うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2017-11-24

つぶやきカルテ(11月16日)

更新遅くなりました

たくさんの“まなざし”をいただき、

つぶやきたいこともいっぱいあったのですが

いろんなことがあったこの日

どこからつぶやけばいいのかかえって迷ってしまいました

 

とはいえ、今からつぶやきます

 

まずはあきちゃんから「せんせい さかあがりをおしえて」というおねがい

「やだ!」という大人げない柳川郁生の回答

もちろんあきちゃんは悲しくなってしまいました

でも、「逆上がり」の簡単なやり方だけを伝えるのは

この時間を大切にする気持ちからできませんでした

 

なのでこの『うんどうのオフィスアワー』でやっていることを

もっと大事にしてもらおうと思って

逆上がりに必要なレシピを紙にまとめて、あきちゃんにプレゼントしました

 

IMG_0390それがこれです

 

この日は特別に

悲しませてしまったあきちゃんだけでしたが

みんなにもここでつぶやきますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0470

さあまずは

・てつぼうのうえにしっかりとのれること

 

ピン肘を伸ばして乗れるようになれば

お腹もいたくないし

鉄棒の上も怖くなくなってきます

 

 

 

IMG_0473・てつぼうをゆるくにぎってブランブランふれること

 

鉄棒を強く握りすぎると

力が入りすぎて

クルクル回転できません

 

ゆる~く優しく握るとことも必要です

 

 

 

IMG_0478・まえまわりができること

 

マットでの前転や

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0474鉄棒の前回りなど

 

自分のからだを

自分で回転させる“感覚”を

つくります

 

 

 

 

 

IMG_0479・うしろまわりができること

 

くるんと後ろにひっくり返り

どっちが自分のおなか側で

どっちが背中側なのか

そして逆さまになっている自分の上と下が

どっちなのかを分かるようにしていきます

 

 

 

IMG_0486・あしをいっぱいひらけるようにすること

 

柔軟や跳びこえたりする運動のなかで

こんなふうに足が開くようになると

逆上がりのふりあげ脚だって

高~く振り上がるようになります

 

 

 

 

IMG_0481・おなかをつきだせるようにすること

 

柳川式の逆上がりは

なるべく力を使わずに

フワッと上がれるようにします

 

だからこんなふうに

お腹を高くあげられるようにします

 

 

IMG_0419・じめんをけれるようにすること

 

タイミングよく

地面をけることも

役に立つことですね

 

 

 

 

 

IMG_0424・さかさまになれること

 

後ろにひっくり返れないと

逆上がりはできません

 

上手に逆さまになれることも

必要ですね

 

 

 

IMG_0428・せなかからたおれられること

 

見えない背中側に倒れるのは

そこに“感覚”が生まれてこないと

怖い行為です

 

だからバタンと背中から落ちることが

怖くなくなれば

きっと大丈夫です

 

こんなふうに

たくさんの“うんどう”を楽しみながら

 

・てつぼうをすきになること

 

・うんどうをすきになること

 

それができるようになれば

きっと「逆上がり」も

「後転も」も

「ブリッジ」も

「バク転」も

いろんな“うんどう”にチャレンジできます

 

もっともっとたくさん大事なことがあります

 

そしてそれは『うんどうのオフィスアワー』で

お母さんたちの“ねがい”によっていっぱい展開することができます

 

そんな工夫の素となる動感素材を

たくさんたくさんこの『うんどうのオフィスアワー』の時間に

体験してほしいですね(^_-)-☆

 

ということでこの日の『うんどうのオフィスアワー』は

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

 

 IMG_0407『走る』『跳ぶ』デバイス

 

助走とジャンプのタイミングを合わせ

手をしっかりと伸ばさないと

鈴にとどきませんね

 

 

 

 

 

IMG_0534

ここも

『走る』『跳ぶ』デバイス

 

上手く歩幅をあわせて

イメージ通りになわを跳びこせるかな

 

 

 

 

 

IMG_0437

そして『支える』要素をとりいれれば

「開脚跳び」になったりします

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0440

こんなふうに障害物を置いて

ケンケンしたり

膝を高く上げて走ることも

動きの習得には必要なことですね

 

 

 

 

 

IMG_0484

いつものロールマットもありましたが

りっかちゃんたちには

ちょっと違う運動に

チャレンジしてもらいました☆

 

 

 

 

 

IMG_0521

この坂道は

滑ったり

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0446

転がったり

駆け下りたり

自分たちでいろんなことを選択して

展開していました

 

 

 

 

 

IMG_0426

そして並んだ

2台の鉄棒

 

ここでも子どもたちは

自分のやりたい運動を選択して

展開していました

 

 

 

.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

 

お母さんの“ねがい”にこんな思いが込められていました

気づいたかな・・・

 

IMG_0532ジャンプで跳びつくデバイス

 

しっかりと

手足を伸ばすことで

高いジャンプが生まれます

 

 

 

 

 

だからそのために

 

IMG_0432

あとからこんなふうに

手を伸ばして跳びつくデバイスを

つくりました

 

ここでピンと手足を伸ばせるようになれば

きっと届くようになるんですね

 

 

 

さらには

IMG_0488

 

その感覚が伸びていき(徒手伸長能力)

自分からずっと離れた鉄棒に

届く感覚が生まれてくるんですね

 

 

 

 

 

IMG_0513

自分の“うんどう”“感覚”の世界を

どんどん広げていくこと

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0526

とってもいいですね♡

 

 

 

 

 

 

 

 

そして大きなデバイスによってできる集中渋滞も

 

IMG_0392

ちょっと気遣ってこんなバイパスデバイスを

つくったことに気づいていますか?

 

 

 

 

 

 

 

なかなか子どもたちの志向性をくみ取って

それをデバイスづくりに生かすことは難しいですが

 

子どもたちの気持ちを一番くみ取れるのは

間違いなくお母さんたちです

 

2年も、3年も、

いや姉妹を介して4年も、5年もかかって分かりかけたりします

 

「無理!」なんて”思考停止”をしないで

子どもたちの“うんどう”に“まなざし”を向けて

向きあってください

 

なにかが見つかるようになってきたとき

楽しいですよ(^_-)-☆

 

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

 

 今回の展開で

「できない」という違和感

「できそう」という予感

「できた」という実感

そこから「できる」という運動感覚の習得

たくさん見受けられました

 

「できない」という一見ネガティブな感情ですが

ぜひそこが気づきの“感覚”のスタート(始まり)と考えてみてください

 

そうすればきっとチャンスになります

 

これは柳川郁生の「できない」=「ゴール(終了)」という

小学校までのネガティブ思考の反省からの考えです

 

そのことに関して語りだすと何時間もかかるので

いつかそんな機会があれば聞いてください

 

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

あっという間に冬の訪れですが、

体育館は暖かいので

みんな来てくださいね

 

たくさんのうんどうの中に“ねがい”をこめられるよう

意味を伝えられるよう

デバイスづくり、『うんどうのオフィスアワー』の時間づくりを

していきましょう

 

よろしくおねがいします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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