うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2014-06-02

つぶやきカルテ2014(5月29日)

 

  暑くなってきましたね。

 でもスポーツに汗はつきものです(^_-)-☆

 汗をかいてスッキリが醍醐味だったりします☆

 

 20年以上前に私の恩師(正木健雄)の調査で、

沖縄の子どもと山形の新庄の子どもの体温調整能力を比較したら、

ほとんど変わらなかったという結果が出ました。

 つまり暑いから汗をかいて熱を発散したり、

寒いからキュッと毛細血管を縮めて熱が逃げないようにする自律神経の働きが、

南国の子どもでも、雪国の子どもでも差がなかったということです。

 

 子どもたちの自律神経を刺激して、汗をかけるからだにしましょう!

(熱中症には気をつけながら!)

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

  

 まずはこれがスタートのデバイスでした。

 

 ここから始まるよということが、わかりやすいデバイスですね。

 

 お母さんたちの“ねがい”がうまく子どもたちに伝わるようになるまでは、こんなシンプルな分かりやすさが必要かもしれませんね♡

 

 

 

 そのあとにすき間をあけてマットが並べてありましたが、そこにカラーコーンを倒してちょっと“ねがい”を分かりやすくしてみました。

 

 ただ単に『走る』のではなく、

軽やかな足どりをつくるような工夫です☆ 

 

  

  

  そしてここへつながっていくんですね。

 

 流れの中で軽やかな足どりや、ステップが生まれてくるといいですね。

 

 ‘速く’走れるようにという客観的な結果にとらわれず、’軽やかに’とか、’流れるように’とか、’弾むように’なんて感じで主観的な運動の見かたができると、もっともっと子どもたちの心地よさを引きだしてあげることができると思いますよ。

 

 気持ちいい!楽しい!そう感じれば、もっともっとやりたくなるんですね。

 

 『跳ぶ』感覚のデバイス?

 

 う~ん?“ねがい”は?

 

 

 そしてこの先にあったデバイスは撮り忘れていました。

 

 

 

 坂道のデバイスは手と足の協応と、足の踏ん張りや、腕の支えの感覚をつくってくれますね。

 

 今回の高さはほし組の子どもたちにとって手ごろな高さだったかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 まずは登りたくなるように、そしてもっと登りたい!と感じてきたらもっと高く!、もっともっと登りたい!!と感じたらもっともっと高く!!というようにもっとに合わせてデバイスを工夫すると、子どもたちの“ねがい”とお母さんたちの“ねがい”がつながってきます。

 

 「ロールケーキ」なんて言いましたが、一瞬見失った自分の感覚が引っくり返ることで戻ってくる。

 

 ゆみさんが’これが「支える」感覚との出会いだったのでしょうか。’とまなざしをつづっていましたが、そうなんですね。

 

 こうやって子どもたちはいろいろな感覚と出会っていくのが、この『うんどうのオフィスアワー』の“ねがい”なんです。

 

 

 こんなふうに鏡を使ったりして工夫することで、子どもたちがさまざまな運動感覚と出会ってくれたら嬉しいなと願っています。

 

 

 

 

 

 

 鉄棒だって人それぞれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前回りや逆上がりみたいな既成の運動課題に

こだわりすぎないで

 

 

 

 

 

 

 

 いろんな運動に出会わせてあげてもいいんじゃないかな。

 

 それはなんでもいいなんていう無責任な提供のしかたではなく、広い広い母の愛の世界なんですが……

 

 そこへたどり着くためには、長い時間を費やして2年後、3年後にたどり着けたらいいですね(^_-)-☆

 

 

 

この時間の取り組みは、前の正解が今ではなく、今の正解が次の正解でもないという、

流れていく時間の中で常に変化し続けるような運動の志向性が重要になります。

 

 なんだか難しいですが、

その時その時の空気を読むお母さんたちの感性が大事ってことです(^^♪

 

 

 コースの最後のつなぎは『走る』から

 

 

 

 

 

 

 

 

  くぐるにしてみました。

 

 立った姿勢から手をつく姿勢へ変化させることも、手をついたり、転んだり(から)⇒転がる⇒回る⇒回転⇒前転なんて感じで、どんどん“うんどう”の世界が広がっていったりするんです。

 

 手をつくってことは、

運動要素の出発点のひとつとしてとっても大事です☆

 

  

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

 

 ほし組のお母さんたちが積極的にデバイスづくりを手がけてくれました。

まずはつくってみるということ、試してみるということ、とても大事ですね。

 

 専門家の運動指導だってそうだと思います。

 その子にとってこんなやり方はどうだろう?、この時期にこんなことをしてみたらどうだろう?、

いろんなことを試してみて、いろんな発見をしていくのです。

 

 そんななかで子どもたちはたくさんの“まぐれ”と出会って、運動が発生し、習得していくのです。

 

 そしてうまくいかなかったとき、私は「ごめん!」とすぐに謝って解消化をします。

 

 その子にとってこのやり方、この与え方の時期は間違っていたと感じたら、

すぐにその運動の解消化(忘れさせる)を図り、また新たなやり方を試してもらうのです。

 

 そんな工夫がうまくいったときに「やった!」という感覚の共鳴が起きたりします。

 

 「ね!」って感じで子どもたちと感覚がつながるのです。

 

 まだまだ時間はかかると思いますが、そんな感覚を見つけるために“まなざし”を向け、

子どもたちの“うんどう”の志向性を誘(いざな)っていきましょう。

 

 いろいろと試しながら一年後、二年後、そして三年後を楽しみにしましょう♡

 

 

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

 

 

 この時期はほし組を歓迎する期間で、だいち組にとっては少し物足りなくなってしまうかもしれませんね。

 ちょっとずつちょっとずつパワーアップもして、

あこがれの存在となるようなだいち組のデバイスがあってもいいかもしれませんね。

 

 それでもほし組の子どもたちの積極的な運動志向は、とてもいいですね☆

 きっとお母さんたちの積極的な思いや感覚が子どもたちを誘(いざな)っているからでしょうね(^_-)-☆

 

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

   デバイスがなんとなくグダグダしてしまったり、

子どもたちの興味がいまいちだったりしても、

いろいろ工夫しながら試してみてください。

 

 はなこさんのように‘めげずに挑戦’。

そんな気持ちも大事だと思います(^^♪

 

 子どもたちだけに‘めげずに挑戦’させるのではなく、

一緒に挑戦すればいいんですね。

 

 とにかく今年はお母さんたちみんなが子どもたちの“うんどう”のそばにいてくれています。

 

 子どもたちに“うんどう”をさせているのではなく、

いっしょにつくろうと思ってくれています。

 

 だから『うんどうのオフィスアワー』なんですね\(~o~)/

 

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