つぶやきカルテ2011(9月 1日)
大変遅くなりました。
やっとつぶやきます。
先週は久しぶりに体操の仲間に会えて、とても充実した時間を過ごせました。かつては「日本の体操は……」なんて世界で生きていたものですが、今ではすっかり離れてしまっています。
でもその世界でずっと活躍している人たちにまた会えたので、嬉しくてずいぶん楽しんでしまいました。
やっぱりいいですネ♡
1.どんなことをしていましたか(子)
お母さんたちはここを歩いて渡ってもらおうとしていましたが、こんなふうに誘ってみました。
『支える』感覚のスタートです!
ここは『回る』感覚ですが、手で『支える』ことができるようになってくるともっとスムーズに回ることができますヨ。
そして跳び箱が置かれています。
このへんが少しお母さんたちの願いのあらわれかなと考えたので、あとで少し変更をしてみました。
あまり唐突に課題を与えるのではなく、いくつかの解決方法のようなものを散りばめておいてからやってみては……?
ということです(笑)。
こちらはひでのりくんお気に入りの「マット登り前転」です。
ひでのりくんは、これを「でんぐりがえしコースター」にパワーアップしたいそうです。
ぜひみんなで考えてあげてください。
すご〜くいい一言ですョ♡
こんなふうに高くしたデバイスも
ちょっと工夫(ロープを置いた)しただけで楽しくジャンプです。
鉄棒も身近な存在になってきました。
シンプルだけれどどんどんダイナミックになっていく鉄棒のスウィングです!
この先にやってみたいことがあるのですが、もう少し様子を見ましょう。急にやったらきっと本人がビックリしてしまいます。……それまではナイショです。
だいち組を中心にフラフープもおこなわれています。
なんとなくコツを伝えるような会話も生まれているようです。
自分の動感に気づいているということですネ。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
夏休みが明けると、いつも子どもたちは急成長をしています。
なんかちょっと大人になったり、顔がきりっと引きしまったり、おしゃべりが上手になったり、それぞれの子どもたちがいろんな成長をしています。
すると『うんどうのオフィスアワー』での子どもたちのようすも変わってきます。
子どもたちが変化すると、それを見ているお母さんたちも変化します。
子どもたちのうんどうにまなざしをむけていたから、その変化に気づき、その成長に喜ぶことができたと思います。
さあまたこれからまたしばらくこの『うんどうのオフィスアワー』におつき合いいただき、いっしょに楽しんでいきましょう。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
開脚跳びのためにおしりをもち上げる感覚を……ということを意識してデバイスをいじってみました。
自然とうんどうを楽しみながら、フワッとおしりが持ち上がる感覚を見つけます。
こうだよって教えてあげるのもいいことですが、運動の最初の成功は『まぐれ』(偶発)です。
あれ?という偶然が運動の最初の発生です。ですからそんな偶然が起こるようなデバイスを考えるのが私のやり方です。
するとこんなふうにしながら
こんなふうに手で支えることが始まり
少しずつ自分を支える感覚を見つけ
おしりがじょじょに持ち上がってきたりしながら
開脚跳びに必要な運動の感覚が生まれてくるのではないでしょうか。
それから今回の大発見!!
昆虫学者が新種の虫を発見したぐらい嬉しいものを見せてもらいました。
側転が生まれる瞬間です!!!
4.次回のオフィスアワーに向けて
この瞬間を見ることができたお母さんたち、ラッキーでしたね♡
これからゆっくりと時間をかけて、わが子の側転がどう育つのかを見守ることができますヨ。
できた喜びだけでなく、成長のようすをみられる喜び、こっちの方も感じることができるときっと幸せです。
めぐみさん、その通り!
コースづくりはやっぱりみんな難しいです。でもわが子のうんどうの様子を見続けていくとなにかが見つかってきます。
そしてこれも“偶然”だったりします。
みなさんもいろいろとお手伝いしながら、まなざしを向け続けてください。
あれ?という感じでなにかが見つかったりします。