うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。

2014-10-28

つぶやきカルテ（１０月２３日）

　いつもより少ない人数での展開でした。

　なんとなくみんながいないとさびしいのですが、

少ないときはその時にしかない視点で見るきっかけにもなりますね。

　でも唯一の無欠席者としては、人が多かったり少なかったりの状況は気になります。

　やはりたくさんの笑顔でこの時間がいっぱいになるのが一番楽しいです！！

１．どんなことをしていましたか（子）

（ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡）

　『跳ぶ』デバイス。

　さらに『跳ぶ』デバイス。

　そして『回る』デバイス。

　回らなくてもOKです！

　こんなふうに『支える』から『回る』デバイス。

　ロールが小さいので『支える』要素がうまく機能していませんでしたが……

　でも後方への回転の感覚は確実に習得されていっています。

　その先の『支える』デバイス。

　この地道な取り組みが……

　一年後、二年後の運動につながっていたりするんですね。

　そしてこの運動も一見単純な“動き”に見えますが、このあといろんな運動の習得につながっていくんですね。

　楽しみです(^_-)-☆

そしてなによりこの日のメインは

　学生さんが登場させてくれた

スラックライン（綱渡りロープ）でした＼(~o~)／

　　新しいデバイスの登場に、

子どもたちだけでなく

　お母さんたちも夢中になっていました。

　何度も挑戦しながら自分の感覚の中に答えを見つけていくこと（動感志向体験）は、楽しいですね♡

　そんないい機会だったと思います。

２．どんなこと（関わり）をしていましたか（母）

（ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね！と感心する☆）コーナーです♡）

　今回登場したスタックラインによって

みんなが手をつなぎました。

こんなことが

実はこの場にいるお母さん（お父さん）と子どもたちのつながりを

またつなげ直してくれていたように感じました。

　すぐ子どもたちは自信をもちたがりますが

　時々はこうやって手をつないだり、

添えたりしてみましょうね。

３．運動面において気づいたこと、変化はありましたか

（ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡）

　新しいものへの興味と意欲はこれからも大事にしていきたいですね。

　それからそこから発見できる答えとしての“感覚”を感じてもらえると、

きっと地道な取り組みの中にある小さな変化や発見にも気づけるようになるんでしょうね。

　そんなときに「見て!」というアピールがあります。

　見て！＝できたよ！＝分かったよ！＝発見したよ！という大事な瞬間です!(^^)!

