こんにちは。
かなり寒くなってきましたね。雪もちらほら…。
外を歩くのも億劫な季節ですが可愛いふくらすずめを見たいがために散歩をしております。
さて、今年度の展示期間中である11/29(金)に開催したワークショップの様子を今回はお届けします。
ワークショップでは農芸が普段行なっている「勉強会」を体験してもらおう!
ということで企画を進めました。
テーマは『やさいのおねだん』
今年度放課後農芸で収穫したサツマイモを実際に見てもらいながら”値段”をみんなで考えます。
まず始めに、農芸で育てた…ということだけをお伝えしてゲストの方に値段を決めてもらいます。
みなさんの意見では、300〜500円という声が上がりました。
その後、農芸のサツマイモが出来るまでの工程をみんなでみていきます。
そうそうあの時は大変だった〜や無農薬なんだ〜などの声が上がります。
メンバーは一年の振り返り、ゲストの方には農芸がどのような活動をしているのか
具体的に伝わったのではないでしょうか。
さて、農芸のサツマイモが出来るまでの工程をみんなでみた上で再び値段について考えていきます。
消費する側だとこれぐらいかなぁ、でもこれだけ手間がかかっているからなぁ〜。
無農薬で育てて掘るのも手作業か…などなど様々な声が上がります。
一人一人値段を発表すると200円〜500円という声が上がり300円という意見が最も多かったです。
最後に柳川先生が畑を貸し出して経営を自分が行っている、
という設定で人件費を計算してくださいました。
例えば儲けを出そうとすると………農芸のサツマイモは一つ600円で
売らなければならない!という計算になりました。
う〜〜〜ん値段を決めるのってとっても難しい。
スーパーや八百屋さんで販売されている野菜の値段ってどうなんだろう?
また、美大生として作品に値段をどうやってつけよう?などなど考えるきっかけ作りとなりました。
今回ワークショップ形式で勉強会を開催し、
普段とは少し違った視点の考えや新たな交流が生まれたのではないかと思います。
寒い中、参加していただいた皆様本当にありがとうございました。
また、私がポロッと口にしたことを拾って企画の具体的な内容決め、パワーポイントの製作、
司会進行等の運営を進めてくれた先輩・後輩のみんな本当にありがとうございました。
そして、時間の都合で今回参加できなかった方などもいたようなので
定期的にこのような形で勉強会を開催し、放課後農芸の活動が広まると共に
もっと素敵な放課後農芸になっていけたらなぁと思いました。
芸術学部 文化財保存修復学科 2年 鈴木千春