2015-04-01

春、畑開き

長い冬の山形にもようやく春が訪れ、心地よい日差しで目覚めます。

 

生活も、あたらしく動き出す季節、

畑もいよいよしごとはじめ。

 

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昨日は春菊、赤シソ、かぼちゃの種を蒔きました。

 

大学裏の畑の、道路に面した小さなスペースです。ときには通りすがる人と立ち話も。

作業の途中、ハイキングのご一行に気持ちのよい挨拶をかけてもらいました。

 

春のあたたかさに、心も開いていきます。

 

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お天気の勢いにのって、落ち葉堆肥の切り返し作業もしました。

 

 

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秋に拾い集めた落ち葉も、一部堆肥が完成していました。

分解され、細かく、さらさらに!感動です。

 

 

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さらに、堆肥箱の中にカブトムシの幼虫を発見。あまりの大きさにびっくりしてしまいました。

落ち葉の栄養で育ったぷりぷりの赤ちゃん、堆肥の中にそっと戻しました。

 

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堆肥隊の活動も継続していきますのでお楽しみに。

 

 

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記:美術科テキスタイルコース 玉手りか

 

2014-11-10

朝畑

『天高く馬肥ゆる秋』とことわざにもあるように、収穫の季節です。

今日は朝から秋晴れでしたが、畑を抜ける風は少し肌寒く感じられました。

 

放課後畑では今日、秘伝豆と畑近くの木から柿の実を収穫しました。

 

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収穫した秘伝豆は乾燥させた後、豆腐を作る予定でいます。

夏には青々としていた莢も、秋となり薄茶色へと姿を変えました。

秘伝豆は現在、大学裏の畑で乾燥中です。

小さな一粒一粒が集まっておいしい豆腐になると思うと

今から楽しみでしょうがありません。

 

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柿の実は思っていたよりも熟していたようで、美味しい干し柿が作れるか不安です。

でも、何事も挑戦ですよね。

ちなみに私は干し柿を見ると実家の祖母を思い出します。

小さい頃はよく祖母のお手伝いで干し柿づくりをしていましたが、

大学に入って干し柿をつくるとは思ってもいませんでした。

秋は感傷的になってしまう季節ですが、

柿を見ることで懐かしい気持ちになる人は多いのではないでしょうか。

 

授業畑の方の白菜も順調に育っています。

 

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白菜はビタミンcが多く、風邪の予防や

免疫力アップに効果的らしいです。

食物繊維を含み、尚かつ低カロリーなので

ダイエットや美肌美肌づくりにも期待できるとのこと。

お鍋にしても美味しいし、素敵な野菜ですね。

 

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収穫に期待です。

 

他にも春菊やかぶなど食べごろです。

 

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秋は実りの秋です。

夏や冬に比べてなんだか秋って短く感じられますよね。

今、この季節にしか感じられないことがあると思うので

少し焦らずにゆっくり過ごしてみるのも良いなと思う今日この頃でした。

 

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記:建築・環境デザイン学科1年 但木美咲

 

 

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2014-09-05

タネマキビトになる

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家庭菜園とかいうとなんだかのほほんとしていて、清々しくていいな、

なんて印象もあるかもしれない。

でも、私が受ける印象は違う。

 

種をまくというのは人工的な行いです。

しかし人工的といっても、私の都合で種をまいても発芽しません。

それぞれに発芽適温があり、芽が死んでしまう温度も決まっているし、積算温度で刈り取りの時期もわかる。

 

畑の師匠に種の蒔き時を伺う。
驚くほどに蒔き時の期間が短いことに気が付く。

雑草だって、一斉に芽を出して花をつけ実をつけ、また種を落とす。

だったら野菜だってそうか。

その時期を1つ1つ自分で発見しなければならないとすれば、

この労力は果てしない時間を要するだろう。

 

種の蒔き時も、その方法も、育て方も今私たちは簡単に教わる事ができるけれど、

それはこれまで沢山の人が自然世界の摂理を読みながら、

ながい時間をかけ、育てやすく美味しい実を実らせる種に改良し、

その蒔き時と育て方を伝えてきてくれたからです。

 

種をまくこと。

 

これは生きる知恵なんだな。

と改めて感じます。

 

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今日は6時半からラジオ体操。

体を柔らかくし、呼吸を整えてから畑を始めます。。

ちなみに、ほぼ毎日6時半から畑にきているメンバーもいるのです。

脱帽…!

