雪が舞い、積もっていく日々が続くと同時に、雪を長靴でかきわけて歩く日も続きます。
放課後農芸の冬の活動のひとつとして、今年も”味噌活”があります。今回は、大豆の実を殻から出していく”実落とし”を三日に分けたうちの一日目を行いました。
まずは、農芸小屋の二階に干した大豆の枝を大学の体育館に運びます。
自然にはぜた豆がブルーシートの上に転がっています。
上から下ろす際は二人以上の人手がないと厳しいです。
枝に衝撃を与えると、はぜた豆がどこかへ転がってしまいます。互いに声をかけながら慎重に。
今年は大豆を日をまたいで体育館に置いておけないので、落とせそうな量だけ下ろしていきます。
ブルーシートにくるんで車に積み入れ、体育館へ運びます。体育館へは、柳川先生にお車をだしていただきました。
体育館に着いたら、シートを広げて作業を始めます。
午前中には昨年もお世話になりました、田中さんも参加しての実落としです。
時々雑談しながら、少しずつ出していきます。
大学は補講期間なので、体育館を使用する時間が限られています。体育の授業と被らないように片づけをして午前は終了です。片づける時も、感謝を込めてキレイにして終わりましょう。
その間に学生も代わる代わる実落とししていきました。
体育が終わるまでのお昼休憩ののち、午後の作業が始まります。
途中で枝を捨てに行きがてら、追加の束を持ってきます。
目に見えて束が減っていくのが分かると、自然と心に余裕ができました。
途中、何度かカメムシが出現し、その独特なニオイを発していきます。枯れ枝の色にそっくりなので更にびっくり。
あっという間に片付けの時間になりました。吊るしてあった量の三分の一が終わったように思います。全員で小屋まで戻り、シートを置いたり道具をまとめたりして解散しました。
今回参加してくださった田中さん、柳川先生、農芸の皆さん。ありがとうございました。
美術科日本画コース2年 末次佑