すっかり遅くなってしまったつぶやきです。
でもだいち組の卒業に間に合うようコメントはみなさんの“まなざしカルテ”の方に添えさせていただきましたので、お許しください(ペコリ)。
それでも一言でもいいから、書くことがなくてもいいから、
継続することが大事ですよとお母さんたちにも伝えているので、
ブログ化してから51回目の“つぶやきカルテ”です。
つぶやきカルテ2011(3月13日)
1.どんなことをしていましたか(子)
今年度最後のオフィスアワーでしたが、みんなの笑顔にあふれていましたね。
特別なことをせず、いつも通りの普段通りを心がけていましたが、
なんだか自然といつも以上にお母さんと子どもたちの笑顔がいっぱいだったようですね。
いつも通りのこんな感じでスタートして
子どもたちのうんどうが続いていきます。
こんな跳び箱も恒例ですね。
ちなみに『こんなサイト』を見てもらえると意味が分からない人に少し理解してもらえるかな。
ほかにもいろいろ『怖くない!シリーズ』もありますので、
お時間のある人は暇つぶしにどうぞ。
20年ほど前の柳川郁生です(ハズカシイ)。
あとは前回ちょっと気になった高いところへ上るうんどうですが……
お母さんたちの中に実はとても大事な気づきがあり、この高く積んだマットと助走のマットにこのすき間が生まれたのです。
この「すき間」が、形となってあらわれたお母さんたちの“願い”なのです。
するとほら
子どもたちの運動が
こんなにカッコよくなりました!
こういう発見をできるようになったお母さんたち……、
とってもいいですね♡
そしてこれもいつもの山登り
さらにはジャンプ!と
子どもたちのからだが大きくダイナミックに動くようになってきましたね。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
今年度の後半にかけてわが子のお母さんから、子どもたちのお母さんにみたいな変化がありましたね。
子どもたちのうんどうを通してお母さんたちが仲良くなり、子どもたちも仲良くなり、柳川郁生もその仲間に入れてもらって仲良くなれば、この場(うんどうのオフィスアワー)はもっともっと楽しい時間になるはずです。
『芸術と子ども』という学生たちの授業でも、みんなの願いを伝えるためには「子どもたちと仲良くならなきゃいけないよ」と伝えています。
だから……語りましょう。
子どもたちの“うんどう”にまなざしを向けながら……
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
ここのところみられる変化は子どもたちの運動面より、
お母さんたちのまなざしではないでしょうか。
お母さんたちのコメントの中に「顔」「表情」「気持ち」「心」「感じ」「感覚」
といったコトバが登場するようになってきました。
初めは「顔」すら見えていなかったりします。
「誰かはできて、わが子はできない」「力がない」「スピードがない」
「やる気がない」できないことや、結果ばかりが見えてきます。
でもだんだんと「どんなことをするときに楽しそうな顔をして」
「どんなことを意識するときりっとした顔に変わって」
「どんなうんどうの世界が子どもの目に見えているのか」
そんなふうにフツウの人には見えないものが少しずつ見えるようになってきているのではないでしょうか。
それが見えるようになることが、
このアヤシイ『うんどうのオフィスアワー』にはまったということだと思っています(笑)。
4.次回のオフィスアワーに向けて
次は次年度になりますが、
やはりこの時間がずっとずっとつながっていることを願って次回としましょう。
次回も子どもたちの意識(志向性)や感覚(動感)にまなざしを向け、
子どもたちの運動と共振する楽しさを体験しましょう。
失礼……
よろしくお願いします♡
そこんとこヨロシク!
あ!そしてもうひとつ!!
どこでつぶやこうかと思っていたのですがこのお母さんのサポート……分かります?
分からない人は次回柳川郁生かかよこさんに聞いてください。
子どもの意識や感覚のさり気ないサポート♡
これも
スバラシイ☆
です。
つぶやきカルテ2011(2月23日)
すっかりとびとびの開講になってしまいましたが、
「うんどうのオフィスアワー」には特別な日はありません。
いつも普段どおりがモットーです♡
とはいえ、年度末の残務処理に追われすっかりつぶやきをさぼっていました。
でもこのさぼる行為も大事なんです。
柳川郁生は、ついついいつもスケジュールをつめこんでしまうので、
ひま〜な時間が流れるとなんとなく罪悪感を感じてしまいます。
そればかりじゃあダメですよね×
せっかくのオフシーズンですから、少しぐらい……
なんて言ってると記憶が薄れてしまうので、そろそろつぶやきます。
1.どんなことをしていましたか(子)
前回に引き続き、お母さんたちが積極的にデバイスづくりに取り組みます。
まずはジャンプからスタート!
お母さんたちもうま〜くジャンプのサポートができるようになったり、子どもたちも少しずつフワッとした衝撃をおさえる弾性をともなった下りかたができるようになってきました。
次は平均台渡り。
歩いて渡ることはもちろんですが
こうやって跳びこえていくことも、楽しい感覚があるということに気づけました。
このフワッとおしりが浮く感覚を感じられるようになったから、この運動をくり返すんですね。
でもこのデバイスでは、こども芸大ではこっちの運動の方がスタンダードだったりするんですね。
後ろに回転することって日常には全くない感覚ですから、面白いのかもしれませんね。
どうですかお母さんたち?
