こんにちは、放課後農芸です‼︎
土曜日ぶりですね‼︎
6/27の『みそ大豆植え‼︎』の回は、
もうご覧になりましたか?
今日確認すると、
さっそく芽を出していました‼︎
ずいぶん早いですね‼︎
点まきをした方です↓↓

こっちは、
すじまきをした方です↓↓


ここから、夏を超えて、
冬に乾燥させて、
みそにしていく。
成長を考えるだけで、
ニヤニヤが止まりません😊
これからが楽しみです‼︎
さて、前置きが長くなりました。
私たちは、
毎年大切に育てた大豆から
味噌をつくっています。
みなさんは、みその値段について
考えたことはありますか?
さぁ、今回の勉強会のテーマは
「みその値段」です‼︎

いつものように、
グループ分けをするところから
スタートです‼︎

グループは、
みそ大豆の作業(雑草を取ったり、選別をしたり)に
関わってきた時間が多い順で
分かれました。


冒頭は、
去年のみそ大豆の振り返りからです‼︎
画像にもありますが、今の暑い時期から雑草を抜き、
夏を越して、冬に乾燥させる。
そして、2月末から
実落としや選別作業を行います。
初めてご覧になる人のために
今年の2月末の
作業の様子を
軽くお見せします↓↓
まずは、大豆の実落としからです‼︎


乾燥した大豆の殻に触るため、
あたりから「パキッ‼︎」といった音が
鳴り響きます。

2月末は、帰省している人も多いため
限られた人数で、たくさんの
大豆の実を取っていきます‼︎
真冬の体育館での活動は
寒そうと思われがちですが、
暖房が効いていたので
集中することができました(*´∇`*)
次は、取れた大豆を選別していきます。
ふっくらとした良い大豆と、
そうでない大豆に、手作業で分けていきます↓↓



すべて大豆を選別したら、
今度ははしもと農園さんから
無農薬のお米をいただきます‼︎

そして、このお米を
「深瀬善兵衛商店」の深瀬さんに預けて
米麹をつくっていただきます‼︎

深瀬善兵衛商店↓↓

今度は、樽石大学に行きます‼︎
樽石大学の水を使って、
大豆を丁寧に洗います。


洗った後は、
必要な分量の水を汲み、芸工大まで持ち帰って、
先ほどの大豆を茹でていきます‼︎

グツグツ……。
そして、茹でた大豆を思い切り升で潰していき……↓↓

みんなで集まって……

先ほどの米麹や塩としっかり混ぜ合わせます。

そして、最後に樽に詰め込みます。

かなり大まかに
紹介しましたが、みそ作りの工程を
理解できましたでしょうか?
めちゃ手間かかってますよね‼︎
すげー手作業するじゃん‼︎ とツッコンだ人もいると思います。
正直、今回だけでは
説明しきれないくらい
農芸のみそ作りは大長編なのです‼︎
みんなが味噌に触れ、考え、手間をかけた跡がたくさん詰まっています。
それを踏まえた上で、いよいよ本題です‼︎

あなたは、このみそを買うとしたら1kgいくらで買いますか。
また、このみそを売るなら、1kgいくらで売りますか。
先ほどの時間と手間がかかったみそに
どれくらいの値をつけますでしょうか。

さぁ、さっそくグループワークです‼︎
考えがまとまったら、発表をします。



今回も、大まかにみんなの意見をまとめてみました‼︎
【1年生(畑に慣れていない初心者チーム)】
1kg700円ほどで売る。また、買うなら1kg500〜600円ほどで買う。
農芸の真心代や、興味代としてこの値段にした。また、地産地消に基づいて決めた。
なるほどですね‼︎
地産地消は去年はなかった考えです。
では、2年生以上の考えを見てみましょうー‼︎
【2〜3年(畑の経験が多いチーム)】
・値段をつけることは、できない。
なんで、このみそをお金で買わなきゃいけないの?
簡単に、お金で解決したくない。
同じくらい手間が詰まった大切な品と交換をしたい。
物々交換が良い。
・簡単にお金で買い取ってほしくないので、10万円にして売る。
・貨幣経済から抜け出したいから、お金で
買ってほしくない。
2〜3年生では、簡単に値段をつけてほしくないという
答えが出ました。
さぁ、まとめです‼︎

