みなさんこんにちは、彫刻の松浦です。
大変遅くなりましたが、夏休み直前に鶴岡の三瀬海岸まで男三人で歩いた時のことを書こうと思います。
そもそも、三瀬海岸まで100キロの道のりを自分たちの足で歩くことになったのかと言いますと、
お金を使わずに海に遊びに行こう!というところから始まり、一年生にして貫禄がありすぎるJさんが、
「だったら、歩いて行こうよ。」
と言った、この一言とその場のノリで100キロ歩くこと決定。学生のノリは恐ろしい・・・・
で、当日は筆者はオープンキャンパスの手伝いで夕方まで働き、提案者のJさんは前期の試験が終わったからと、
前日にオールの宴をやっていたそう。100キロ?なにそれ?的なノリで夕方に大学を出発しました。
ちなみにこの時のメンバーは、まっつん(筆者)、Jさん(文化財保存)、水撃さん(洋画院生)です。
出発のとき。
ドキドキワクワクの出発でございます。
結構、暗くなってからの出発となったわけですが
ここから駅方向に歩いて行き、とりあえず山形市内をでないといけません。
そこからが本当の始まりという感じ。
駅に向かう途中で、Jさんのお友達(朝までオールしてた)と会ったり、農芸
のあぼちゃんにであったり、楽しくスタートを迎えることができました。
皆さん応援ありがとうございました!
文翔館を見ながら駅方面に向かい、線路を越えていく。
もはや100キロ歩いた後だと最初の方なんか全く辛くない。むしろ最初のドキドキ
ワクワク感があるから楽しくてしょうがない。学生だからね!
9キロくらい歩いたところで一旦休憩。
国道112号線をこれから道なりに進んでいく感じです。
休憩しながらこれからのルートを3人で確認。
だいたい北山形あたり?だと思います。
ここら辺までは、余裕な感じ。と言っても、荷物持ってるのは、Jさんと水撃さんで筆者は楽しく歩いてるだけ何ですけどね。
しかし、筆者は普段から山形駅から大学まで徒歩で歩くこともあるのだから、疲れないのは当たり前なのです。(軽い自慢)
さてさて、ここからが本当のスタート。まだ入り口に立ったに過ぎないのです!
ここからは時間帯の関係もあり車はまばら。静かな田んぼが両脇に広がってる中を進んでいきます。風も気持ちよい。
子供の頃(つい数年前のことですが)は、お正月くらいしか日をまたぐような事はなく、とてもお正月を楽しみにしていた事を思い出します。
そんな時のドキドキ感と、農芸の仲間と長い時間を共に歩くというシチュエーション、そして静かな田んぼの風景。楽しくてしょうがなかった!
ここから目指すは寒河江のみちのく駅、チェリーランド!
そこまではコンビニで休憩したりしながら歩いて行きました。(大幅なカット申し訳ないです)
写真をどうぞ。
ハイ!こんな感じで道の駅まで歩きました!
と、まぁ。国道112号線を道なりにずっと歩いていたわけですが、歩いているのは深夜。とにかく車が走ってこない。
しかも、そこらの車道と違って道が広い。さすが国道です。
子供なら一度は憧れる道路の真ん中を堂々と歩く!という遊びを正しく堂々としましたね。
そんなこんなで、チェリーランド到着です。
時刻は4時くらい。
チェリーランドって、とても大きなみちのく駅で
芝生が気持ち良い。少しこの時点で空に雲があっ
て心配しました。
ここで長めの休憩とルート確認。ここまで25キロ
歩きました。
次なる目的地は、月山の麓にある弓張オートキャンプ場。
そこまで再び25キロほど歩きます。
そうそう余談になりますが、水撃さんが山形市内で足ツボ
マッサージ用に拾った小石は、休憩のたびに我々の足に踏
まれていましたが歩く距離が延びるほどその効果は薄れ、
時期に捨てられる運命となりました。まだ先ですが。
この時はまだ使っていました。
少しずつ明るくなってきたのを感じながら、再び歩き始めます。
この寒河江あたりは農家が多いらしく、果樹園が広がっていました。しかも、朝が早いからでしょうか小型のプロペラ機が農園の上を飛んで農薬を散布する姿を見る事ができました!
めちゃくちゃ近い!しかも、敷地広い!カッコイイ!!!!
少し興奮しましたね。
で、少し歩くと一面田んぼ!広いです。人が作業してます。我々だって畑を育てていますが、やはり違いましたね〜。尊敬の念と、自分達も頑張らなければと反省しました。
話しかけて下さる方もいてとても嬉しかったです。山形から歩いてきたって言ったら驚いていましたね。笑
で、ここを抜けると月山までカウントダウン開始です。道の標識のキロ数を見ながら進んでいきます。
こんな感じ。
一番左は、まぁ、その。
疲れたんだよね!
