うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2013-10-30

つぶやきカルテ2013(10月24日)

 忙しいわけではないのに時間がない(@_@)

 

 週末の時間をすっかり大会(全日本新体操選手権)役員にとられてしまったので、

もうすっかりいろんなことが滞ってしまいました。

 そして今日も朝から天童の小学校へ行って器械運動の指導をしたり、

お昼からはおとなりの大学へ非常勤へ行ったりでした(@_@;)

 

 なんて愚痴を言わせてもらいましたが、

めずらしく今夜は体操クラブの方の指導がなかったので、

研究室へ戻ってきて『うんどうブログ』の更新に手をつけられます。

 

 というわけで、遅くなりますがやっとつぶやきます。

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

 

 まずはお母さんたちがまず最初につくってくれたデバイスです。

 

 

 

 

 

 

 

 

  いきおいよく走っていって一気に駆け上るデバイスです。

 

 全身を使ったダイナミックな動きが展開されました。 

 

 

 

 

 

 

 自分の身長の二倍はあろうかという高さから、こんなに跳び上がれるなんてスゴイですよね☆

 

 大人でいえば二階からとびおりるぐらいの高さかも……

 

 

 

 

 

 

  でもこの大きなデバイスに向かうことで、カッコいい走りが生み出されています。

 

 ひととくらべて速いとか、一等賞とかではなく、見ていてカッコいい走り☆……それで十分“うんどう”が楽しくなるはずです。

 

 

  

  『跳ぶ』感覚のデバイスです。

  あまりみんな気にかけていませんが、足首をキュッと伸ばした軽やかなジャンプがどんどん発生しています。

 

 ヨイショッ ヨイショッ と頑張りながら跳ぶ子どもは減ってきましたよ。 

 

 

 

 

 そしてここではなんとなく跳び箱のイメージをもって取り組む子どもも増えてきました。

 

 なんとなく周りでおきているできごとが見えてくると、「やりなさい」と命令しなくても「やってみようかな」って感じになります。 

 

 

 

 

 そして鉄棒は二つのパターンを準備しました。

 

 まずは鉄棒を使って技(逆上がりや前回りなど)を覚えるのではなく、さかさまになったり、体をゆすったり、いろいろな感覚を生み出すことが大切です。 

 

 

 

 

 

  だから高い鉄棒や、低い鉄棒、

いろいろ選べるといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして『支える』感覚を意識して

お母さんたちがつくってくれたデバイスです。

 

 支えながらトンネルをくぐり

 

 

 

 

 

  

 そのまま坂道を登っていきます。

 

 ここで指先を開いた手の着き方や手のひらの感覚をつくり、

さまざまな運動へとつなげていきます。 

 

 

 

 

 

 そして小さなジャンプ!

 

  なにげなくつながれている緩やかなスロープマットが、

なにか新しい運動を生み出してくれそうです。

 

 

 

 

 

 

 そしてせっかく支えているのだから、

その横にもほし組の子どもたちでもさせて跳ぶことができるようなデバイスをつくってみました。

 

 単純な運動課題ですが、手のひらや肩の上でしっかりと体を支え、肩の微妙な調整でバランスを保つ跳び箱に必要な感覚を生み出してほしいと願いました。 

 

  

 

 そしてマットの上を渡って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 越えて

 

次のデバイスへ戻っていきます。

 

 ここもなにか次の工夫(“ねがい”)が欲しいデバイスですね。

 

 この運動によってどんな感覚が生まれてくるのか…… 

 

 

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

 

 今回はお母さんたちの“ねがい”が散りばめられた感じのデバイスになりました。

 

 子どもたちの成長と栄養(動感素材)と美味しさ(楽しさ)を少しずつ散りばめた感じです。

 

 これをもっともっとみんなで(お母さんたち、子どもたち、そして柳川郁生)で共有して、

みんなの“ねがい”を散りばめられるといいですね♡

 

 理想的な思いですが、思いきって理想を願ってみるのがこの『うんどうのオフィスアワー』です。

 

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

 

 自然と散りばめられた『支える』感覚のスタートが、

指を開いて手のひらで地面を押し

 

 

 

 

 

 

 

 

 肘と肩の上に自分の体重を押し上げます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  そんな『支える』ためのきっかけは、

こんなところでも発生しています。

 

 

 

 

 

 

 

 手伝ってもらったっていいんです。

 

 ほら!しっかりと手のひらで感じとっているはずです☆

 

 

 

 

 

 

 

 そんな感覚をからだの中にもちながら、

こんなふうにデバイスに取り組んでいくうちに 

 

 

 

 

 

 

 

  少しずつ運動に変化が現れ

 

 

 

 

 

 

 

 

  だんだんとおしりがもち上がり

 

 

 

 

 

 

 

 

  そのもち上げたおしりの感覚を

手のひらで感じることができるようになると

 

 

 

 

 

 

 

  こんなふうに簡単に開脚跳びが跳べちゃったりするんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 それからこんなふうにダイナミックな走りや

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  ぐーんと伸び上がる全身が少しずつ運動感覚の世界をひろげ(徒手伸長能力)

 

 

 

 

 

 

 

  自分のからだから外へ外へと運動感覚が広がっていきます。 

 

 

 

 

 

 

 

   そうすると高いところへとびついたり、遠くの方へとびこえたり、跳んできたものをキャッチしたり、遠くの方にむかって投げたりする

「徒手伸長能力」実在の皮膚からある「隔たり」をもち、運動志向性が密度濃く漂う外縁層に始まって、果ては、はるか遠く離れた対象物にまで及ぶ広範な現象野に関わる能力。

 というものが育ってくるのです。 

 

 

  それからこれ!

分かりますか?

 

「状況投射化能力」:いきあたりばったりで運動するのではなく、これから起きる(起こす)運動を予め予期しながら今の運動を実行しています☆ 

 

 

  だからこのジャンプの先には

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  こうやってすぐさま着地の後で

 

 

 

 

 

 

 

 

  前転をするということが

 

 

 

 

 

 

 

 

  もうすでに跳び下りる前から実行されているのです。

 

 「ほらね!(^_^)v」って感じで、

自分のからだの中の感覚で分かりきった(了解した)状態で

運動が実行されていきます。

 

  だから楽しいんですね♡

 

  

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

  いろいろと夢中になるとちょっとした怪我も生まれたりします。

 

 大きな怪我につながらなければいいのですが、

でも上手に転んだり、上手に落ちたりすることも大事な運動の一つです。

 

 ちょっと心配もあるので、次回またお話をしたいと思います。

 

 

 まずはまたみんなで愛情たっぷりの“ねがい”をこめて、優しいデバイスをいっぱいつくりましょう。

 

 よろしくお願いします。

 

 子どもたちのカッコいいところ!たくさん見つけましょう(^_-)-☆

 

 発見!です!!

 

 

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