こんにちは。放課後農芸です。
暑かったり雨が降ったりとした日々が続いていますが、いかがお過ごしですか。
6月6日の勉強会は「モモ会」でした。
毎年恒例のモモ会では、ミヒャエル・エンデ作『モモ』の6章・インチキで人をまるめこむ計算をみんなで輪読し、感想を共有します。
自分の時間の使い方を見つめ直したり、時間の感じ方を振り返り疑問を持ったり、
登場人物の立場に立って考えてみたり、
今の社会での時間の捉え方を考えたり、最近よく耳にする時短という言葉を思い浮かべたり…
一人一人、様々な視点で時間について自分事として考えました。
初めてモモ会に参加する人は、自分の生活の在り方を見つめ直す人が多く、
2回目3回目の人は、去年とは違う視点から、
何度も参加している人は、自分だけではなく、周りの人や社会にも目を向けて
考えていたように感じます。
また、今回は文中の「時は金なり」や「時間とは、生きるということ、そのものだからです。」というところに着目している人が多い印象でした。
放課後農芸では、慌ただしい日常生活とは切り離されたような感覚になる畑でのゆったりとした時間、答えの出ないテーマを真剣にじっくりと考える勉強会での時間、があると思います。
周りの人たちから見たら、もしかしたら無駄な時間かもしれない。でも、この時間を大切にしたいね。
『モモ』を読んで、時間について同じ空間で考えたことを共有したこのメンバーで、今年も放課後農芸の活動を行っていきます!
だんだんと暑くなってきましたが、皆さんもお元気で〜
芸術学部 美術科日本画コース3年 神作茉弥