そのために必要なお米は毎年高畠産の有機米を使っていたのですが、
これまで豆も、麹も、塩も、水も、
すべて山形産、無農薬にこだわって続けてきた味噌づくりだったので、
あわてて購入できるお店を探しました。
ですがお店にあったのは秋田産でした(T_T)
お店の方に「山形産の無農薬米はないですか?」と聞いてみたところ、
そしてでました!
「購入するならうちを通さず直接「はしもと農園」さんから買ったほうが安いですよ。」
こだわりのひとの損得度外視の優しさ(^_^)/~
ということでこういう時は優しい心に素直につながってみる
ということでさっそく連絡をつけていただき
大江町まで行ってきました!(^^)!
突然のお願いにもかかわらず
必要な7キロに3キロ足して10キロ購入させていただきました。
そしてもくろみ通り(笑)さっそく炊いて食べてみました。
籾摺り、精米したてのお米はほんとうにもっちりみずみずしくて美味しかったです(~_~;)
秋になったらぜひ定期的に購入させていただきたいなと思いいました。
さあそしてこのお米を持ってうかがったのが
(画像撮り忘れたのでHPから転載させていただきました)
毎年ここで味噌づくり用の麹をつくっていただいています。
この日はお母さんみそ先生 の尚子さんが不在だったのですが
お父様が丁寧に麹づくりについて説明してくれました。
そのお話の内容は単なる麹づくりの話にとどまらず、
ときには科学的な解説、ときには深い歴史的な話、
郷土史の話、そして経験に裏付けられた知識や
哲学的な話にもおよび、また新たな生き方の発見でした。
誰かがつくった既成の味ではなく、
一人一人の特徴を生かした持ち味が大切なんだということを
気づかせてもらったのではないでしょうか。
ほんとうに深い深いお話でした。
いつも思うのですが、こういった体験の中で学んできた人、
自然とともに生きてきた人の考えの中には
すべての学問要素が詰まっているんですね。
インターネットですぐに調べられる浅い情報や薄っぺらな知識ではなく、
生き方の中に深く刻み込まれた味がしみこんでいきました。
実はこの170年の歴史の中で
女性たちが大きな役割を担っていたことを学生たちも気づいたようです。
なので最後の最後は学生たちはお母様にいろんな質問をしていましたね(^_^)/~
そんな感じでいつも手伝ってくれている明子さんの存在もありながら、
3月31日の滝山公民館でやっています。
お近くの方、お時間のある方、のぞきに来てください。
記:柳川郁生