芸術と子ども
今年度第1回目のワークショップでした。
いよいよワークショップの日になりました。
こども芸大の子どもたちは楽しみにしてくれていたようです。
学生たちはちょっと緊張気味でドキドキした心境でしょうか……
自分たちが準備したデバイスを子どもたちが楽しんでくれるのか、心配なところです。
体育館にはさまざまなデバイスがつくられています。
「走る」感覚のデバイス
フープについた鈴を鳴らさないようにつま先立ちで走ることにより、かろやかなステップを生み出します。
続けて「走る」感覚のデバイス
コーンをすり抜けてジグザグに走るのではなく、タッチすることでからだを正面に向けたままサイドにも移動しながらグングンと前に進むスラロームのような感覚を生み出します。
さらに「走る」感覚のデバイス
置かれたフープをとびこえることで、大きなストライドを生み出します。
「支える」感覚のデバイス
4つ足をスタートに支える感覚を生み出します。
このトンネルをくぐることで、自然と子どもたちは這い這いや4つ足歩行をしてくれます。
そしてその先におかれた跳び箱のデバイスの感覚へとつなげていきます。
そう、このデバイスとデバイスの間には「支える」感覚のつながりがあるのです。
今回子どもたちの気持ちを引きつけたのは、跳ぶ感覚のデバイス
グーッと坂道をかけあがることで自然と重心が引き上げられ、それが空中へパッと放たれる……そんな感覚を生み出します。
ここは「回る」感覚のデバイス
(毒?)キノコをよけることで大きなふところの感覚をもった前転のきっかけを生み出します。
これも回転した後にサッと立ち上がるための促発の工夫です。
そして最後はこのカーテンからさまざまな「回る」感覚の運動を生み出してもらいます。
さあ、それではワークショップ「恐竜探検隊」が始まります。
ここでは、このワークショップの世界のなかで子どもたちと学生たちがはやく共通理解し、同じようなイメージを持って“うんどう”を展開できるようにストーリーがつくられています。
それは・・・・・・
『恐竜探検隊』
ぼくらは恐竜探検隊
遠くの山まで恐竜の化石を探しに出発です
もしかしたら山には危険がいっぱいあるかもしれません
お父さんやお母さんが心配するかもしれないので
気づかれないよう、足音をさせないよう、静かに外へ出ます
木や草をかきわけ、大きな谷もとびこえて山へ向かいます
やがて行く手に洞くつが・・・・・・、さっとかがんでくぐりぬけます
すると今度は大きな岩が・・・・・・、でも大丈夫!手をついてピョ〜ンととびこえます
お!大きな山が見えてきた
けわしい坂道をいきおいをつけてかけ登ります
す、すると、坂道だと思ったのは恐竜の背中で
山は恐竜の化石でできていたのでした
あ!こんなところに恐竜の卵を発見!!
さあ、はやくおうちに帰って大発見の報告です
そうすればお父さんとお母さんも安心してくれるでしょう
恐竜の卵のようにごろんごろんと転がって
いそいでおうちに帰ります
するとこんなふうに“うんどう”が展開されていきます(*´∀`*)
ぼくらは恐竜探検隊
遠くの山まで恐竜の化石を探しに出発です
もしかしたら山には危険がいっぱいあるかもしれません
お父さんやお母さんが心配するかもしれないので
気づかれないよう、足音をさせないよう、静かに外へ出ます
木や草をかきわけ
大きな谷もとびこえて山へ向かいます
やがて行く手に洞くつが・・・・・・、さっとかがんでくぐりぬけます
すると今度は大きな岩が・・・・・・
でも大丈夫!手をついてピョ〜ンととびこえます
お!大きな山が見えてきた
けわしい坂道をいきおいをつけてかけ登ります
す、すると、坂道だと思ったのは恐竜の背中で
山は恐竜の化石でできていたのでした
あ!こんなところに恐竜の卵を発見!!
さあ、はやくおうちに帰って大発見の報告です
そうすればお父さんとお母さんも安心してくれるでしょう
恐竜の卵のようにごろんごろんと転がって
いそいでおうちに帰ります
こんな感じですネ(*^^)v
こうやって学生と子どもたちは、共通のイメージの中で“うんどう”を展開していきました。
そして子どもたちも「走る」「支える」「跳ぶ」「回る」といった運動感覚を中心に、たくさんの体験と発見をしていきました。
最初はうまくいかなかったけど少しずつうまくいく。
アッ!って感じで偶然スゴイのができちゃった。
よ〜く見ていると、恐竜に向かってジャンプするどの子どもの視線も高いところを見ている。
などなど、いろんな“うんどう”のできごとがありました。
だからみんな夢中になっていたんですネ♥
子供たちの背中にも、なにか成長を感じさせてくれるたくましさがありましたヨ!
そしてそんな取り組みに手応えと喜びを発見した学生たちも、さっそく次回のワークショップに向けて話し合いをスタートしました。
・・・・・・終わったばっかりなのに、エライですね(^^♪
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