そして跳び箱。
なんだかしばらくこればっかり食べに通っていた感じになっていましたが、今回は少し遠慮気味に置かれていました。
でもみんなコツコツと取り組んでいましたね。
跳び箱の横にはこの跳び乗りのデバイスが。
跳び箱で助走から踏み切る感覚、支える感覚など、自然と体験的に身につける運動がここにデバイスとして置かれているのは、とてもスゴイことだと思います。
だからほら!
こんなにしっかり支えられるようになってきています。
そこでほし組や、たいよう組の子どもたちに‘タイミングよく支える感覚’を体験してほしいと願い、こんなデバイスを置いてみました。
まずはしっかりと指をひろげて、肘を張って、ジャンプのタイミングに合わせて支えることができたらいいなということです。
そのとなりでは、このデバイス。
コーンの間にすずらんテープを張っただけの、「さあ!跳んでください!」という分かりやすいデバイス。
この分かりやすいということが大事で、子どもたちは安心して“うんどう”の世界にとび込んでいけるんですね。
そして最後はこの山ですね。
全身を使ったこの感じ、登りきった時に見えるいつもとは違う世界、跳び下りたり転がり落ちたりといったことが、とっても楽しいみたいですね。
はな子さんのまなざし
『坂を登る弘太朗と私が、まったく同じ顔で登っていると、そばでみている母が教えてくれました。その時は、「あ、そう?あはは〜」と話していましたが、よく考えてみたら、、光太朗は、いつもあの世界を見ていたってことなんですね。あのふわっとした気持ち、あの体の重さ…3年目にして、始めて彼の世界にふれた気がしました。そうか〜、弘太朗は、いつもこんな気持ちだったんですね。』
うん、うん、いいですね〜♡
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
このところのお母さんたちは楽しそうですね。
子どもたちよりお母さんたちの笑顔の方が印象的です。
一対一で“運動(課題)”とじっくり向き合うことも成長の一段階ですが、こういった“うんどう”のなかに大事な“動感素材”がたくさんあるんですね。
だからこんなふうに楽しそうでいいんじゃないでしょうか。
子どもと一緒に
楽しんでいると
子どもたちはどんなことが好きなのか、どんなことが楽しいのか、どんなことが気持ちいいのか、そんなことが発見できるようになります。
何が苦手で、何ができない、
そんなふうに運動を見るのではなく、
もっと好きにするには、もっと楽しくするには、
もっともっと気持ちよくするには、
そんな想像力を働かせながら“うんどう”を創っていくのが
この『うんどうのオフィスアワー』です。
まなみさんも、きらりちゃんの運動を見守りながら、表情や気持ち、そして感覚が見えるようになってきて、それがほかの子どもやお母さんたちの感覚ともつながってくると、デバイスづくりの発想が広がってきますよ。
それはきらりちゃんの楽しいと感じる感覚の世界と一緒にお母さんも理解できてくると思います。
そうですよね!だいち組の先輩お母さん!
だからだんだんとお母さんたちは、子どもたちの気持ちや、そして深〜い運動の感覚を聞きだせるようになっているんですね。
『まなざしカルテ』に書かれていることをずっと3年間振り返ってみるとそんな変化があったりしますよ。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
このところは子どもたちより、お母さんたちに変化があったって感じですね。
なんとなく原点にもどったような「オフィスアワー」の展開が、なんとなく忘れていた気持ちの感覚を思い出させてくれた感じですね。
それでいいんじゃないでしょうか♡♡♡
4.次回のオフィスアワーに向けて
もう今年度は最後になります。
でもやっぱりいつも通り展開します。
なんとなくそんな場所でいたいから。
そしてここでの取り組みは続きます。
だから来年にむけて……
最近お母さんたちが研究熱心になってきました。
自分自身がいろいろな運動感覚と向き合っていきます。
“動感志向体験”ということです。
“運動”に対して、コツやカンを探りながら、あーでもない、
こーでもないと想像力を働かせながら取り組む。
その取り組みのなかから発見をし、できなかったことができるようになってくる。
このプロセスを体験することを“動感志向体験”と言います。
柳川郁生は運動ができなかった(苦手だった)ので、
この体験によって発見した感覚やコツといったものが、
とてもはっきりと記憶されています。
運動が得意だった人は「やったらできたから、やり方なんて……」ということが多いんです。
できるようになるためのプロセスのなかで
とくに苦労することなくやり方を見つけてしまったのです。
うらやましいですね。
でも、このみんなより遅れて、苦労(工夫)して発見したことがとても役に立っています。
だから来年にむけて、もっともっと研究しましょう。
なんだったらオフィスアワーの時間前に、事前研究会を開いてもいいかな
と思ったりしています。
もし自主的に参加したいというお母さんがいれば伝えてください。
体験を通して得た研究の成果を、子どもたちに伝えてあげましょう。