どうも最近いかがお過ごしでしょうか!いよいよ山形に住み着いて初めての冬が訪れようとしています。シャキシャキのシャーベットのような空気になるとか色々な人とから聞いています。そんな冬本番が来る前の活動を紹介したいと思います。
まずは小屋掃除からです。まずは中からの片付けから始めました。たくさんの長靴や誰のか分からない物までザクザク出て来ました。みんなの努力で小屋の中は午前中にピカピカに。
しかしこのあと先輩たちが次々と用事で帰って行き、気がつけば一年生が四人。しかも男手は一人。まだ倉庫の片付けは残っている。みんな大慌てで呼べる友達に連絡を取りました。なんとか呼べた友達は三人(しかも男子が二人)この七人で倉庫の片付けに挑みました。道具を出し、材料を移動してカビた木材を捨てる。この片付けを終えて見えた綺麗な倉庫。手伝いに来てくれた友達に感謝しつつ、このようにまた畑に関する交流が出来ていくのを感じられました。こうして小屋掃除は幕を閉じました。
そして二週間後はせっかくの綺麗にした倉庫を丁寧に使うべく置き場所が一目でわかる看板をみんなで作りました。一枚の板からノコギリで切り絵の具で絵を描き、各々個性のあるデザインになりました!
後は倉庫に打ち付け、こんな感じで今回の活動を終えました。このキレイさを保ちつつ暖かい春を迎えたものです。
それでは次回の更新をお楽しみに。さよなら、さよなら。
工芸科 一年 岩池 彬文
こんにちは。最近の山形は秋を通り越して冬になってしまいそうな寒さですね。
さて、先日の勉強会のテーマは「保存食」でした。
農芸の畑ではいろんな種類の野菜を育てていますが、大量に採れる野菜をどのように消費しきるかが、毎年課題でもあります。そんなところから、保存食について考えてみようということになりました。
保存食の定義とは、「比較的長期間にわたって貯蔵するため、腐敗を抑制する加工や処理がされた食品」のことを言うそうです。
まずはそれぞれメンバーから、畑の野菜を使ったレシピや、様々な保存方法を発表しました。おばけになるまで放ってしまいがちなズッキーニやバジルのレシピ、燻す(いぶす)保存方法、お漬物、栗の甘露煮、味噌玉など…日本にも海外にも、いろんな保存方法がありますね。さっそく試してみたくなりました。
しかし、ここで終わらないのが農芸流。「保存食って、ほんとうにいいの?」
その始まりは、食物がとれない寒い冬を乗り越えるための、先人の知恵から生まれたものだと言います。今の世の中、技術が発達したことで、冬でも食料はスーパーに行けば簡単に手に入るようになり、冷蔵庫で鮮度を保つことも当たり前にできるようになりました。
保存食は、ゆっくりと時間と手間をかけてつくるもの。そんな時代に保存食を作ることは、必ずしも必要なのでしょうか?おしゃれ、生活に余裕がある人の趣味のようにも見える、という意見もありました。また、添加物の入ったレトルトカレーや冷凍食品も保存食にはいるとしたら、全部が全部いいものと言えるでしょうか?
なるほど、たしかにそういわれてみれば……うーん、難しくなってきちゃいました。
いいねと認めることだけでなく、時には疑うことも大事ということですね。
今回ひとつ結論として出たのは、「保存食は、生きることを助けるものではないか」ということです。
寒い冬を乗り切り、飢えに備えるために保存食を作る。また、今だって忙しい時に備えがあると助かります。
いつの世も、保存食はわたしたちを助けてくれるもの。しかし、その知恵がどこから来たのかを知ることは大事だと思います。
この議題、なかなか奥が深いようです。次に機会があれば、また取り上げるかもしれません。
みなさんも、保存食について改めて考えてみませんか。
グラフィックデザイン学科3年 安部綾
放課後農芸の芋煮会兼収穫祭が9月21日木曜日に開催されました!
放課後農芸のメンバーたちは、4月から計画を立て、野菜たちを育ててきました。収穫祭では美味しい野菜たちを食べるだけでなく、今までの活動を振り返ったり、成果を実感することも大きな目的となります。
まずは、里芋を剥いてごぼうをささがきにします。
皮を剥いた後の里芋は、塩でもみ洗いをして水で洗い流します。そうすることで、ゴミとぬめりが程よく採れて扱いやすい具材になります。
里芋とごぼうは水から煮ていきましょう。アク取りも忘れずに。
里芋が柔らかく煮えたら、牛肉、こんにゃく、まいたけを投入し、醤油と砂糖を少し加えて下味をつけます。
斜め切りにしたネギを加え、味を整えて一煮立ちさせたら完成!
美味しい山形風芋煮の出来上がりです。野菜や牛肉から出た出汁で美味しく仕上がりました。
味付けや具材を投入するタイミングなどは、みそ作りなどでもお世話になっている田中夫妻から教えていただきました。
微妙な量やタイミングはなかなか芋煮初心者の私たちには掴みにくいものなので、芋煮作りの先輩方がいてくれて心強かったです・・・!!
