うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2011-12-12

つぶやきカルテ2011(12月 8日)

つぶやきカルテ2011(12月 8日)

 たくさんの“まなざし”ありがとうございました。

 これでやっとこの『うんどうのオフィスアワー』の意味を考えていけそうです。

 子どもだけを考えて‘運動’をするのであればこの時間でなくてもいいと思います。

 しっかりとした目標と課題をもった「運動教室」があります。
 できない運動をできるようにする。努力する気持ちを育てる。体力をつけて丈夫な体にする。仲間と運動を楽しむ。スポーツ選手にする。

 とっても分かりやすい運動のあり方です。

 私も実際にそんな体操クラブも主宰しています。

 12月11日に大会があったのですが
 ほら、けっこう山形ではそこそこ不思議と強いクラブなんですョ。
 でもこの『うんどうのオフィスアワー』は、強い体操選手をつくる場ではありません。
 ‘運動’によってなにか得をするのではなく、“うんどう”を通して楽しい運動感覚との出会いをひろげていく場にしたいと思っています。

 だれかと競うこともいいと思います。
 できない運動にチャレンジすることも大事だと思います。
 でも、“うんどう”そのものにまなざしを向けること、意識を向けることができないと、
客観的な比較や、評価のなかでしか運動ができなくなったりします。
 

 そうならない“優しいまなざし”をお母さんたちに持ち続けてほしい、
というのがこの時間の原点です。

 わが子がニコッと笑うことを覚えたとき、❍❍ちゃんよりカワイイ♡と喜びましたか。
 わが子がコロンと寝返りをうったとき、❍❍くんよりハヤイ!と喜びましたか。

 わが子に“愛のまなざし”を向けていたころは、
わが子のそれしか見えていなかったのではないでしょうか。

 そんな理想的なことをまじめに追求しようとしているのが、
この『うんどうのオフィスアワー』のスゴイところなんです。

1.どんなことをしていましたか(子)
 &
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)


 こんな「支える?」感覚のデバイスができていました。
 ここから……?


 そのあとのマットではこんな光景が見られました。

 そこから……?


 同じ場所でこんなこと(側転)をしている子もいます。
 そして……?


 跳び箱が置いてあったりしました。
 だから……?

 意味が見つけられなくてたいこさんが悩んでいました。

 最近なんだかこんなデバイスが目立つかもしれません。

 少しずつデバイスをつくりはじめるお母さんたちが増えてきました。

 でもよく分からないのでつくりっ放しになります。

 他のデバイスとの関連性もありません。

 でもこれがスタートです!
 まずはいろいろ試してみて、
うまくいかないことがあったらやりながら修正していけばいいんです。

 よくこう言うんですが「やりっ放しの公共事業」のようではいけないということです。
 つくるだけつくって利用者がいなかったらそれでいいではなくて、
つくったからにはみんなに喜ばれるよういろいろ手直しをしていくことも必要なんです。

 指導力のない指導者はそんなことを丸投げにして、
私が準備したもので運動しない子どもたちは集中力が足りないなんて、
子どもに責任を押しつけたりします。

 そこで私たちは少しずつ少しずつ子どもたちに見えていることを探り、
子どもたちが好きなこと(感覚)を見抜き、
子どもたちに必要なことを見つけていけるよう、
“まなざし”を向けていきます。
 そしてそれを書いていくうちにいろんなことが見えるようになってきます。

 『言葉によるスケッチ』(@片桐?)の効果です。

 
 ということで
 ちょっと我慢できなくなったので

 こんなふうに取りくむ姿を見て

 のびやかにからだを伸ばして「跳ぶ」感覚

 くぐりぬけながら

「支える」感覚

 さらには逆さになって「支える」感覚と、
さかさまになっても自分のからだの前後や上下を感じとる感覚

 そんな感覚を集めてバク転でつなげてしまう。

 みたいなデバイスをちょっとつくってみました。

 まるでリレー形式で物語を綴っていくようなデバイスづくりができるようになったら素敵ですネ。
 というより凄すぎますネ。

 でもまた数年かけてそんな世界をつくれたら嬉しいですネ。

 なんてまた勝手につぶやいていますが、かなり本気です(笑)

 それぐらい目指さないと、運動教室の方が便利でわかりやすくて、
お得感いっぱいですから。

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
 &
4.次回のオフィスアワーに向けて

 かよこさんなつきちゃんが育ってるんですネ。

 うちもりょうまくんが育っているので大変です。

 日常には時間制限があったりしますが、この時間にはノルマはありません。
 必要なケンカもしながら、見のがしましょう。

 じゅんこさん、筋力や体力がつきはじめるピークは15歳からです。

 子どもの脈拍は常に100〜110拍ぐらいで、常に運動状態の疲れ知らずです。
 
 ゆかさん、「(何かをつかみつつあるのか?)←親の願望でしょうか。」ということ。
そうです。
親に願いができてくると見えてくることがあります。
それでいいんだと思いますヨ。

 いづみさんあづさちゃんの「一本体の真ん中に筋(軸)が通った感覚が発見できました。」ということ。
 そしてみちこさん、「「肩がはいる」感覚がつかめるともう少しのようです。
「見てなにかをつかむ」ことも前より感じているようにも見えます。」ということ。

 スゴイです。

 専門家の“まなざし”です。

 いや、“まなざしのスペシャリスト”かな。

 そしてさらにはなこさん、「気負わずに……、それを受けとめられる母でありたい……」、
これはもう“愛のまなざし”ですネ♡

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