2019-02-10

『意地汚い』を考える

前の記事の最後でもお知らせしましたが、

来週火曜日から農芸の展示『大収穫展~私達の収穫期~』が始まります!

そちらもよろしくお願い致します!

 

 

1月に行った勉強会では

「意地汚いって悪いこと?」

について1時間程度話し合いました。

 

ところで、皆さんは「ラーメンのスープは残しますか?」

私は出来るだけ飲み干しちゃいます。食べきることは感謝の気持ちを表すものだと思っているからです。

無理だと思ったらそもそも食べないようにしています。

実は、数年前にとあるツアーに参加したとき、ほうとうのような、鍋焼きうどんのようなものをお昼に食べました。

お腹が空いてたこともあり、すごく美味しく思えました。

いつも通り残ったつゆも飲みきろうとした私を見て親が一言

 

「意地汚いからやめなさい」

 

と言いました。

直後、私の中で何かが割れるような音がしました。

帰り際他の参加者の皿の上にはいくらかの食べ残しがありました。

それ以降はあまり覚えていませんが、ツアーはもう行きたくないとすら思いました。

 

 

時間が経ってふと、この記憶がよみがえりました。

「意地汚い」って本当に悪なのか。

出された食事を食べきるのは悪いことなのか。

どうにも引っかかるソレを、農芸のみんなと話したいと思いました。

 

まず予習として、

①「意地汚い」というのはどういうことなのか調べる

➁「意地汚い」は悪いことなのか

を調べたり考えたりしてもらいました。

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「意地汚い」について調べてみると、やはり悪い意味で書かれていました。(是非調べてみてください)

他の参加者の意見からも、そもそも「汚い」という言葉がネガティブな表現なので、良い印象はないようです。

 

ただ、「主語によって(良い悪いが)変わる」「言葉の矛先次第」という意見は面白いと思いました。

人から言われるのと、自分が言うのとでは意味合いが変わるという見解ですね。

また、「意地汚いがあるなら意地きれいもあるはず」という発想は目から鱗でした。

実際にそういった言葉がないか調べていくと見つかりました。

こちらの言葉も是非調べてみてください。

 

今回、1年生から先生まで意見を出していただきました。

皆で考えることで、自分では考えつかなかったような意見が出てくるのがとても面白いです。

そして、これでもう「意地汚い」と言われて傷付くこともなくなると思います。

私のわがままにお付き合いいただき、本当にありがとうございました!

 

 

日本の食糧問題は、深刻な問題を抱えています。

経済産業省の記事によると、2015年の日本の食品ロス(食べられるのに捨てられている食品)は、年間642万トンあるそうです。食品ロスを減らそうと、経済産業省は日本気象協会との連携で生み出したデータを基に、企業に協力を仰ぎながら研究を進めているそうです。

(参照:「【60秒解説】642万トンの食品が廃棄」www.meti.go.jp/main/60sec/2015/20151021001.html)

 

URL先の記事も1分ほどで読めて食品ロスの背景や今後の展望もわかりやすく紹介されていたので、是非ご一読ください。

 

 

 

美術家日本画コース3年 末次佑

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