つぶやきカルテ2011(7月14日)
お待たせいたしました。
やっと手をつけていますが、まずはほし組のお母さんたちにとっては初めての取り組みのしめくくりであり、たいよう組やだいち組のお母さんたちにとってもそれぞれの年代になっての初めての取り組みです。
いろいろとふり返ってみたいと思います。
1.どんなことをしていましたか(子)
まずは7月14日に子どもたちがしていたことを簡単に紹介します。
まずは踏み切り板を使っての連続ジャンプです。
ちょっと間がつまっていてやりにくい感じにしのちゃんとかずよさんが気づきました。
そこでちょっと重ねる踏み切り板の間隔を変えてあげると……
みんな跳びやすくなった感じですね。
こんな発見が大事です!
そのあとにはこんな「跳ぶ」感覚のデバイスがありました。
ぜひぜひこの跳んだあとの着地の柔らかな受けとめ(運動弾性)が、どんなふうに発生するのか見つけられるとおもしろいですよ。
そして跳び箱があればこの通りですネ。
少しずつ少しずつこんな運動につなげていく感覚のデバイスを、次回からもう少し段階的に考えてみましょう。
なにかよいアプローチのしかたが見つかってくると、楽しいですよ。
「支える」感覚と「回る」感覚を合わせたブリッジ返しのデバイスもありました。
それから「支える」感覚で跳びのって、前に回るこのデバイスも子どもたちに好評です。
ほかにもこんなふうに「回る」感覚のデバイスがあり、お母さんたちがいろいろとねらい(願い)をもって工夫をしています。
いろんな“願い”が工夫にあらわれていていいですね♡
それから鉄棒のスウィングのデバイスもありました。
ほんとうにからだを使って運動を発生させることの楽しさを見つけはじめています。
ぐんぐんと勢いをつける自分の感覚に気づけるようになっています。
すごい!
さらにはこんな「倒立(逆立ち)」も。
見ているお母さんたちが「それは違うよ」なんて硬い考えを押しつけず、優しく見守れるところもすごい!ですね。
こんなふうにさかさまになった感覚を余裕をもって感じられることも、きっとこれからの運動に役立つはずです。
「倒立」という型や形にこだわるのではなく、さかさまという感覚を大事にしてくれるお母さんたちのまなざしは素晴らしいです☆☆☆(星みっつ)。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
5月、6月、7月を通してつくられてきたお母さんたちのまなざしです。
こやってお母さんたちが、子どもたちの“うんどう”の世界と同じ高さで過ごすようになってきました。
いつでもわが子に微笑みかけたり、子どもからの信号を受けとったり、すぐに視線を合わせたりすることができる素晴らしい環境ができています。
まずはこの子どもたちの運動感覚に近づいていける、お母さんたちの居場所が自然とつくられてきたというのが、
この2011年度『うんどうのオフィスアワー』前半の素敵な成果ではないでしょうか♡♡♡(ハートみっつ)。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
子どもたちは少しずつ少しずつ自分なりの“うんどう”とのかかわり方を見つけはじめたと思います。
だいち組のようなはっきりとした取り組みの見え方はまだまだ先だったりします。
場になじんだり、場を理解したりする時間も、子どもたちそれぞれのペースがあります。
そこにちょっとずつ変化があらわれてくるのを待ちましょう。
待っているときっとその変化を見つけられます。
じっとまなざしを向けながらそれを見つけられたとき、きっと嬉しくなるはずです。
運動ができた、できない、という変化ばかりに気をとられずに、それぞれのペースであらわれてくる子どもたちの志向性の変化に気づけるようにしてみてください。
4.次回のオフィスアワーに向けて
夏休みが終わると「親子・運動の日」が近づいてきます。
今年度のこの『うんどうのオフィスアワー』での取り組みと、お母さんや子どもたちの気持ちをうまくこの日につなげていきたいと思っています。
正直今年のスケジュールは予想以上に厳しいものです。
これから8月に入ると怒涛のレポート作成指導期間に入ります。
こうなるともう柳川郁生に残されたゆとりはなくなります(汗)
ということでお母さんたちにもいろいろと相談させてもらいます。
それからこども芸大のスタッフのみなさんにはたくさん助けてもらいます。
夢のような理想を掲げますが、本気でみんなの気持ちをつないでこのイベントを楽しいものにしたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。