4月2日木曜日 am9:00~
収穫した大豆でいよいよ味噌づくり。
まずは水に浸した大豆を鍋に移して、ひたすら煮る。
灰汁が鍋の上でぐつぐつと踊ります。
鍋を気にしながら、同時進行で昼ご飯のラーメンを支度。菊池さんのお手製です。
手打ちの麺にチャーシュー、メンマ、それに出汁まで。どれほど手間がかかったのだろう・・・
麺は普通の小麦のと、バッケ入りのと。バッケはふきのとうのことです。
鍋に入れた瞬間、鮮やかな緑色に。
他にもお母さんたちやみんなで持ち寄ったおかずとともに、ぽかぽか陽気の空の下、いただきます。
バッケ麺、ほんのり苦みと香りが絶妙。春らしさが口の中に広がります。
ごちそうさまでした。
さて、一息ついてから、忘れちゃいけない味噌つぶし。
量が多いので、餅つきで使ううすと杵を使って。昔ながらの方法です。
餅つきみたいにぺったんぺったんとすると、豆が逃げてうまくいきません。
腰を使って体重を傾けて、小刻みに。
なかなかリズムをとるのが難しい・・・
動きがリズミカルだから、いつの間にか子どもたちも混ざり踊りながら♪
おいしくなるように、祈願の舞です。
もちろんかけ声は大豆だけに「ソイヤ!」。
つぶしおわった大豆は、深瀬善兵衛商店さんからもらった麹と、庄内浜のこだわりの塩と混ぜ合わせます。
麹に手を入れると、温もりが伝わってきます。湯気が見えるほど。
自分の知らない、見えない何かが生きているのを手で感じるような、不思議な感覚です。
樽や壺に移して、塩の重しをして、仕込み完了です。
今日は田中さんをはじめとするお母さんたちの頼もしい指導のもとで順調に作業できました。
緻密な準備、作業と同時進行で片づけ・・・本当にすごい。感謝でいっぱいです。
半年後の完成が楽しみです。
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コミュニティデザイン学科 稲村菜美