うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
*
2014-06-09

つぶやきカルテ(6月5日)

 

 まもなく月曜日の夜7時。

 

 今からつぶやいて何時にうちに帰れることか……

 

 それでもつぶやくのは、

この『うんどうのオフィスアワー』で展開している運動の感覚(キネステーゼ)を

みんなで共有したいからです。

 

 お母さんたちとおなじ”まなざし”で、

子どもたちとおなじ”まなざし”で、

柳川郁生とおなじ”まなざし”で”うんどう”を感じること(動感)を共有できたら、

きっとゆるやか~で優しい“うんどう”の世界をつくりあげることができると

思っているからです。

 

 この理想的なゆる~い世界を本気でつくりたいと思っていますので、

あやしいこの『うんどうのオフィスアワー』におつき合いくださっているみなさん、

よろしくお願いします。

 

ということで 

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

 

 

 まずは柳川郁生がつくったデバイスの前に、

お母さんたちがスロープマットをつなげてくれました。

 

 いきおいよく走りこんだり

 

 

 

 

 

 こんなふうに這いつくばったり、

 

いろんな楽しみ方がありますね(^_-)-☆

 

 

 

 

 

 

 その先につくったのは『支える』デバイス。

 

 小さなトンネルを手をつきながら進み

 

 

 

 

 

 

 

その支えた感覚を手のひらに残しながら

 

 手をついて先へ進み

 

 

 

 

 

 

 

 

 おしりをもちあげ、さらにしっかり支えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はじめのうちは、

こんなふうに遊んでいるだけだったりしますが、

やがてしっかりと支えることを習得していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 するとこんなふうに、

鉄棒でもスッと支えることができるようになっていたりするんですね(^_-)-☆

 

 怖がったり、痛がったりするところを無理やりさせるのではなく、自然とスッと支えられるようにしてあげるといいんですね♡

 

 

 

 

 

 さらにはこの安心して支えられる感覚が、

前回りへとつながっていったりします。

 

 でもそうでなくてもいいんです。

まず鉄棒でぶらさがったり、さかさまになったり、

からだをゆらしたり、軽く鉄棒を握ったりなど、

さまざまな運動感覚を体験しておくことで、

ほかにもいっぱい運動とつながっていきます。

 

 

 

 そのあとはジャンピングマットがつながっていましたが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 走ったり、跳んだりだけではなく、

ここでもいろいろな運動が子どもたちによって発生します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たくさんの運動感覚と出会えるように、

 

限定しないということも大切ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その先ではこんなふうに、

『走る』『跳ぶ』『支える』『回る』感覚を

順番につなげてマット上での前転が発生します。

 

 

 

 

 

 

 さらにこの先でも

『走る』『跳ぶ』『支える』感覚をつなぐデバイスです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほらこんなふうに走っていった勢いをそのまま踏切に利用して、『支える』感覚へとつなげていっています。

 

 

 

 

 

 

 うまく走れたとき、うまく跳べたとき、

うまく支えられたときに、このフワッとした感覚を得られるんですね。

 

 しょうこさんが、

子どもたちのつくる渋滞について心配していましたが、

じつはこの感覚のつながりが渋滞トラブルを解決してくれるのです。

 

 

 『状況投射化能力』

 絶対ゼロ点である今の状況(並んで待ち構えている状態)と、

その先でこれから動感化される運動(走って、跳んで、支えてという一連の流れ)が、

カンのようなものとして潜勢的に存在する(やる前からなんとなくわかる)のです。

 

 だから自分の進むラインの途中に人が入ることがイヤで、

じっとその感覚のつながるラインが空くまで待ったりすることができるようになるのです。

 

 よーく見ていてください。

 だいち組の子どもたちは行儀よく順番を守っているのではなく、

自分がいちばん気持ちよく運動が行えるタイミングを待っているのです。

 

 もしかしたら、波を待つサーファーといっしょですね( ^^) _旦~~

 

 そんなことで、

ほし組の子どもたちもいずれ自然とその“うんどう”の波を待てるようになると思います。

 

 その瞬間を見逃さないよう、お母さんたちも油断しないでいてください。

 

Catch the moment!

 

 

 運動学の仲間たちの間では「現行犯をつかまえろ!」なんて言います(^_^)v

 

 子どもたちが変化を見せた瞬間を見つけたときって、すっごく嬉しくなります♡

 

 だいぶ横道にそれてしまいましたが

 

 みんなここで『支える』という感覚や

 

 

 

 

 

 

 

 

 カッコよく跳び下りることで、

弾むように柔らかく衝撃を受けとめる運動弾性を

習得していたりしました。

 

 

 

 

 

 

最後のコーナーはジグザグ走からのつながりで、

 切りかえしジャンプ?のようなデバイスです。

 

 ジグザグの走りから左右の切り返しの感覚をつないで

上体を動きの中心軸とするような感覚が生まれたりしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 この腰つきと上体の角度が

段々とカッコよくなってきているのが分かりますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

 

 なみえさんの“まなざし”を使わせてもらいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前述の『状況投射化能力』で触れましたが、

「目標を持ってるような走り方」を感じたというのは、わが子の志向性が見えてきたってことですね(^^♪

気持ちが聞こえるっていうのは、“うんどう”の志向性が見えてきたってことです。

 “まなざし”ですね♡

 

 えみさんも全体の流れのようなものが感じられるようになってきたみたいです。

 

 まだまだ焦る必要はありませんが、少しでもみんなが笑顔で“うんどう”の世界を共有できるように、

応援していきたいと思っています。

 

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

 

 

  

 子どもたちが切りかえしジャンプの棒を登り始めてしまいました。

 

 これって子どもたちの暴走でしょうか?

 

 いいえこれはアクシデントではなく

ハプニングです(^_^)v

 

 

 こうすると楽しいぞ!という、子どもたちの発見なんです\(◎o◎)/!

 

 だからそんな時は

 

 それをいただいちゃえばいいんですね(^_-)-☆

 

 ほら!楽しいに決まっています!!

 

 

 

 

 

 

 いいよね!この“うんどう”の発生☆

 

 子どもたちのハプニング力のおかげで、

新しいストーリーが生まれたりするんですね☆☆

 

 ハプニング歓迎♡が、

柳川郁生の“うんどう”の世界です( ^^) _旦~~

 

 

 

 

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

 

かなりのハイペースで今年の『うんどうのオフィスアワー』が展開しています。

 

でも、次々と積み上げていくような展開ができないのがこの時間の取組みです。

 

つねに解消化をしながら、一回性のくり返しで“うんどう”を展開します。

 

前回の経験をもとに今をつくっていきます。

 

また運動学的なことをつぶやき始めるとなかなか家に帰れなくなるのでこの辺にしますが(笑)

 

とにかくたくさんのお母さんたちが

 

超ポジティブに参加してくれています。

 

これまでの『愛』の“まなざし”に

『勇気』の“まなざし”が加わりました。

 

怪我の無いよう、無理の無いよう、

頑張りすぎないよう、

そしてなにより頑張らせすぎないよう、

優しく優しく子どもたちの“うんどう”に

“まなざし”をむけていきましょう♡

 

 

 ということでまもなく9時30分……思ったより早くお家に帰れそうです。

 

 

 

 

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