8月・9月の毎週火曜は東北芸術工科大学で放課後農芸「昼ごはんカフェ」
今回は特別ゲストに 群馬のイタリアンレストラン「CENTO(チェント)」の梅山シェフ、
山形の農業生産法人アグリパークZAOの赤松シェフをお招きしての開催です!
畑を一回りして、収穫したばかりの野菜を使って下ごしらえスタート。
いつもと同じ場所、同じ機材?と思わず疑う調理風景。
フライパンのなかの食材の様子は(やっぱり)自分たちで作る時と大違い。
まずはサラダから!
赤松シェフが育てた「プンタレッラ」というタンポポの葉のような野菜に、
柳川先生が前日に釣り上げたキスや、雪の結晶型のパスタ(aGarey)が乗せられています。
そしてパスタが2種類。
夏野菜のトマトペンネ 枝豆のペペロンチーノ
頂きながら作り方、素材の味の引き出し方、最近のイタリアンの潮流など、聞いたことがなかった話がぞくぞく。
自分たちが育てた野菜の、自分たちの手で引き出せなかった別次元の味を知ってしまいました。
レストランの客席では完成された形だけにしか出会えません。
いつも畑で見て触って食べている食材が、シェフの手にかかると・・・
「野菜って、ここまで美味しさが引き立つんだ!」と新たな発見と、プロの腕前に圧倒されます。
シェフのお2人の姿をみていて、ふと「プロの仕事」について考えてみました。
・限られた環境で最大限の成果をだす方法を瞬時に判断する
・素材をよく観察し、五感、科学的知識、経験から味を引き出す
・専門的知識をもたない人にもわかりやすく伝える
この3つのことが印象に強く、アートやデザインにも通じる大切なことだと思いました。
食の奥深さ、プロの技にわくわくした昼ご飯カフェでした。
梅山シェフ、赤松シェフ、素敵な体験をありがとうございました。
群馬県前橋市下小出町2-54-6
http://www.eurobrezza.co.jp/cento/
山形県上山市高野字家老山3-37
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記 ファシリテーター 阪野 正義