うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2012-06-01

創発「うんどうの日」(たいよう組編)

たいよう組「うんどうの日」5月26日
 今年度初のたいよう組の「うんどうの日」でした。


 まずはお互いに初めての時間なので、きょうは何をするなんてことは考えず対面です。


 子どもたちの顔を見ながら、子どもたちの様子を探りながら、少しずつ少しずつ楽しいことを探していきます。


 お話も結構しっかり聞いてくれるので、ゆっくりと気持ちを通じ合わせながら、楽しい、気持ちの良い運動の感覚を伝えていきます。


 まずは『這い這い』。

 リラックスした状態で運動を始められたかな……


 そして『4つ足』。

 ここから「支える」感覚、「よじ登る」感覚、「ぶら下がる」感覚、「きり返す」感覚など、さまざまな運動の感覚に展開していきたいと思っています。

 まずはこれがこども芸大の最初の“動感素材”だと思っています。

 

 次は、走ってもらいました。

 初めのうちはこんなふうに遠慮がちにマットにぶつかっていましたが

 次第にいきおいよく走ってぶつかれるようになってきました。

 意外と最初は自分の出すエネルギーがどんなふうに返ってくるのかわからなくて怖いみたいです。

 そんなことを体験を通して少しずつ知っていくんですね。

 「これって、きもちいいぞ〜っ」って感じで☆

 そのあとはマットの上で転んでもらいました。

 はじめは「かっこ悪く転んでね!」とお願いしました。

 まずは恥ずかしがらずに、めんどくさがらずに転んでほしかったからです。

 いちいち重心を下げて手を着いたり、おなかを着いたりするのって面倒なんですよね。

 だから上手にかけっこだけをしてきた子は、脚は速くてもスッと姿勢を低くしたり、サッと手をつきながら進んだりがうまくできなかったりすることがよくあります。

 だからかっこ悪く思うのか、なかなか上手に転んでくれません。


 でも見てください

 こんなにかっこよく転び始めます。

 そしてやがていきおいよく転がり始めたりして

 いつのまにかかっこいい前転ができてしまっていたりします◎
 一から順番に正しい前転のやり方を指導されるのではなく、運動の体験の中で自分なりの前転のやり方を見つけていくことが大事だと思います。

 そんな体験の世界を「うんどうのオフィスアワー」や「芸術と子ども」のワークショップ、「うんどうの日」、そして日常のこども芸大での遊びや取り組みをつなぎながら展開していっているのだと思います。

 こども芸大のスタッフ、お母さん、学生たち、みんなが子どもたちの“うんどう”に関係しているのです。


 そして最後は、さまざまに展開した運動を一つのコースにつなげて

 思う存分楽しみました。

 みんな最後まで楽しんで(つき合って)くれるかな〜?なんて思っていたのですが

 一時間以上も夢中になってうんどうしてくれました。
 また今度、続きをしましょうね♡

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