うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2014-05-19

つぶやきカルテ2014(5月15日)

  今年の『うんどうのオフィスアワー』はずいぶんと多くの参加があり、嬉しいですね。

 

 “まなざし”カルテも早くも読み応えのある内容になっていたりして、こちらも嬉しいです。

 

 というわけで、嬉しい気持ちでつぶやきます\(~o~)/

 

 

 

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

 

 

 スタートは『支える』感覚。

 

 小さい子はここを住みかにしてしまうけど、だんだんとここがどんな役割りかを理解していきます。

 

 

 

 

 

 そしてマットが長くつながっていれば、

『走る』感覚のデバイス。

 体育館の端までつながるマットを見ただけで、走りだしたくなりますね。

 

 

 

 

 

 あいだにつくった適度なすき間(スペース)が、自然と軽やかな足どりを生み出してくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 走った先にはかけあがるor跳びつくデバイス。

 

 うまく助走のスピードをつなげられるようになると気持ちがいいですよね。

 そんな“ねがい”を伝えたくて、お母さんたちは角度を変えてみたり、目標の鈴をつけてみたり工夫をしていましたね。

 

 

 

 上ったあとは横の肋木(ろくぼく)へ移動し、支えたりぶら下がったりする感覚へと展開します。

 

 

 

 

 

 

 

 そしてまた『支える』感覚のデバイス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このトンネルは、小さな子も楽しめるし、スケルトンなので住みかにもならず、とても便利なデバイスのひとつですね(^_-)-☆

 

 

 

 

 

 

 これも『支える』感覚のデバイス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しっかりと進行方向を見定めたこの目つき。

 パッと開いてゆかをとらえる指。

 スッと伸ばしてからだを支える肘の伸ばし。

 

 

 などなど……

 

 なんだかカッコいいですね☆

 

 

 この『支える』感覚がこんなふうに鉄棒でも役に立っているんです。

 

 こんな高いところにいても怖くないのは、しっかりと安定した支えができるからなんです。

 

 そして安心して支えられるから、そこから前回りができたりもするんですね(^_-)-☆

 

 だいち組とたいよう組のお母さんたちが中心になってダイナミックなデバイスをつくっていたので、ほし組のお母さんと子どもたちが一緒に遊べるかな?と思ってこんなデバイスをつくってみました。

 クルクルと走ることが楽しくなるような○(マル)を描くデバイスです。

 

 

 

 平均台の先にあったこんなデバイスでは『回る』感覚が展開しています。

 でも実はこれも『支える』感覚があるからこそ、しっかりとおしりがもち上がり、腕の間に頭が入って回転できているんですね。

 

 

 

 

 鉄棒はぶら下がったり、足をかけたり、思い思いのことをしながら、偶然ひっくり返ってしまったり、偶然ゆれてしまったり、“まぐれ”が起きるのを楽しみにしていてください。

 

 「脚上げて振りなさい」とか、まだうまく支えられないのに「前回りしてみなさい」なんて誘ったりしなくても、少しずつ少しずつ必要な運動が“まぐれ”として発生します。

 

 それまでは鉄棒楽しい♡って思っていてくれるように見守ってあげてください。

 

 まだ届かないうちはこんなふうにお母さんがつかまらせてあげてもいいと思います。

 ぶら下がることから偶然ゆれることにつながって、やがてスウィング(振ること)を自分でできるようにとなっていきますから。

 だから実はゆみこさんがふみきり板を置いてちょっと後ろから跳びつくようにしたり、しっかりとからだを伸ばして跳びつかないととどかないような鉄棒の高さをイメージしたり、着地地点を斜めにすることで足先が遠くへ伸びるようになんてことを“ねがい”にこめていたんですね。

 つまり“ねがい”の中に“まぐれ”を生みだすための工夫がされていたのだと思います。

 

 そうですよね?ゆみこさん(^^♪

 

 

 なかなか最初のうちは

そんなふうに“まぐれ”を生み出す工夫を考えつくのは難しいかもしれません。

でも早くもほし組のお母さんたちの“まなざし”(コメント)に、

「感じた」とか「発見」なんて言葉が現れはじめました。

 これはお母さんたちの中に子どもたちの動きの意味や、

デバイスの工夫の意味が少しずつ感じられるようになってきたんだと思います。

 

 

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

 

 新しく参加してくれているお母さんたちも、積極的にチャレンジしようと思ってくれています。

 わが子の大好きな“うんどう”が見えてきたらぜひサポートしてあげてください。

 そのためにはまずわが子のそばにいてあげてください。

 

 

 こうやって子どもが誘いに来てくれて

 

 

 

 

 

 

 

 

 あっという間にここはガランとした荷物置き場になっています。

 

 よくある場面はここがお母さんたちの溜り場になって、子どもたちの“うんどう”とは違う世界をつくってしまったりするんですが……、この通り今年のお母さんたちは“うんどう”の世界へ子どもたちと一緒に入りこもうとしてくれています。

 

 

 ぜひこのイイ感じは続けていってほしいですネ(^_-)-☆

 

 大人が先に飽きないこと、大人が先にキレないこと、大事だと思います。

 

 でも焦らないでくださいね。

 ちょっとずつちょっとずつデバイスにこめた“ねがい”が分かるようになってくると、

こんなふうな“ねがい”を子どもたちに伝えたいななんていうアイデアが生まれてきますから。

 

 それまでは無理せず、簡単で優しいデバイスを考えてみたり、

柳川郁生にいろいろと聞いてみたり、注文してみたりしてください。

 

 一緒に考えていきましょう。

 

 そしてそれをみんなで共有していきましょう。

 

 とにかく一年先、二年先、そして三年先を楽しみにするのがこの『うんどうのオフィスアワー』です。

 

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

  だいち組、たいよう組は、それぞれの成長があり嬉しいですね。

 

 オフィスアワーの慣らし運転が終わったら、徐々にパワーアップ、スケールアップもしていきましょう!

 

 そして邪魔をしてしまうと思って遠慮しているお母さんもいますが、

まずはそれが子どもとしての正常な行動だとみんな思っています。

 だんだんと子どもたちの中に“うんどう”の楽しみ方が理解できてくると、

自然と流れが生まれてきます。

 それまではしょうがないんですね。

 

 学生たちにも言います。

「今日はこれしちゃダメ」「ここではこれしちゃダメ」「邪魔しちゃダメ」「並ばなきゃダメ」

なんてダメばっかり言われて“うんどう”をしたら楽しくないですよね。

 

 だから“うんどう”って楽しいってことに早く気づいてもらえるよう、

まだまだ理解できなくても子どもたちをたくさん参加させてほしいと思っています。

 

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

 次回は半面を大学生たちが使います。

 これはしっとりと“うんどう”をしたり、じっくりと“うんどう”に向きあったり、

ねっとりと(笑)“うんどう”を説明したりするチャンスかもしれません。

 

 その場の状況を見ていろいろと考えますが、少しこじんまりとした展開の中で、

みんなの優しい気持ちを共有する時間になるといいなと思っています。

 

 大広間で展開するのもいいけど、たまには小部屋で和気あいあいと♡

 

 楽しみです( ^^) _旦~~

 

 

 

 

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