こんにちは。放課後農芸です。
この日は、「モモ会」でした。
「モモ会」では、ミヒャエル・エンデの『モモ』をみんなで輪読して、時間について考えます。
放課後農芸が一番大事にしていて、毎年恒例の勉強会です。
『モモ』のあらすじです。
町外れの円形劇場に迷い込み、そこに住むことになった不思議な女の子のモモ。町の人は最初モモを気にかけていましたが、次第に話を聞いてもらう大切な存在となっていきます。しかし、「時間どろぼう」の灰色の男たちが現れ、モモの大切な町の人たちの時間が奪われていってしまいます。
モモは灰色の男たちから時間を取り戻すために、立ち向かうのです。
6章を輪読しました。
モモ会では、6章の“インチキで人をまるめこむ計算”を輪読しました。灰色の男が床屋のフージー氏に時間を奪うための話をしている場面です。フージー氏は、灰色の男の話を聞き計算を見て、今までの時間の使い方が全くの無駄であったと感じてしまい、灰色の男に自分の時間を預けてしまいます。
すると、フージー氏は、時間の節約だけを考え、とても怒りっぽくなってしまいました。
同じように町の人たちも時間を奪われ、みんなの生活はどんどんは痩せ細っていったのです。
感想を共有しました。
輪読の後、ひとりひとりが感想を発表し、みんなで共有しました。
時間とは何か考え、自分の時間の使い方などと向き合いました。時間を無駄にすることと節約すること、大切にすることの違いは何か。何が私たちを豊かにしているのかを考えました。そして、どのように時間を使っていきたいかも考えました。みんなの感想や意見を聞けて、より深く時間について考えることができました。
このメンバーでこれから農芸での活動を行っていきます!
最後に収穫した野菜をみんなで分けました。
芸術学部 美術科日本画コース1年 神作茉弥