みなさんこんにちは。
師走を迎え、今年の日数もいよいよ少なくなってまいりました。クリスマスや年末、そして新年に向けて心も弾みますね。
さて、放課後農芸では12月6日に「雑草」についての勉強会を開きました。雑草会の特別講師として永岡さんにお越しいただき、知っているようでなかなか知らない雑草について深めていきました。
初めに、メンバーが調べてきたことを発表していきます。
雑草と呼ばれる草の定義は? 雑草は発芽に様々な条件があるため、人間が植えてもなかなか育たなかったり……。雑草から作物になったライ麦やエンバク……。
私が「面白いな〜!」と思った雑草の定義の一つに、人間の営みである農業に損害を与える植物が雑草という話があり、例えで米を植えるために苗を育てているのに、そこから大根が生えてきたら、それは雑草という話があったのですが「確かに!」と納得しました。見え方次第で雑草かどうか変化するなんて面白いですね。
いよいよ永岡さんのお話です。
永岡さんは畑の中にある雑草研究所の所長なのですが、その場所の写真を見せてくださいました。何と今年と去年の同時期に撮影した写真なのに、植生がすでに変化を始めています! 一年草から多年草へ、そして小さな木が生えて、いつか森へ変化していく……。その大きな流れの一部が畑の片隅で起こっていることに驚きました。
そして今行っている研究や気づきをメンバーへ共有していただきました。その中で、植物は自分で生き方を決める、というお話がありました。
植物は自分で発芽する時期を定め、種を残す時期を決め、次の世代へのバトンを残していきます。植物が自分で生き方を決めるなんて、と流されがちな私は植物に尊敬の念を抱きました……!
普段何気なく見ている雑草ですが、名前があり、役目があり、意味があってそこに生えてきていると思うとちょっと感動するのではないでしょうか。そんな植物たちを通して、自分の生活を振り返ってみたくなりますね。
次回は今年最後の勉強会、「お酒会」です。年末年始、特に触れることが多いお酒ですが、メンバーからどんな話が聞けるのか楽しみですね!
芸術学部 美術科洋画コース 3年 菅原穂乃佳