩時間のJさんとちびっ子兄妹の様子。ポケモンGOをしております。色んなポケモンが出てくるたびに「これは強い?どこにいるの?」と質問攻めのちびっ子くんに対し、ちびっこちゃんは小さなお顔に似合わない深〜いしわを作って画面を覗き込んでいました。
こうして一人一人が作ったお蕎麦が完成。みんな太さも味もバラバラですが、苦労して作った食べ物をみんなで食べるとそれだけで何倍も美味しく感じられます。幸せだな…としみじみ思いました。
そうしている間に大豆が柔らかくなって、いよいよすり潰し作業です。臼と杵を使い潰していくのですが、この杵がまあ、なんと重いこと!!
それでも作業をやめることは出来ないので、みんなで順繰り順繰り代わって大豆を潰していきます。
ちびっ子ちゃんも、頑張ってお手伝いしてくれました。
小さなおててで、トン、トン、トン。小さな杵でトン、トン、トン。
健気な姿に目から水がっ…。
効率を考えて、第1段階で荒潰ししています。ホクホクの大豆はきな粉のような香りがして、食べると味付けのしていない枝豆の味がしました。もともと枝豆なので、やはりそこは変わらないようです。それでも、ほのかに甘くて美味しい茹で大豆が農芸の畑で出来たことが嬉しいです。
この後、麹と塩と茹で汁、大豆を混ぜ合わせて3樽分のお味噌が出来上がりました。
この段階で一口食べて見ると、とんでもなくしょっぱいです。しょっぱいというより、辛いに近い!この塩辛さが味噌になった時に、マイルドになるんだから凄いですね、発酵の力って。
色んな人の力、見えない菌の力がたくさん集まって出来た2019年のお味噌は1年後、どんな色になって、どんな食感がして、そしてどんな味がするのでしょう。
開封するのがとても楽しみです。
これで農芸2018年度の活動は終了しました。
新年度の農芸もどうぞよろしくお願いします!
美術科洋画コース2年 中澤妃奈代
みなさま、こんにちは。新しい元号が発表されましたね!
5月から「令和」を使うのかぁと考えると、新しい道具を使う時みたいにワクワクしてしまいます。
世間話はここまでにして、本題の「味噌作り」の様子について書いていきます。
今年の味噌作りもお水、米、麹、塩、そして大豆は全て山形のものを使って作りました。
大豆は放課後農芸の畑で採れたものです!これこそ地産地消ですね…!!
まず、1日目の様子。
大豆を煮るため、そして味噌作りをしている傍でみんなで作るお蕎麦に必要なお水を蓄えに樽石大学へ行きました。
今年は本当に雪が少なくて、去年とは全然違う景色にビックリ。
先生の息子さんも一緒に参加しました。元気な子がいると、みんなが温かい優しい気持ちになれる気がします。あっ、いつもの農芸の空気も温かいですよ!それよりも、もっとなのでアツアツの空気です。
ちなみにこの写真が去年の樽石大学の様子。雪が凄い!!
ちょうどお昼時なのでみんなで朝日町のお蕎麦やさんへ。
柳川先生に「明日作る蕎麦の太さを覚えておいて」と言われ、こんなに細く切れるかなという心配をよそに、美味しいお蕎麦を堪能して大満足。蕎麦の太さは茹でたら少し太くなる事を忘れて見たままの太さを覚えて帰ってしまいました。
次にはしもと農園さんから頂いた精米と玄米を麹にしてもらうよう頼んでいた深瀬商店さんのところへ向かいます。
あのツヤツヤなお米がこんなにもモフモフの麹になるだなんて全く知らず、生で見れたことに感激!もっとネチャッとしてるのかと思っていたら、案外ほろほろしていて、一口食べると甘くてちょっぴりお酒のような…苦くはないけど、なんて言うんでしょう。私はカマンベールチーズの白い皮の部分に似た味だと思いました。
こうして水汲み、麹受け取りは終了です。
長くなりそうなので、味噌作りについては次のブログで書きます!
美術科洋画コース2年 中澤妃奈代