後ろのコメリの自販機で
水分買ったよ!
三人とも怪しい格好してたなぁ
この辺にきて、日が出て
来ました。なかなか暑い。
雨がするよりは良いけどね。
で、天気の良い中月山に入る前のコンビニで休憩。だいたい1時間くらいの休憩でした。三人ともここまで寝ずにきたのでコンビニの邪魔にならないところで少し仮眠をとらせて頂きました。
余り真似しないように。
結構ヘトヘト。
ここから今日の目的地まで15キロくらい。
しかしながら、ここから登りやら下りやらと、なかなか大変な道が続きます。
普通なら人が通らないような国道を通るわけですから、車には気をつけないといけません。
途中のコンビニまでは少しまとまっていきましたが、そこからは本当にそれぞれのペースで歩きました。
結構大変でしたが、いい感じに登って行けました。
途中Jさんにサングラスを貸していただきそれをつけて歩いていたのですが、車のからの視線が楽しくてウキウキしてました。
そのほかにも、祠みたいなところにいい感じの水浴び場所・・・・ゴホ。あと、噴水見ました!
まぁ、自分たちなりに楽しみながらいきましたね。
そしてついに、弓張オートキャンプ場に到着!
やったーーーーー!!!!
着いたのは、夕方でした。疲労が、足が、ぐすん。
疲れをも吹き飛ばす良い景色!
そしてご飯。なんと、管理人の方が
我々を労って、ビール奢ってくださりました。
ホント優しい。涙
あとはシャワーを浴びて、寝ました。
水撃さんが一番に寝てましたね。
しかし!水撃さんタダでは寝ない。
まだみんなが寝ている頃、枝やらなんやら集めて火おこししてました。なにやってんだ。笑
そのあと、筆者と入れ替えで暖かい寝袋の中で寝ていましたが。
この朝、たまたまここにお孫さんと一緒に来ていらした小幡さん御夫婦が我々を朝食に招いてくださいました。本当にこの企画やってよかった。
本当にありがとうございました。
感謝です。
旅やってると、こういう人との出会いがあるからね、ホント嬉しく思います。
朝食を頂いた後、小幡さんとも別れ三日目です。が、水撃さんの足の疲労と、時間的な問題もあり鶴岡までは高速バスで移動することに。
高速バスを待っている間、キャンプ場の下にある定食屋さんで休ませていただくこともできました。本当に人との出会いに嬉しくなります。
昨日の疲れと、人の優しさを同時に感じている時の表情。
この後、お昼を食べて鶴岡に行きました。
鶴岡からは再び歩きですが、その前に銭湯でお休み。とにかく疲れが襲ってきましたね、この時は。
Jさんと水撃さんがお風呂に入っている時に、筆者は畳の上で寝てました。
終わりの時間までそこで休み、そこから一気に店を目指します。
撮影は水撃さん。
ここに着いた時、水撃さんの足は変なテーピングのせいで腫れていたそうでこの後からJさんがテントを持って行くことになりました。
水撃さんご苦労様でした。
さぁ、ラストスパート!後は17キロくらい行くだけです。楽勝楽勝。
当日組が着く前に海岸で待ってやろうということで、少しペースは上げていましたが、楽しく行きました。
途中、コンビニでご飯買ったり、筆者は音楽聞きながら歩いてました。
三瀬海岸最後の山道は真っ暗で本当に藪の中からオバケかなんかが出てきそうなとこで、筆者は動物のご遺体を・・・
とにかく登りは苦しかったけど、下りは楽しいもので一息に降りて行きました。
こんな感じ。で、最後の登りを超えていたら・・・
見えたーーーーーーーーーーー!!!!!!
感動です。頑張った。
この時点で、もう十分嬉しかったです!
後は、砂浜でみんなを待つだけです。
見よ!
三人の勇姿を!
この時点でかなり疲れていましたが、キャンプ場で小幡さんに頂いたあんドーナツが!
ホント嬉しい。美味しくいただきました。
みんな疲れてて、当日組が合流する前までは「今日、疲れてダメだわ。この後遊ぶ体力ないわ」とか言っていましたが、この後ものの数分で当日組が到着。
みんなと会った瞬間、元気復活。
楽しく遊びました!
こんな感じで、夏休みをスタートしました。この後、学校に帰ったら先輩からも海に歩いたことを聞かれて嬉しかったです。
なかなか、海まで100キロ歩こうなんて思わないし、提案しても乗ってくる人なんか、そうそういないと思います。
それでも、この企画をやる!といって、一緒に歩いたJさんと、水撃さんには本当に感謝です。良い友人に恵まれました。
来年もやりたいなぁ。
以上、三人で海まで100キロ歩こう!の報告でした!
彫刻1年 松浦 暁