7月6日の放課後農芸の勉強会は「モモ会」でした。
はじめ、私は「モモ会」と聞き果物の桃を想像しました。放課後農芸ですし。
しかし、行ってみると教科書などにも載る有名なミヒャエル・エンデ作の「モモ」だったのです。
毎年恒例だそうで、先輩達曰く放課後農芸の心の教科書だそうです。
一人一行ずつ読んでいき今回は 第二部 灰色の男たち 6章 を読破しました。その後みんなで語らいました。
引っかかる点や思ったことを発表していきました。
子供の時と成長した時に読むとでは感じ方が全然違う。子供の頃はモモの大冒険のお話だが、成長して読んでみると時間について深く考えさせられる
モモの灰色の男たちが支配する世界じゃ私たちが学んでいるデザインも存在しない
これは予言の書だね
もしかしたらモモの世界は私たちが生きてる現代社会かもしれない
フージー氏もなぜ否定しないのか?普通の幸せを持っていたのに他人に否定されてそれを簡単に受け入れて少し怒りを覚えた
「お母さんは、世話の行き届いた、でも費用の安い養老院に放り込んで」という言葉に毎回読んでいて引っかかる
時間は心の受け取り方次第?
未来とはいつから未来?幸せになる未来のために今努力してせかせかイライラとずっと努力するがその未来はいつくるのか
一人一人違った感想が聞けとても楽しかったです。
今回の勉強会で時間と同じようにお金もなんだか不思議な存在だという話になりました。
お金も使い方や持ち手によって悪にでも善にでもなるのではないか
物々交換の時代の方が幸せだったのでは?
なぜそもそもお金というものが存在するのか
次回の勉強会はお金についてみんなで語れたらと思います。長島龍人作「お金のいらない国」を取り上げたいと考えています。
洋画コース一年 具志堅詩織