単純計算なら、確かに1kgで740円ほどになります。
しかし、これではまだ不十分です。
1年生と、2〜3年生の考えを見ると、一つの法則があります。
それは、消費者側の視点であるか、
生産者側の視点であるか、ということです。
消費者は、
安く買うことばかり考えているため、
簡単に数字で片付けようとします。
一方、生産者は値段より先に、
自分が真心込めてつくったみそを、みんなに味わってほしいと第一に考えます。
今までに自分がどれほど大切に扱ってきたか、どれほど時間をかけてきたか、
どれほど全身全霊に、どれほど情熱的に向き合ってきたか。
自分の誠意を、つくったものから汲み取って欲しい。
こういう考え方を「プライスレス」といいます。
プライスレスとは、お金に換えられないほど貴重であるという考え方です。
決して、タダという意味ではないですよ‼︎笑
具体的には、仲間との思い出や、その時にしか得られない感動など、
お金を出しても体験できない価値のことです。
この価値を、わたしたち生産者は作品に込めて、
みなさんの心に届けようとしているのです。
しかし、この作品を簡単にお金で買い取られると
生産者は複雑な気持ちになります。
なぜなら、私たちの真心が
無理やりお金に変換させられてしまうからです。
裁判という例で考えるとわかりやすいかもしれません。
事故などで失われた命や健康があるとします。
ここの命や健康は、プライスレスに当てはまります。
しかし、実際の判決では
損害賠償など、相当する金額で解決する場合がありますよね。
きっと、みなさんは、
「そんな金額や判決じゃ、釣り合ってない‼︎」や
「あの人は、そんな安い命ではない‼︎」と裁判中に思うでしょう。
このように、プライスレスを金額に無理やり換算すると
かけがえのない価値を侮辱されたような気持ちを抱いてしまいます。
または、数字にひどく影響され、執着するようになってしまうかの
二択だと思います。
およそ一ヶ月前の『モモ会‼︎』のフージー氏は、完全にこっちのパターンでしたね。
リンク→6/2勉強会『モモ会‼︎』
灰色の男たちによって、プライスレスを全て時間という数字に変換されてしまい、
無駄か無駄じゃないかで考えるようになってしまったフージー氏。
数字に執着し、大切な手間(価値)を恐れるようになってしまった。
『モモ会‼︎』の回の最後でも書きましたが
無駄な時間や手間はあって良いのです。
少し話を戻して、
つくったみそのプライスレスに対価(数字)が提示されると
幸福度は下がってしまいます。
やっぱり、我が子のように育ててきたものですから、
数字で考える人より、
愛のある人に受け取ってほしいですよね。
ゆえに、農芸のみんなには
みそに値段をつけられない、お金には変換できないといったように
考えてもらいたいです。
損得にとらわれない、愛のある生産者の視点を持てるようになってほしいなと思います‼︎
しかし、これは一度みそつくりを経験して、生産者の気持ちを体験しないと
難しいかもしれません。手間がどれくらいかかっているか、どれくらい大変な思いで
やっているのか、しっかり今後のみそつくりに参加してほしいですね‼︎
実は、去年の自分もガッツリ消費者の視点で
お金に変換できないってどういうこと⁉︎ ってなっていました。
数字に変換しないって、そんなに良いことなの? と考えていたのですが、
みそつくりを通して、だいぶ思考が変わりました。
さて、最後にもう一つだけ考えます。

どうやったら、300円のみそで
利益を上げることができると思いますか?
これはつまり、いかに
安く味噌を作るか、ということですね。

それぞれ、また考えて
発表していきます‼︎

いつものように、書記は発表した意見を
カキカキします‼︎ ↑↑

さぁ、300円のみそで利益を出すには、ということで
このような意見が揃いました。
安価な原材料なら、もっと利益を出せる。
無農薬をやめて、ガッツリ化学肥料を大量に使う。
容量を多く記載する、などなど…。
美人のお姉さんに売ってもらうのはなるほど‼︎となりました笑
さて、これには何の意味があったかというと
300円で利益を出すということについて、少し考えてほしいという思いがありました。
きっと利益を出すためには、出てきた意見よりも
さらに残酷な現場が隠れていることでしょう。
安い利益の代償として、どこかに皺寄せがいっているかもしれません。
顔も知らない誰かが、過酷な運命を背負っているのかもしれません。
そのような生産者側の見えていない部分にも気づけるように、
まずは小さな疑問を持つことから始めましょう。
せっかく放課後農芸では
『みんなでシンキング‼︎』の回のように
いろんな考え方のアプローチを学んでいるので、
それを活かして
これで利益って出るのかな?
地産地消とかって良いことなのかな? と、
考えてみてください。
違う価値観を発見して、
思考を深めていくことが大切だと私は考えます。
あと、生産者に対するリスペクトを忘れずに‼︎
長くなりましたが、これで『みそ会』は以上になります‼︎
今日は濃い内容でしたね‼︎
お金に換えられないもの。ぜひ、みなさんも
考えてみてください‼︎
プライスレス100、真心100、みそへの愛100で
また会いましょう‼︎
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東北芸術工科大学 芸術学部
文芸学科 2年 千葉 優心
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