うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2012-11-02

つぶやきカルテ2012(11月 1日)

 155枚の写真を撮ってパソコンにダウンロードしたら94枚に……

 

 ちょっと残念ですが、

画像依存にならないようにするいい機会ということでつぶやきます。

 

 そしてこのブログも広報室の中嶋さんのおかげで、

少しずつうまくアップできるようになってきました。

 

1.どんなことをしていましたか(子)

  

 まずは鉄棒がありました。

「ブタの丸焼き」や「前回り」など、それぞれ自分が得意な(好きな)ことを見つけてやっていましたね。

 鉄棒が苦手だから「ブタの丸焼き」ではなくて、好きで得意だから……、そんな“まなざし”ではるきくんを見てくれているともこさんです。

 

 

 

 

  いつも学生たちに言うのですが、運動が好きとか嫌いとかというのと、得意とか苦手というのは違うんです。

そして得意とか苦手というのは客観的な比較によって生まれてくるから、第三者の大人が決めつけてはいけないよ。と。

 どしても専門家になるとその子の可能性を見抜いてしまうようなところがありますが、ここではそんなことは考えず、

大好きなことをいっぱい見つけてあげましょう♡

 

 得意げな子どもの「ブタの丸焼き」を見るとそう感じてしまいます。

 

 次の鉄棒は、あえて先週と同じものをつくってみました。

 毎回違うものというよりは、同じことをやっているなかで、実は変化があるということを発見するのも大事だと思ったからです。

 前回よりもスウィングが大きく振れるようになってきて、子どもたちもその気持ちよさに気づいてきたな感じたら、新しいものへ……なんてしてあげるのも大事ですよ。

 毎回毎回違うもの、新しいものではなく、同じものの中での発見も大事にしましょう☆

 

それにしてもみんな、いいスウィングになってきました!!

 このあとにパッと手を離して、空中にとび出してクルン♪

なんて宙返りしちゃうと最高に気持ちいいですよ。

 本来鉄棒って「逆上がり」をするためのものではなくって、ビュンビュンと振ったりグルングルんと回ったりして楽しむものですから。

 

⇐ ほら!そんなふうに見えませんか。

 

 

 

  これは軽やかに駆けぬけるデバイス。

  いろいろと試行錯誤してみましたが、もっと効果的な方法を工夫できそうです。

 子どもたちがガーッと駆けぬけたくなるデバイスをまたみんなで考えましょう。 

 

 

 

 

 

 そしてこのデバイスではいろんな運動が展開されていました。

 お母さんたちの“ねがい”が伝わっていたり、こうこちゃんのように自分で運動をつくりだしたり……(これは田中兄弟の特徴ですね)……、それに刺激されて運動へのチャレンジを始めたり、一つの組み合わせのデバイスの中でさまざまな“うんどう”が展開されていました。

 

 面白い!

 

  ダイナミックに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私だって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして『支える』感覚のデバイス。

 この運動の中に柳川郁生は側転の発生を見ています。

 だからせっかくなので「側転きょうしつ~!」なんていうのを今回はあえてやってみました。

 手で支えて、フワッとおしりが浮いて、手のひらと肩の上に軽~くからだがのせられるようになると……くるっときり返すことによって「側転」の感覚が近づいてきます。

 

 

 

  それから前回つぶやいた「待つ」感覚の発生……ちゃんと起きていますね♡

 

 だから横入りが許せないなんてことも((笑))

 

 でも子どもたちにとっては重要なことです。

 とくに楽しさを知っている子にとっては。

 

 

 

 2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 ともこさん 「鉄棒にとびつかせたい」

 ゆみこさん 「逆立ち、側転、とび箱……やりたくなるデバイス」

 よしこさん 「楽しい!」「もっと高く跳びたい」「もっとこうなりたい」

お母さんたちにいろんな“ねがい”が生まれてきて(みえてきて)、

工夫の気持ちがデバイスや“まなざし”に表われています。

 

 ゆきこさんの“まなざし”はかなり深まってきているので、

来年の授業で特別講師をしてもらおうかななんて思っています((笑))

 

 「子どもたちの運動とともに育つお母さんの“まなざし”」みたいなテーマで♡

 子どもの運動の感覚に共鳴できると、本当に愛の力のようなものでフワッと空中に引き上げることができるんです。なんて怪し~い話をきっと真顔でできるようになっているはずです。

 

 それからあきこさん、いろんな母たちや子どもたちに向けた“まなざし”は、もうりんくんみちるくんこうこちゃんのお母さんを越えて『うんどうのオフィスアワー』のお母さんの“まなざし”に深まってきたのではないでしょうか。

 

 『うんどうのオフィスアワー』の♡母♡って感じでしょうか。

 

 3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

 たいよう組やほし組の子どもたちも、じっくりと“うんどう”に向きあってくれるようになりましたね。

 ここって楽しいんだ!体育館って“うんどう”するところなんだ!っていうのを理解してくれているんですね。

 

 あんまり自由で楽しいから、‘遊ぶ場所’と思ってしまう子もいますね。

 それはそれでしょうがないし、友達との仲間遊びができるようになってくるとそっちの方が楽しくなってしまいます。

 そこでうまく子どもたちをまた“うんどう”の世界に連れ戻してくるのが私たちの工夫だと思います。

 

 少しずつ裏工作(「遊ぶのはここじゃなくていいんだよ」みたいな)もしながら、せっかく体育館にいて遊んでいたらほんとうに楽しいことがなんなのか分からないまま終わってしまうということを、ぜひ感じてもらえるようにしたいですね。

 

 でもきっと、いまほし組やたいよう組の子どもたちはそんなことに気がつき始めたと思っています。

 

4.次回のオフィスアワーに向けて

  お母さんたちの“ねがい”と学生たちの“ねがい”、そして柳川郁生の“ねがい”、みんなの“ねがい”をつなげられるよう、デバイスづくりのいまそのときに、子どもたちが“うんどう”の世界にいるいまそのときに、お話をしながらオフィスアワーしましょう。

 いろいろあとでつぶやいちゃいますが、やっぱりその場のいまそのとき伝えたいですね。

 

 次回もよろしくお願いします。

 

 

 

 

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