ホックホクのお芋を使って大学芋も作ってくれましたよ!
竹を使った飯盒でご飯を炊く先輩も・・・。すごい!
こちらの先輩は竹で菜箸を作ってくださいました。
自然のものとアイデアを同時に使うと、こんなこともできてしまうんですね。
今回の芋煮会には、放課後農芸メンバーやそうでない人も含め34人の方が集まり、たくさんの人に畑で採れた野菜を味わってもらうことができました。
野菜を育てることは土作りから始まり、畝を作ったり、マルチを被せたり、そして苗や種を植えたり、様々な行程から成り立っています。
この一杯の芋煮を味わうことで、多くの人の苦労や思いが詰まっていることを知ってもらえたら幸いです!
記:日本画コース3年 野田 苑恵
芸工祭が終わり二週間も経とうとしていますね。夜になると冷え込んできて冬が近づいてくるのを感じます。遅れましたが芸工祭で多くのお客さんに大学芋を買っていただきありがとうございました‼︎おいしかったとの一言は今までの努力をねぎらう言葉として何よりも嬉しかったです。今回は原材料のサツマイモの収穫まで振り返ります。ぜひ最後の最後の行までお付き合いください。
まずは一日目
この日は天候に恵まれず、あいにくの雨でした。サツマイモは掘れば掘るほどたくさん顔を出しますが雨が降れば降るほどみんな、びちょびちょになりました
そんな中ラジオを聞いてくれたていた年配の女性の方が二人、が手伝いに来てくれて収穫したサツマイモのつるを食べられるよう加工し、調理法まで教えてくれました。ですが雨が強くなって来たので午前中で解散になってしまいました。芋も掘りきれず次回に持ち越しになってしまいました。
そして二日目
前とは打って変わって青い空!雨に打たれることなく残りの芋を掘ります。全て昼前に掘りきり畑で取れたトマトでおやつタイム。お昼を簡単にすませた後は看板の色ぬりをしました。
一日目は悪天候に見舞われ二日にかけてせっせとイモを掘りましたが100キロ近くまでサツマイモが収穫できました!雨の中手伝いに来てくれる方もいて農芸の活動が大学内だけの活動ではないという実感もできました。また来年も畑で採れたものを芸工祭で販売したいと思いますので、また来年のお越しをお待ちしております。
工芸コース 一年 岩池彬文
東北芸術工科大学の課外活動である「放課後農芸」は、このたび山形放送さまからインタビューをしていただくこととなりました。
・日時 8月30日(水)
・番組名 「ゲツキンラジオぱんぱかぱーん(13:00~16:30)」
こちらの番組内で14時から5分ほど生中継していただきます。
お聴きいただけると嬉しいです〜!
記:野田 苑恵
今回は皆様にお知らせがあります!!
芸工大の課外活動、放課後農芸はこの度
山形放送さんの取材を受けることとなりました!
取材していただいた内容はラジオで放送される予定です。
放送日時が決まりましたらまた連絡いたします。
放課後農芸は立ち上げられてから4年目の課外活動ですが、最近は学内・学外問わず様々な人から興味を持っていただけるようになりました。
私たちが普段何気なく食べている野菜は、ほとんどが人の手で育てられ、多くの手間と時間をかけて作られています。
気にしなければなんともないことなのですが、私たちはそこに興味や疑問を抱き、実際に野菜を育てたり議論を交わしたりしています。
インタビューをしていただけることになったのは、放課後農芸と関わりを持ってくださる方のおかげであったり、放課後農芸を立ち上げてくださった先生や先輩方のおかげでもあります。
また、このインタビューをきっかけにこの活動に興味を持ってくれたら嬉しいです。
記:野田 苑恵
こんにちは。8月にはいり、日差しの強さとともに空の青さが際立つ時分になりましたね。
さて、本日の記事は三瀬海岸二日目についてです。
この日、二日目から合流する組は早朝5時前から活動スタートです。
昼ご飯用の野菜やスイカを収穫後、柳川先生の運転で三瀬海岸へ向かいました。
7時ごろ到着。すでに日が昇り肌がジリジリと焼かれるような暑さでしたが、久しぶりの海にテンションが上がりました。
持ってきた荷物を運んだ後、釣り・海水浴・日光浴など思い思いに過ごします。釣りはふぐ(食べれない)がよく釣れましたね。
昼はみんなでBBQです。トウモロコシやズッキーニ、キュウリなど様々な野菜が登場しましたが、ナスとピーマンの多いこと多いこと。
片っ端から焼いていきます。釣った魚もいただきました!
こんな感じで自然に囲まれながら、のびのび過ごしました。
−−目の前に広がる海、その中を泳ぐ魚。釣ろうとすれば餌を持ってかれ、追いかければ逃げられ、罠はスルーされ…。
なんといいますか、生き物の力の大きさと文明の恩恵を感じましたね。人は考える葦であるbyパスカル
天気にも恵まれ、いい思い出になった2日間だったのではないでしょうか。
来年も来れるといいですね!