　ぜひその習得の一瞬に立ち会えるよう、いつでも手をつないでいるような感覚で“まなざし”をむけてください。

　そこには共感ではなく共鳴や、共振が発生します( ^^) _旦~~

４．次回のオフィスアワーに向けて

（ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡）

　次回は残念ながらスラックラインは登場できないようです。

　また楽しいことを子どもたちとつくっていきましょう。

　そしてもし早めに来ていただけたら、

今回準備していて紹介できなかった「芸術と子ども」の授業で学生たちがつくったデバイスについて、

もし余裕があればデバイスづくりの前に簡単に紹介したいと思っています。

　あまり詰め込む必要もないのでゆとりがなければまたいつも通り始めます。

2014-10-22

つぶやきカルテ（１０月１６日）

　はじめのうちはどうなるのかなと時間が過ぎていきましたが

　やがてみんなが動き出しましたね(^_-)-☆

　少し時間がかかりましたが、またいつもの『うんどうのオフィスアワー』を展開していきましょう！

１．どんなことをしていましたか（子）

（ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡）

ロールマットの向こう側の傾斜に合わせて前転をしていました。

　それぞれの楽しみ方がありました。

　こんなやり方もすっかり定番になってきましたね。

　しっかりと手のひらが着けていてイイですね(^_-)-☆

　肘で『支える』感じも良くなってきましたね(^_-)-☆

　走るこの感じ（重心の切りかえ）がイイと思いませんか(^_-)-☆

　軽やかな感じですよね☆

　躊躇せずとび込めるこの感じもイイですね(^_-)-☆

　これから乾燥する季節になってくるともっと楽しめるかもしれません。

　まずは思いきりダイブできることが大事ですネ！

　その隣にセットされていた鉄棒も、思い思いにやりたい子どもが訪れていてイイ感じでしたね(^_-)-☆

　『支える』感覚のトンネルの後に

　なぜか『支える』感覚のデバイスになっている「雑きんがけ」でした(^_-)-☆

　そして最後は支えて跳びのるデバイス！

　みんなカッコよく

　跳び下りていましたね(^_-)-☆

２．どんなこと（関わり）をしていましたか（母）

（ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね！と感心する☆）コーナーです♡）

　やはり3年目のだいち組のお母さんたちが来るとササッと場づくりが進みますね。

　でも、たいよう組やほし組のお母さんたちも遠慮せずにトライしてみてください。

　なんとなく漠然としたアイデアでもいいので、相談してもらえれば一緒に考えますよ。

　もしくはそんなところからみんなで話し合い、考え合うと、共有の感覚が生まれてくるのだと思います。

３．運動面において気づいたこと、変化はありましたか

（ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡）

　この日の『うんどうのオフィスアワー』ではありませんが、10月21日のうんどうのワークショップで

たいよう組の子どもたちが40分以上フル回転で“うんどう”を楽しんでくれました。

　くり返しくり返しの運動の中で自分の感覚に変化をおこし、楽しさを生みだしていたような感じでした。

　できれば次回のオフィスアワーの始まりの時間帯に画像を紹介しようかなと思っています。

　デバイスづくり参考にもなるかと思っていますので、つくる前にお見せしたいと思っています。

４．次回のオフィスアワーに向けて

（ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡）

　ということで、いろいろとチャレンジしていきましょう！

　それぞれの組の子どもたちも、

ずいぶんと運動面での成長も感じられるようになってきました。

　志向性の面においても、

しっかりと“うんどう”に向きあって取り組む子どもたちのたくましい力も感じられるようになってきました。

　それを支援できるような楽しい時間をみんなでつくっていきましょう！！

2014-10-09

つぶやきカルテ（１０月２日）

　『親子・うんどうの日』も近いので

あまり張りきらずにやろうかなということで

マットを敷き詰めてまったりと始めることにしました( ^^) _旦~~

　子どもたちも「なにをすればいいかわからない」なんて言っていましたが

カラーマットでつくった縁を

勢いよく走り始めたり

広々したマットの上で

安心して

側転にチャレンジしたりしていました。

　自由度のある空間というものは、

自然と何かをつくりだしてくれますね♡

　でもそれは

それまでに子どもたちの中に準備された

素材があるからだと思います。

「子どもは発想が豊か」なんていわれていますが、

旧ソビエトの教育学者ヴィゴツキーは

「生まれてまだ数年しかたっていない子どもの発想よりも、

何十年も生きてきた大人の想像力の方が豊かなんだ」

（こんな言い方はしていませんが(^_-)-☆）と言っています。

　だから

’大人の指導下あるいは

自分より能力の高い仲間と

協働で行う問題解決が

潜在的な発達（学習）に

結びつくんだ’と述べています。

　そして『発達の最近接領域』

なんて

言葉がつくられました。

　ほかにもスキャフォールディング

（scaffolding 、足場づくり）

なんて言うのもありますが

　まさに運動指導にもぴったり当てはまるような考え方で、

私の専門領域の運動学ともつながる考え方です。

　＜参考まで＞

スキャフォールディングの機能
　１．課題についての興味を喚起する。
　２．課題を適度にやさしくする。
　３．課題の達成過程を維持する。
　４．なされたこととよい解決法との違いの重要な要素を明確化する。
　５．問題解決過程でのフラストレーションをコントロールする。
　６．期待されているよい行動のモデルを提示する。

そしてそれって