2017-09-25

実りの秋、到来!

木の葉も色づき始め、ひと雨くるごとに涼しくなる今日この頃。

金木犀やカツラの葉の甘い香りがすると「秋だなあ」と感じます。

私はこうして嗅覚から季節のスイッチが切り替わるのですが、皆さんはいかがでしょうか。

 

さて、放課後畑にも実りの秋が到来しました。

この日の作業のメインは、なんといっても里芋を掘ること。

すっかり大きくなった里芋の葉に期待がふくらみます。

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里芋は他の多くの野菜たちと違い、水気を好む植物。

そのため、畑の中でも特に水はけの悪い場所を選んで植えつけました。

前日の雨をたっぷり吸った土はドロドロの底なし沼状態…

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長靴ごとずっぽり泥に嵌まってしまい、四苦八苦する私たち。

しかし大切な里芋を傷つけずに掘り出さなくてはなりません。

足を取られながらも頑張ります。

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どうにかこうにか、みんなの力で立派な里芋が発掘されました!

ずっしりした重みをかみしめて、喜びの記念撮影。葉っぱが大きくて小人のよう。

 

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青々したネギに授業の皆さんが育てたさつまいも、立派なごぼうも掘り起こされました。

私はごぼうを初めて掘ったのですが、筒状の囲いを外した後に

固まった外側の土を崩し、ごぼうを取り出すのが発掘のようでワクワクしました。

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普段何気なく食べているごぼうですが、こんな育ち方をするのですね。

身近な食べ物でも、知らないことの多さに気づきます。

 

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里芋は土をていねいに落として、親芋、子芋、孫芋たちを外しました。

泥の下から現れる、きめ細かで真っ白な里芋の肌に感激!

明日のお昼は、今日の収穫をぜいたくに使った芋煮です。

手間ひまが掛かった分、美味しさも格別に違いありません。

 

 

おまけに、畑で出会った秋の仲間たち。

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ごぼうの囲いを剥がしたら、断面にすっぽり収まった幼虫くん。

気持ち良さそうに寝ていたのに、びっくりしたでしょう…。失礼しました。

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こちらは迷子のサワガニさん。

畑のそばを流れる小川から上がってきたとみえます。

のんびり甲羅干ししていました。いい天気です。

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最後に栗の実。

畑に生えた栗の木は、今年もつやつやの栗をたくさん落としてくれています。

里芋の葉っぱが受け皿になって受け止めてくれているのでした。

なんだかかわいらしい。栗も持ち帰って甘く煮る予定です。

 

豊かな実りに感謝して、明日は楽しい芋煮会。

たくさんの人が集まることでしょう。

芋煮ができるまでにあったこの半年間の畑の出来事を、

しみじみ思い返しながら味わいたいと思います。

 

 

 

 

グラフィックデザイン学科3年

星 美沙子

 

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