グラフィックデザイン学科 1年 佐藤瀬奈
皆さん暑い夏はいかがお過ごしでしょうか?
夏といえば山、川そして海ですよね。今回は放課後農芸で三瀬海岸へ行ってきました!
バスに乗り電車に揺られて着いたのは、白い砂浜とどこまでも続く青い海‼︎
大学生になろうとも海に来れば子供のように、はしゃいでしまうものですね。夏だけの海水浴なのでトコトン海を泳ぎました。さらには岩場から思いっきり飛び込んだりしたんですよ!その後は疲れたらバーベキュウを楽しみました。砂浜で食べるお肉は木々に囲まれたキャンプの味とは、まったく違うものでしたよ!
しばらくすれば夕日が海岸に沈む様子も見られました。他に建物もなく自然だけの夕焼けは日常では見られない特別な光景で今でも頭に焼き付いています。
夜中には焼きそばを作り花火を楽しみ、ワーと遊ぶ!夜空は夏の天体と海は夜光虫を観察ができました。点々と光る綺麗な星々とホタルのようにぼんやり光るのではなくバチッバチと静電気のように夜光虫が光るのが観察できましたよ。寝るときは波のせせらぎが聞こえながら就寝しました。
放課後農芸で海水のしょっぱさと照りつける太陽を味わった三瀬海岸の1日目でした。
それでは次の更新をお楽しみに。さよなら、さよなら。
工芸コース 一年 岩池彬文
曇り空がふえ、すっかり梅雨らしくなってきましたね。
野菜たちにとっては恵みの雨です。
静かな雨の音の中、先日6月1日は
恒例の勉強会を行いました。
今回の勉強会は、「ワールドカフェ」にチャレンジします。
「ワールドカフェ」とは、討論のひとつのやり方。
数人ずつでグループ(国)を作って議論し、時間が来たら他の国へ移動して
また話します。様々な国でお互いの意見を交換しながら、
自分の考えを見出していきます。
議論と違い、リラックスして自由な意見交換ができるのが魅力です。
今回のテーマは、「畑で学んだこと」
畑に入って間もない新入生も、今年で3年目のメンバーも、
先生もみんな、畑に入って考えたこと、気づいたことをどんどん出していきました。
みんな、話したいことがもりだくさん。
和気あいあいとした雰囲気の中、マイク代わりの人形を片手に
一生懸命に話すメンバーと、じっと耳を傾ける仲間たち。
国が変わるたびに、違うメンバーと話すことで
新しい視点に気づいたり、「なるほど!」と思う瞬間がたくさんありました。
様々な国をまわり終えたら、
最後に自分の「畑で学んだこと」を一言にまとめて発表しました。
みんなが考えた一言、その一部をご紹介します。
「人は畑で育つ」
「自分の体で学ぶ」
「責任感と愛を持ってもう一度畑を育てる」
「ぐるぐるまわっている」
「農芸は一つの覗き穴に過ぎないんだなぁ」
「キレイごとはキレイごと(でもいいじゃん!)」
などなど。個性的な一言がたくさん生まれました。
これらの一言は、一見簡単なようでいて
たくさんの意見を受け入れ、自分と畑と向き合って考えた、
その人だけの特別な「一言」なのです。
みんなの考えがつまった発表は大盛り上がりでした!
面白かったのは、同じ畑を耕していても
みんなが一番に選んだ言葉はそれぞれに違ったこと。
畑を通して、みんなが得るものは人により様々です。
ずっと一緒に活動してきたメンバーも、時とともに
新たな視点が生まれたりしています。
そんなみんなの意見に驚いたり納得したりしながら、
自分の意見を伝えるのは、なんだかとても楽しかったです。
今回生まれた数々の言葉たち。
揃いも揃って名言ばかりです。
Tシャツに入れて着るのはどうかな?なんて
楽しいアイデアは尽きません。
意味を知りたい方は、ぜひ参加したメンバーに
詳しい話を聞いてみてくださいね!
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グラフィック3年 星
5月18日木曜日は放課後農芸の勉強会の日でした!
放課後農芸の活動の中心は畑ですが、農芸のみんなでやりたい規格を持ち寄ってイベント企画などもします。
今回はその企画プレゼン大会を開催しました。今年はみんなでどんな体験ができるのでしょうか、楽しみです!
力の入ったパワーポイントや
黒板に手書きイラストを描きながらの説明、
口頭だけでも熱意の伝わるプレゼンなど、
各々がやりたい企画について発表してくれました。
ちなみにに今年集まった企画は、
・三瀬海岸でキャンプ&夜光虫ウォッチング
・そうだ、飛島へ行こう
・さつまいも2017
・じゃがいものお世話について
・放課後農だしの会
・スキー&樹氷を見に行く!
・農芸Tシャツづくり
・今年も放課後農芸みそを作りたい!
などです!
去年も開催したイベントもあれば、去年の活動を通じて思いついた新しい企画もあります。
今年度もみんな、好奇心旺盛で行きたいと思います!
記:日本画コース2年 石井瑛穂