どーもこんにちは、放課後農芸です。
山形市でもとうとう雪が降るような時期になってきました。
みなさんも風邪を引かないように暖かくして過ごしてくださいね。
さて、今回の勉強会は、いつもより真面目な会です。
プラスチック問題、開発途上国、SDG’s…
メンバーそれぞれが興味を持った問題について事前に調べてきて、3つのグループに別れて情報共有と発表を行いました。
このグループが発表したのは、「マイクロプラスチック」についてです。
海に流れ出ていくプラスチックごみは東京スカイツリー243基分もの重さがあること、プラスチックのリサイクル率はたった9%しかないことなどかなり深刻な問題になってきていることを学ばせてもらいました。また、私たちができることとして、スポンジの代わりに、毛糸やへちまのたわしを使ったり、ラップの代わりに蜜蝋ラップを用いたりといった工夫があることも教わりました。
次のグループはSDG’sについて、特にサスティナブルコーヒーについて発表してくれました。
「豆から始まり、カップに注がれるまでにどれだけの労力があるのか」、「私たちが普段飲んでいる安いコーヒーのために犠牲になっている人がどれほどいるのか」といったことについて考えを深める機会になりました。
最後は私も参加していたグループの発表です。このグループのメンバーは、開発途上国・教育問題・ジェンダー問題・食糧廃棄とそれぞれ異なるテーマを調べてきていたのですが、どのテーマも開発途上国に共通する部分があったため、そのようなくくりで発表を行いました。
開発途上国の中でも特に貧しい後発開発途上国は46カ国あり、そこでは男女で教育の格差があったり、食品を保存する技術がないためにたくさんの人を養えるはずの食糧が廃棄されてしまったりしている。
「もしかすると開発途上国というのは、途上なわけではなく、本来はそれが豊かな暮らしだったのかもしれない。先進国が介入したことによって、そのバランスは崩壊してしまったのかもしれない」と考えさせられました。
今回の勉強会は、世界を見つめ直すきっかけになったと思います。忙しい忙しいと自分のことで手一杯になるのではなく、もっと広い世界に目を向けて考えていく。これは私たち人間の使命なのかもしれませんね。
そして、次回の勉強会は「雑草会」です。
普段、私たちが踏みつけて歩いている雑草たちについて、考えていきます。
どうぞ、お楽しみに。
デザイン工学部 プロダクトデザイン学科 3年 松倉佑太