つぶやきカルテ2011(11月17日)
久しぶりに金曜日のブログアップです↑
いろんな仕事の予定がキャンセルになったり移動したりで、
めずらしく明るいうちにつぶやけます↑↑
1.どんなことをしていましたか(子)
こんなふうに親子で跳び越えたり
4つ足でくぐってみたり
ひらりと支えてみたり
お母さんと子どもで同じ運動感覚を体験しながら
お互いの感覚の中につながりを見つけていきます。
難しく感じるかもしれませんが、
まずは気持ちからつながっていけばいいのかもしれません。
でも気持ちでつながるのが一番難しいのかもしれません。
そんなことをいろいろ試しながら、そして楽しみながら探ってみるのが
この『うんどうのオフィスアワー』の面白いところです。
それから跳び箱や鉄棒もしていました。
そして今回登場したこの坂道はずいぶんと子どもたちが楽しんでいました。
こうやってジャンプをしたり
後ろへ回ろうとしたり
こんなふうに手伝ってもらったり
子どもたちは「坂道」「すべる」「ふわふわ」「痛くない」いろんなことを感じて、思い思いのうんどうを展開していました。
それって「想像力」であり、それはこれまでの運動感覚の体験が素材となって想像されることなんですね。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
お母さんたちの工夫がいろいろと生まれました。
これは今年の『グッドアイデア賞』ですね!!
京都から来たそうくんのアイデアが元になりました。
素晴らしいおみやげをどうもありがとう♡
この坂道でこんなふうに後転が始まったのも
この台があったからかもしれません
ほら!こんなふうになるんですネ!
久しぶりに参加したゆみこさんはゆうたくんが“うんどう”と向きあってくれずもどかしい気持ちになっているようですが、
まずはこんなふうに『見る』という瞬間を少しずつつくっていければいいと思います。
なにか別なことで遊んでいながら、じつはみんなのしていることが目に映っている瞬間てあるんです。
みんなが運動している体育館に嫌がらずに来ているということは、もうすでにゆうたくんは『原志向位相(なじみの地平)』で運動をしています(最初の説明会を思い出してください)。
そしてみんなのことを見ていますから「?」……「!」って思えたとき、つまり『探索位相』というものが始まったときにやってみようかと目(まなざし)で伝えられればいいのです。
そんな時間がこの『うんどうのオフィスアワー』です。
そんなつながる瞬間を見逃さないよう、
参加するお母さんたちは子どもたちの“うんどう”のそばにいてください。
この時間は「運動」をさせるのではなく、
ともに“うんどう”をするのですから……
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
ここのところ“うんどう”と向きあうことを知ったしゅうまくん
頑なに拒んでいた「側転」にも取り組むようになりました。
これって体力とか筋力、指導法とかの問題ではないですよね。
ある意味運動の学習方法を自分で見つけたということだと思います。
そして「倒立」のやり方をしのちゃんと一生懸命考えていたはるとくんが、できるようになるヒントをくれたかずよさんに伝えたことばが
「誰でも最初はできないんだよね。
でも、いっぱいやってわかってきて少しできるんだよね。
少しできたらもっとわかることがあるんだね。
ぼくもできるようになってきたのはそうなのかな……」
かずよさんのまなざしが聞きとってくれたことですが、
もうすでにはるとくんはお母さんたちよりも先に『運動学』を理解しています。
なんかとっても嬉しいです♡♡♡
だいち組はかなり運動学的な志向性で運動に向きあうようになってきました。
ある意味確信犯的な段階である『図式化位相』に達して、
工夫をしながら運動に取りくむ『動感志向体験』という領域にまでその運動の世界が広がったということです。
そのために今ほし組やたいよう組の子どもたちは、
『原志向位相』から運動の世界に入りはじめ、
『探索位相』⇒『偶発位相』と少しずつ運動の志向をひろげる準備をしている段階です。
ここでお母さんたちが子どもたちの“うんどう”に技術的なことを求め過ぎて専門家にまかせてしまうと、お母さんも子どももそんな感覚の世界に気づかないままになってしまうかもしれません。
ちょっとゆっくりとした歩みですが、いっしょに見守っていきましょう。
それから
4.次回のオフィスアワーに向けて
るかちゃんの「逆上がり」に刺激されて
かおるちゃんとかがりちゃんもやってみました。
今後の
お母さんたちとの取り組みが楽しみです。
そしてこの取り組みにはお母さんたちの願いが“感覚”となって、
こんな補助のしかたを通して子どもに伝わるようになるといいと思います。
柳川郁生がこの補助をするときはたんなる板になっているのではなく、
いっしょに「逆上がり」をしている感覚を伝えています。
これって難しく思うかもしれませんが
こうやって“うんどう”の世界にいっしょに跳びこむことや
こんなふうに目を合わせることがスタートになったりします。
“うんどう”の世界の中でお母さんとともにすごすことのできる今の時期を大切にしましょう。
お母さんの過去の運動歴は関係ありません。
逆に“できない感覚”をスタートにして、
いっしょに運動感覚を探していくことができると面白いですよ。
「あ!そうか!」って発見があったり、
その発見を「ね!」って伝えてあげることができたり、
すっごく、すっごくおもしろい(楽しい)感覚を共有することができると、
既成概念ばかりにとらわれた‘運動’というものの見え方が、
もっとやわらかい“うんどう”というものにかわってくるはずです。
言いたいことはまだまだありますが、子どもたちの表情や目が見えるよう“うんどう”のそばに腰を下ろして、もっとお母さんたちと話をしたいと思います。
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