 

その後、平飼い養鶏をやっている伊藤さんの鶏舎に鶏糞をもらいに行きました。

完熟している鶏糞は臭くありません。

にわとりさん、ありがとう。

 

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畑に鶏糞を持ち帰って、ひとまず種まきをする前に朝ご飯!

朝日を浴びながら、手作りのジャムやリンゴジュースにゴーヤ茶、

近所のパン屋さんからもらったパン、畑で採れた野菜入りのオムレツとチキンライス、モモとプルーン。

ごちそうさまでした。

 

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本題の種まきです。

9月2日にはカブ、のらぼう菜、春菊の種をまきました。

そして今日は大根、チンゲン菜、ほうれん草の種まき、そして苗づくりからした白菜の苗を定植をしました。

鍬で耕し畝をたてます。

今日のメンバーは1年生5人と筆者の私。全員女子。

 

「女子力と書いてジョシヂカラと読む。」

 

なんてセリフが出てくるほどけっこうハードな作業です。(男子よ…何処へ)

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大学の授業は朝9時から始ります。

小学校はもう少し早くから、

一般的な会社はだいだい9時からでしょうか?

 

ほとんどの人がその人間社会の中で生きていますが、

この世界のほとんどは人間が認識できない自然世界(自ずとそうなった世界)です。

 

例え今目の前にあっても、見えない、聞こえない、臭わない、触れられないものの方が多いのです。

私たちは何千年前の人類よりも、それを認識できる能力が劣っているのではないかと思います。

 

そんな現代の人間である私たは種をまきながら何を感じ取れるでしょうか。

少しでも自然に近づけるように、そう願って種をまきます。

 

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自然になりきれない人間が一生懸命工夫して積み重ねた知恵をもって自然と同化していく行為。

その行為の過程で”自然はヒト化”され、”ヒトは自然化”されていく。

そこで生まれたものをモノと呼び、その行為を”モノヅクリ”と呼ぶ。

 

山と共に生きている人たちがそんなことを言っていました。私なりの解釈ですが。

 

大量生産は資源の消費でしかありませんが、

ここでは本当のモノモノヅクリが出来るのではないかと思います。

私たちが通う大学は山を背負い、敷地内に川が流れ、畑もある。

 

モノヅクリとは何だろうか?

 

タネマキビトになって、畑で感じ、考え、交換し、共感していくにはとても良い環境だなと思います。

 

彼女らにとっての、大学1年目の夏が終わろうとしています。

 

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記:農芸ファシリテーター  飯塚 咲季

2014-06-21

日本人ならみそ汁でしょ!

 大豆から育ててオールジャパンで味噌をつくろうと『みそ活』の開始です。

 

 まずはびっしりと茂った雑草を

DSCN2923みんなで刈りとります。

 

 しかしかなり強く根を張っているので

 

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かなりの重労働でした。

 

 それでもこども芸大の卒業生のお母さんたち(明子さんと真紀子さん)の強力サポートもあり

 

 

 

 

 

 

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キレイに整地できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 フカフカにした土には

みそ用の大豆を植えました。

 

 

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 そしてまわりの部分もできる限り整備をし、

畑の全体を少しスッキリさせておきました。

 

 

 

 

  というような感じで

 

 

 

 

 サッカー・ワールドカップの戦いの裏で、

朝8時に集まったメンバーは、

りっぱに任務を遂行したのでした☆(*^^)v

 このあと11月の収穫まで愛情込めて可愛がり、

3月の仕込みを楽しみにしたいと思います。

そして夏には美味しく育てた野菜を具にして、

芸工大(ヤマガタ)ジャパンのみそ汁を味わいましょう♡

このあとの『放課後畑』の様子は

学生のみなさんで綴ってもらいたいと思っています。

よろしくお願いします……ネ(^_-)-☆

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記:農芸担当教員 柳川郁生

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